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〒152-0035 東京都目黒区自由ヶ丘1-4-6 ヒューマン・ハーバー4階 TEL: 03-3725-1103 FAX: 03-3725-1104HP: http://www.j-m-f-a.jp E-mail:info@j-m-f-a.jp協会プログラムにご登録に頂き指導することができますマタニティフィットネスのプロになる!小林香織一般社団法人日本マタニティフィットネス協会理事10か月の妊娠期間を経て、出産という大仕事を終えたママたちは休むことなく育児がスタートします。ママたちの身体は大きな変化が起きているのに、それをリセットしたり休養する時間がないのが実情。将来の医療費の削減のためにも、ママたちの身体のために運動指導者ができる事とは?小林 先日、あるママ雑誌で産後ママの身体を戻すための運動の監修を行いました。その時のモデルさんは、32歳で第2子出産後半年のママ。すごくスタイルもよく、綺麗で美意識も高そうな方です。彼女が気にしているのは、『たるみ』。そこで、二の腕を見たら、すごい痣が!なんとタルミが気になり一生懸命マッサージをしたというのです。運動習慣の無い人にとってはタルミをとる方法はマッサージなんですね。体を整える選択肢に運動が無いというのを目の当たりにして、運動の役割についてもっと考える必要があるなと痛感しました。岡嵜 産後の悩みはタルミや体型のことだけでなく、腰痛、肩凝り、尿漏れ、便秘等の不定愁訴ですが、これらを解消するにはスポーツクラブってちょっとハードルが高いかもしれませんね。小林 私たちの行っているレッスンでも、いかに産後の悩みをその日のうちに解消してあげるかを重要視しています。少しでも改善や気持ち良いと感じないと継続に繋がらないですからね。岡嵜 そのためには、指導者の方に産前・産後の女性の身体をもっと理解してもらうことが必要なのかなと感じます。小林 そうですね。前述の産後の悩みは、更年期の方や将来的に子供が欲しいと思っている若い方でもよく言われることです。しかし、同じ悩みでも原因が違うとアプローチは変わってきます。例えば女性に多い肩凝りですが、育児によるものなのか、更年期や老齢期におこる機能的な問題なのか、パソコン等の作業で起こっているものなのか…。正しい情報を知っていれば、的確なアプローチが可能ですよね。岡嵜 はい。クラスの中で、原因も含めて伝えていくことで、受けている方も納得して、こうすればいいんだと気付いてくれる。少しでも気持ち良かったという感覚があれば家でも継続してもらえると思います。小林 出生数は年々下がっているとは言え、子供を持ちたいと思っている女性は多いです。女性の健康をサポートする上では不妊、妊娠、産後、更年期とそれぞれの身体的、精神的特徴を理解しておきたいですね。岡嵜 出産後の女性にもっと運動の手立てができるのならば、更年期世代も変わってくるでしょう。お医者さんも、それまでの過ごし方が更年期にあらわれると言う位なので。そして、意外とわかっているようで実際にわかっていない方が指導者含め多いです。妊娠中はもちろん、産後も異常なことが起きているという事を指導者が理解して指導することが大切だと思います。色々なことを勉強して、考えながら指導をして欲しいです。今後の更年期世代のためにも!産前・産後女性の身体を知ることが大切

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