フィットネスクラブの賢い選び方 Select

皆さんは最近フィットネスクラブに行きましたか？
フィットネスクラブもずいぶんと変わってきていますよ。その昔は会員になるのにかなり高いお金がかかり、入会してからも結構な月会費が必要で、その割にサービスは限られているというクラブが多くありました。でも、今は違います。安いし、充実しています。健康づくりや減量など、多くの方の期待にもきちんと応えてくれると思いますよ。いや、実際に行かれたら、皆さんも「今のクラブって、こうなんだ。想像以上にいいな」ときっと実感できるはずです。
値段のほうは、入会金が0～1万円くらい、月会費が 6,000円 ～ 11,000円くらい。1回毎の利用料は、ほとんどのクラブで取っていません。
ねぇ、安くなっているでしょう?それにサービスの内容も昔と比べたら2倍、3倍になっていますよ。運動プログラムやイベントも盛りだくさんです。インストラクターの人たちもすごく優しくいろんなことを教えてくれますよ。
日本には今、4,000ヶ所以上のフィットネスクラブがあります。でも、全部が全部皆さんにピッタリのいいクラブというわけではありませんから、自分にとって長く通えそうな相性のいいクラブを選ぶことが大切でしょう？
そこで「フィットネスビジネス」編集部が考える「フィットネスクラブの賢い選び方」、その基本となる５つのポイントを紹介します。

長く続けるためには、やはり家の近く、会社の近く、よくショッピングに行くところの近く、といったように、通いやすい場所にあるクラブを選ぶことが大切です。遠いところにあるクラブを選ぶと通うのがついおっくうになりがちです。

基本は、ジム・プール・スタジオのなかで自分が興味あるアイテムが十分な広さと機能を備えているか、いつもクリーンか、利用しやすいか、サポートはどうかといった点です。3つのアイテム以外でも重要なのが、ロッカールーム（お風呂やシャワー、契約ロッカー等を含む）。毎日利用する空間ですのでチェックしましょう。
最近は結構混雑しているクラブもありますから、自分が主に利用したいと思っている時間帯にクラブを訪れ、混み具合をチェックするのもいいでしょう。入会してから混雑度が気になって、足が遠のいてしまうなんてこともありますから。また付帯施設として重要なものに駐車場やレンタルロッカー、託児室があります。これらが必要だと思う方は、広さや時間、料金などを要チェック。また付帯サービスでタオルのレンタルやパーソナルトレーニングなどがあるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。

前項で挙げたロッカーを含む４つの主要なアイテムがたとえハード的に十分なものであったとしても、そこで繰り広げられる運動プログラムやイベント、各種のサービスに一定のバリエーションがないと楽しいフィットネスライフは得られません。特に、自分が興味を持っているアイテムの運動プログラムや、また初心者の方であればビギナー向けプログラムの充実度をよくチェックするようにしましょう。それらが確実に自分の目的をかなえてくれるものなのかチェックすることも大切です。最近はダイエットのニーズよりも機能改善のニーズの方が高く、それに対応したプログラムや指導サービスがあることなどをチェックすることも大事ですね。
受けたいプログラムが、自分が主に通いたいと思っている曜日・時間帯にないと駄目ということもいえますよね。

プログラム数がどんなにたくさんあったとしても、また受けたいプログラムが、自分が主に通いたいと思っている曜日・時間帯にあったとしても、それらの質が低いと楽しく効果的なエクササイズはできません。プログラム名は同じでも、その中身は提供するインストラクターによってまったく別のものになってしまうこともよくあります。トレーナー・インストラクターのレベルをチェックしましょう。これは、マシンジムのインストラクターについても言えることです。

上記１～４が整っていても、料金が高すぎたら「入れないや」という方もいますよね。
でも大丈夫。ご安心ください。もしあなたがクラブに通える時間や曜日、利用したい空間などがだいたい決まっているということであれば、それに合った会員種別を選んで入会すれば、きっとリーズナブルな会費になるでしょう。さらに、家族で入会したり、会費を一年一括で支払ったりすると、もっとお得な金額になりますよ。

まあ、ざっとこんなところがクラブ選択のポイントになります。ご参考になりましたでしょうか。
実際には「よさそうだな」と思ったクラブには行ってみて、「見学させてください」（あるいは、もしどうしてもというのなら「体験利用はできますでしょうか」）と言って、スタッフに説明を聞きながら確認するといいでしょう。編集部も相談に乗りますよ。また、フィットネスクラブが市民の生活の中に入り込んでいる、海の向こうアメリカでは、どんな「賢い選び方」をしているかについても参考まで載せておきます。