NEXT98
16/64

Yoga考案者サイモン・ボルグオリビエさんビアンカ・マキリスさんヨガインストラクターとして活動し始めた後に理学療法士の資格をとり、東洋医学の要素を色濃く持つヨガを、西洋医学からも科学的に検証。ヨガでは近代ヨガのクリシュナ・マチャリアの流れを受けるパタリ・ジョイス、アイアンガーヨガを追求。その後、ダンスの要素が多いシャドーヨガを開発したシャンドル・レメットや太極拳などからも影響を受けている。ヨガ指導歴は30年ほどだが、ヨガシナジーとしてテキストにまとめられたのは1995年。養成コースはインドのゴアで1994年に第1回目が開催されたばかり。考案者・お話を訊いた方中村尚人さんTAKT EIGHT主宰理学療法士、ヨガインストラクター、ポールスターピラティス認定インストラクター。代々木のアンダーザライトヨガスクールにてヨガの解剖学&運動学講座(AKIC)の講師を務める。ヨガフェスタ、フィットネスセッションなど各種イベントで講師を担当。医療とボディワークの融合を目指す。資格に、シュロス®セラピスト、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級など。5ヨガシナジーの一つ、ヨガシナジー。同ヨガの創始者である、サイモン・ボルグオリビエさんと、ビアンカ・マキリスさんの2人も理学療法士。同じ理学療 日本では数少ない、理学療法士とヨガティーチャーの資格を持つ中村尚人さんが日本に紹介するのが、オーストラリアで最もメジャーなヨガ東洋のヨガを、西洋の理学療法の視点から再構築。本質をとらえつつも、太極拳やダンスの要素も採り入れ、派手な音楽をかけるミーハーなヨガ。ここが新しい!法士の視点から、納得できる動きやシークエンスの構成に共感したことはもちろん、ヨガシナジーが内包する意外性にも惹かれたと話す。 「オーストラリアは移民の国ということもあるのでしょう、ヨガシナジーも様々な影響を受けています。創始者のサイモンは近代ヨガの第一人者の一人と言われるパタリ・ジョイスやアイアンガー氏のもとでヨガの修行を積み、その後オーストラリアで太極拳の大家として有名なゼン・ハ・ヤン氏に師事、さらにダンスの要素が色濃く入ったシャドーヨガからも影響を受けています。こうした経緯から、ヨガや太極拳など東洋的なメソッドと、理学療法やダンスなど西洋的な要素が入りまじり、対極にある要素が融合していることにまず興味を惹かれました。それでいて、理学療法士の視点からプログラムが構築されているので、何をやっているのかが科学的にも説明できることもすごいと感じています。さらに、 サイモンさんはダンスや音楽も好きなようで、ヨガシナジーではトランス系の音楽をかけたり、メジャー映画のサウンドトラックの曲をかけたり。かなり“ミーハーなヨガ”という印象も受けます。本質と派手さのコントラストも、ヨガの新たな楽しみ方を提案してくれると期待する部分です」 ヨガシナジーはオーストラリアでは1990年代から体系化され始め、本格的に養成コースがスタートしたのは2014年3月。インドのゴアで開催された第1期の養成コースには、世界からこの新しいコンセプトのヨガに興味を持つヨガティーチャ八王子TAKT EIGHT水曜日 18:00~19:15アンダーザライトヨガスクール木曜日 19:00〜20:20このプログラムを受けるなら!ーたちが集まった。日本からは中村さんと千葉で活動するシュウさんが受講し修了。 ヨガの源流である古典的なヨガとは対極に位置するヨガシナジー。マントラを唱えたり難しそうなポーズに違和感を感じていた人にとって親しみやすい、近代ヨガの代表的存在として、新たなヨガ参加者の開拓に一役買いそうだ。16May,2015 www.fitnessjob.jp

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です