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電気式デジタルカウンタープールで泳ぐ回数を記憶することなく泳ぎに専念できる。マジックテープ式のバンドを中指、または親指に装着。手のひら側は感圧センサーになっていて、壁にタッチすると圧力で感知。ツメ側には感知した信号で駆動するカウンター部を備える。時計機能を搭載すればストップウォッチにもなり、距離だけでなく時間も測れる。発信器機能で腕時計などに無線で飛ばし表示させたりすることもできる。現在商品化に向け協力企業を募集中。Technology 01経験から生まれたアイディア 昨年の日本マスターズ水泳(320歳クラス男子4×50mメドレーリレー)で世界記録を樹立した鎌倉水泳協会の理事長を務める中野嘉博さん。長年の水泳人生から得た経験と知恵から、画期的なアイディアを思いついた。それが電気式デジタルカウンターだ。特許を取得し、商品化してくれる企業を探している段階だが、スイマーにとってはとても便利なアイテムとなるに違いない。 「トレーニング中に長距離を泳いでいて、ひらめきました。50mプールを何往復もして、最初は回数をカウントできていたのですが、そのうちあいまいになって。計測補助者がいれば問題はないですが、水泳は個人でトレーニングしたり楽しむことのできるスポーツだがら、単独で長距離を正しく計測できる機器があれば便利だなと」幅広い用途がある電気式デジタルカウンター 電気式デジタルカウンターは感圧式感知部を備えた装着バンドで、構造はいたって単純。指や足に巻き付けて使用し、プールの壁でターンするたびに壁に触った数がカウントされていく仕組み。ターンする時に中指は必ず触れる、足なら蹴る時に親指が必ず触れるという検証の結果、絆創膏のように指1本分を巻くコンパクトな形状でも正確にカウントできることを想定している。 「水泳以外にも幅広い用途があります。たとえば陸上用には足裏に圧力センサーを取り付ければ、足が地面に着くたびに歩数を計測できます。万歩計はたくさんありますが、ほとんどが歩く振動によって計測します。いまは精度もいいのできちんと歩いた分の振動回数にはなっているでしょうが、実際歩数を計測しているわけではありません。圧力感知ならばもっと確実に計測できるわけです。これこそが真の万歩計だと思っているんですけどね」 鎌倉水泳協会では継続は力と称し、目的を持って楽しく泳げるような「タートルスイミング」企画を主催している。日本縦断鉄道の旅、四国八十八ヶ所巡りなどコースを決めて、その距離分を泳ぐというもの。日々泳いだ距離を加算していきコースを達成する。このような時にも電気式デジタルカウンターが活躍する。近い将来、電気式デジタルカウンターがフィットネスクラブやプールであたりまえのように常備されるツールになるかもしれない。電気式デジタルカウンターCASE08お話を聞いた方中野嘉博さん鎌倉水泳協会 理事長泳いだ距離を正確に計測。泳ぎに専念できる特許取得済みカウンターの活用法。24February,2015 www.fitnessjob.jp

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