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Business2002年に退職。20年間の東京生活から北海道へ帰郷して、接骨院を開業する準備を始めた。場所は、新札幌に決定。ターミナル駅であり、近隣に学校が多いからだ。「運動療法ができること。それと、地域密着型であるということ。この2点をコンセプトにしました」 地域密着型をめざしたのは、「患者さんと長い付き合いを続けたい」という思いがあったから。「20歳代の若い頃は、日本代表などトップのチームに帯同したいという気持ちもありました。でもそうすると、選手との付き合いはテンポラリーなものになり、治療も対症療法が主体になってしまう。そうではなく、一人の選手やチームと、ずっと関わ 北海道、上川郡愛別町出身。小学校4年生の頃から剣道を始めた。父の影響もあって旭川高専へ進んだが、心のなかにはずっとモヤモヤしたものがあった。「やっぱり、スポーツが好きだ。将来はスポーツに関わる仕事がしたい!」 プレーヤーとしての道を目指すより、裏方として、メディカルの分野から選手の活躍を支えたい。そう思い、1982年、20歳のときに東京へ。専門学校に通い、鍼灸マッサージと柔道整復師の資格を取得した。その01選手をメディカルの分野から支えたい!後、日本橋にある整形外科へ就職。さらに、3年後には町田市にある整形外科へ。「日本橋の医院はオフィス街のなか、町田市の医院は住宅街のなかにありました。町田市の医院は院長の特長でサッカー選手を診る機会に恵まれたのですが、どちらの医院も設備上、手術を行うことはできないし、日常的なケガやリハビリが中心でした。そのため、もっと手術適応の患者さんと接して、知識や経験を広げ、深めたいという考えがありました」 そこで、1993年3月、北里研究所病院へ転職。約9年間に渡って、スポーツ選手のケガや生活習慣病の患者のリハビリを担当した。そして、Dream, My My ビジネスで夢をかなえるProfile1962年北海道上川郡愛別町生まれ。1982年3月、旭川工業高等専門学校を中退して東京へ。1986年日本鍼灸理療専門学校卒業、翌年日本柔道整復専門学校卒業。日本橋名倉整形外科、深谷整形外科を経て1993年北里研究所病院就職。その後、2003年に札幌へ帰郷。05年12月スマート・スポーツ有限会社設立、翌年7月スマート・スポーツ接骨院開業。2014年11月スマート・スポーツGYM開業。guestvol.042メディカルとジムの融合で新たなビジネスモデルを確立スマート・スポーツ有限会社佐藤 健司さん34May,2015 www.fitnessjob.jp
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