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手厚い個別サービスには最先端のテクノロジーが結集 『FiNCダイエット家庭教師』は、株式会社FiNCが2014年7月から提供を始めたプログラム。〝家庭教師〞というネーミングから個別指導であることがわかるが、その内容の濃さに驚かされる。プログラムの開始前にまず遺伝子検査や血液検査といった科学的検査と150項目もの食生活・生活習慣のアンケートを行い、その分析結果から個人にもっとも適したダイエットプログラム(最適な食事、運動、タスク)が作成される。それを基に、一人ひとりに専属の管理栄養士やトレーナーがつき、専用のアプリを通じて毎日のダイエットをサポートしてくれるのだ。ダイエットアプリは数多くあるが、科学に基づいたパーソナルプログラムや手厚いサービスは群を抜いている。 運営する株式会社FiNCの代表取締役副社長・乗松文夫さんにこのサービスの開発背景についてお話を伺った。 「世の中にはつねにさまざまなダイエット方法が流行りますが、その時々にいろいろやってみては挫折する、リバウンドをするという人がいますね。これはおそらく自分に合っていないダイエット方法か、間違った方法だからです。また、定期的にフィットネスをやっているけれどなかなか体重が減らない、健康とは言いきれない人もいます。その理由は、たとえば1週間168時間の中で、フィットネスクラブに費やす時間はせいぜい2〜4時間、ここでトレーナーから指導が受けられても残りの164時間は何のアドバイスもなく野放しだからです。またいくら良いトレーナーでも一人のトレーナーが指導できる人数には限界があります。当社が考えているダイエットとは、こうした非科学的なダイエット法や一過性のものではなく、個人の身体やライフスタイルといった特性に合わせた正しい生活習慣そのものです」 これをパーソナルにサポートするには、①個々に科学的な細かな分析結果と、それに基づくプログラム、②ダイエットの専門家による正しい個人指導、そして③一人ひとりの毎日の生活につねに寄り添うこと。この3点が不可欠だという。 さらにFiNCが目指すのは、世界中の人々がいつでもどこでも正しい生活習慣を身に付けられるサポートを提供すること。それを可能にしたのがまさにスマートフォンなのである。 FiNCは当初、遺伝子検査・体内環境検査の受託解析から事業をスタートさせた。その知見・技術とスマホの活用によって、オンライン型パーソナルダイエットプログラムの提供へと発展させたという経緯がある。ここで『ダイエット家庭教師』とは具体的にどのような仕組みなのかユーザー側に立ってみていこう。 プランは目標減量値別に3つある。1つをチョイスするが、期間はすべて60日間(期間中に減量達成できなければ無料延長が可能な成果保証付きのプランもある)。どのプランも、プログラム開始前に遺伝子検査、血液検査(任意)を自宅で行い、食習慣と生活習慣アンケートに回答するのは前述したとおり。これらを提出すると、そこから導き出した具体的な評価と、個別のダイエットプログラムが提示される。以後、ユーザーは毎日体重を測り、毎食の食事写真を写して投稿するだけ。専属栄養士から細かなコメント付きでの指導があり、さらに専属トレーナーから動画を通じて〝部屋トレ〞の指導もされる。プランによっては提携ジムでのトレーニングを行うこともできる。 過度な運動や食事制限はないにもかかわらず、利用者の平均減量値はマイナス6・3㎏というから、確実「FiNC ダイエット家庭教師」のスターターキット。遺伝子検査をはじめ、評価から指導・フィードバックまで徹底してテクノロジーが活かされている。FiNCダイエット家庭教師CASE05お話を聞いた方乗松文夫さん株式会社FiNC代表取締役副社長最先端の検査技術とテクノロジーで、パーソナルな健康管理を実現February,2015 www.fitnessjob.jp19
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