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株式会社nano代表取締役。パーソナルトレーニングスタジオナノ代表。毎月、自身のスタジオで運動指導者向けの『名古屋トレーナー勉強会』を開催。NEXTトレーナー・オブ・ザ・イヤー最優秀賞受賞。高橋順彦Profi le高橋順彦の2009Trainer of the Year!Norihiko Takahashiトレーナーのための読書入門若手トレーナーの読書に関するお悩み相談vol.26THESE DAYS接骨院で運動療法の研修をさせていただきました「ハートレートパフォーマンススペシャリスト」等も体重管理・減量に役立つ資格であると考えます。トレーナーとしての武器(引き出し)が増え、ビジネスにも有効な「資格」として役立つと思いますので、ぜひこれらの資格にトライしてみてください。 ご興味のある方は、又は、NESTA JAPAN東京事務局(TEL:03-5289-7565 tokyo@nesta-gfj.com)までお問い合わせください。 次回は、「スポーツ愛好家」のマーケットについてお話をしていく予定です。管理・減量が必要とされています。 我々運動指導者は、上記のような方達をサポートする際には、巷に溢れている流行のダイエット・食事法に惑わされず、科学的根拠に基づいた方法でサポートしなくてはなりません。そのためには、運動生理学や機能解剖学など運動指導の際に必須となる基礎知識、脳の働き・空腹感・食欲などに関わる知識、栄養や食行動に関する知識、有酸素運動やレジスタンストレーニングなど体重管理に有効なトレーニング法を学ぶとともに、体重管理・減量を成功させるための目標設定、プランニング、動機づけ・行動管理法なども学んでおく必要があります。 そういった点では、今月より新たにスタートした「ウェイトマネジメントスペシャリスト」資格が役立つことでしょう。また、食に関する最適なアドバイスができる「フィットネスニュートリションスペシャリスト」、カーディオエクササイズを軸にした「カーディオフィットネストレーナー」、日々のトレーニングや日常生活活動の管理方法を学べる 今夏もかなり暑い日々が続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか?私は、夏は大好きなので、子どもたちと海・山に行ったり、仲間たちと一緒にランニングをしたり…真っ黒に日焼けして充実した日々を過ごしています(笑)。 さて、今回は「体重管理・減量」のマーケットについて考えていきたいと思います。 体重管理・減量を必要とする人たちは沢山いますが、特に「健康」「美容」「スポーツ」の3つの分野では重要とされています。 1つ目の健康分野については、高血圧・糖尿病・心臓疾患・脳血管疾患等などの生活習慣病の予防改善、メタボやロコモの予防改善をして健康的な生活を送りたい人たち、2つ目の美容の分野については、より美しく若々しく周囲の人たちに見られたい女性たち、3つ目のスポーツ分野については、柔道やレスリング、ボクシング等体重別階級のあるアスリートたち、新体操や陸上競技(投擲を除く)、フィギュアスケート等ウェイトコントロールが至上命題となる女性アスリートたちに体重第16回 体重管理・減量のマーケット齊藤邦秀/有限会社ウェルネススポーツ代表取締役。NESTA JAPAN理事。アスリート・キャリア・サポート副理事。東山暦/NESTA JAPAN代表 アメリカでスポーツマネジメント、MBAを学ぶ。トレーナーの育成、プログラムの開発、フィットネスクラブのコンサルタントを展開。URL:http://www.nesta-gfj.com齊藤邦秀・東山暦Profi le続・パーソナルトレーナーの働き方!次世代ら読むよりも、全体を通して読む方が理解度が高まります。これは意味の分からない単語が出てきた時も同様で、立ち止まらずに意味を想像しつつ読み進めていくのがいいのでしょう。悩み③ 読む時間が確保できません高橋のこたえ「常に本を持ち歩き、スキマ時間で読もう!」 まずはいつでも読むことができるように本を鞄に入れて持ち歩いて、少しの時間でも見つけて読んでみるのはいかがでしょう。待ち合わせで人が遅れた時でも、電車を待つホームでも、トイレの中でもゲーム感覚でスキマ時間を見つけて読書をしてみましょう。スキマ時間用には2ページや4ページで完結する形式のものがオススメです。 活字に慣れていない方は書籍に対する心理的ハードルが上がり過ぎていることもありますし、読書は「苦痛に耐えながらすること」という認識の方もいるようです。『読書が苦手な人は今までに面白い本に出会っていないだけ』かもしれません。今回の内容を頭に入れつつ、本との出会いを気軽に楽しみましょう。 今回は株式会社nanoの若手トレーナーからの読書に関する悩み相談に対して、私がアドバイスした内容を皆さんに共有しようと思います。悩み① どの本を読んだらいいのかが分かりません 高橋のこたえ「信頼できる人に現状と目標を伝えて聞きましょう!」 自分で本を選ぶと、つい偏ってしまい好きなジャンルの本しか読んでいなかったり、難易度が高過ぎて理解できずに数ページで挫折した、なんて方もいらっしゃることでしょう。そういった方はぜひ信頼できる人に聞きましょう。今の仕事やプライベートの状況、課題と課題に対する理解度、目標を伝えて、オススメの書籍を選んでもらうと、かなりの確率で適した本に巡り会えるでしょう。もし身近にそういう方が思い浮かばない方でも、フェイスブック等SNSを使えば、すぐ質問はできますね。悩み② 少しずつ読んでいると、前に書いてあったことを忘れてしまい、逐一戻っているとなかなか読み進めることができません高橋のこたえ「戻らず読んで、何回も繰り返し全体を読もう!」 まずは全体を把握することを優先させた方がいいでしょう。多少理解できないことがあっても読み進めていけば、本の内容がトータルで理解できることはよくあります。ですから少しずつを行ったり来たりしながSeptember,2014 www.fitnessjob.jp39
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