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〒152-0035 東京都目黒区自由ヶ丘1-4-6 ヒューマン・ハーバー4階 TEL: 03-3725-1103 FAX: 03-3725-1104HP: http://www.j-m-f-a.jp E-mail:info@j-m-f-a.jp協会プログラムにご登録に頂き指導することができますマタニティフィットネスのプロになる!小林香織一般社団法人日本マタニティフィットネス協会理事妊活プログラムのプレマタニティビクスが、8月からリニューアルし、「プレマタニティフィット」と名前も新たに登場。『フィット』はその語源から、健康や体力づくりのための運動、そして寄り添うという意味や想いが込められて選ばれた。協会理事の小林香織さん、JMFAゴールドである今村明子さんにお話を伺いました。小林 初婚年齢の高齢化に伴い、初産の平均年齢も高齢化しており、2011年以降30代に突入しました。今村 子どもを産むという観点でみると、やはり高齢化はとてもマイナスですよね。小林 加齢による卵巣・子宮・卵子といった性機能の低下は不妊の原因の一つ。もちろん、妊娠した後に胎児を育てていくという面でも流産率が高い等のデメリットもあります。今村 普段の生活を問題なく送れているので健康だという感覚でも、子どもが欲しいと思った時に必要な身体とはギャップがある事も多いですね。小林 受精して着床したところがゴールではなく、そこから先に赤ちゃんを育てて自分らしいお産ができて、笑顔で育児をし、社会復帰ができるまでを見据えて、活動的で健康的な体を作る事が大切です。そこで、エクササイズを見直し、今の人たちにあったプログラムを産婦人科の先生と一緒に作りました。妊娠に向けての体質改善でまず行いたいのが冷えの解消ですね。今村 身体を温めるという事については血流を良くするために、有酸素運動、ストレッチやマッサージのほぐし、筋力をつけることが有効です。また、貧血に有効なのは動物性たんぱく質を取ること、そして有酸素運動で貧血傾向は改善されます。小林 靴下や腹巻を着用したり、温かいものを飲んで外部から温めるだけでなく、本来持っている身体の機能を運動によって取り戻すことが大切ですよね。また、不妊の原因の一つに肥満も挙げられますが、こちらにももちろん運動は有効。また、ストレスや睡眠不足も女性の体のリズムを整える上で気をつけなくてはいけない問題です。朝ちゃんと起きて、太陽を浴びてメラトニンが分泌し、昼間はきちんと活動をして、夜はリラックスしてゆっくり休養できるよう今求められる! 妊娠に向けた体質改善プレマタニティフィット登場な環境が大切なのです。実はすごく当たり前の生活ですが、それがなかなかできていないのです。今村 そこで、プレマタニティフィットは、体質改善のために①マッサージを中心としたほぐし②体を中と外から整えるトレーニングやストレッチ③血液循環を促進し体組成を適正にする有酸素運動という体へのアプローチと④心にアプローチするマインドリラクセーションという4つのセクションで構成されます。クラスでは全てを行いますが、大切なのはご自宅でも出来るセルフケアにつなげることです。何か一つでもお家に持ち帰って行って頂けることを意識して作りましたので、カップルで行って頂きたいですね。小林 運動指導者は、指導している運動が女性としての機能を高める運動なのかという視点を持つことも必要ですね。女性クライアントに痩せたいと言われた時に、お客様の要望に応えようとする事は大事ですが、やりすぎてしまう事で身体のバランスを崩しているかもしれない、という意識を忘れないで欲しいです。本当に女性の身体を良くすることを考えたら、性機能の部分も含めて理解する事はとても大切なことだと思います。

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