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多田久剛さんがNPO法人としてスピッツェンパフォーマンスを立ち上げ、コオーディネーショントレーニングを子どもたちに提供したいと本格的に取り組み始めたのは、約5年前。それまでプロ野球チームやJISSなどでトップアスリートたちのトレーニングに携わる中で、どんなに高いスキルを持っていても、神経と筋の連動性が掴めないことでパフォーマンスに制限がかかっていると感じる選手がいることが多田久剛さんのファンクショナルトレーニングマーケティング気にかかっていた。野球スクールに通う子どもにトレーニング指導を始めたのがきっかけだ。当時から多田さんが目指すのは「世界に通用するアスリートの育成」。そこで、世界のトップ選手をコンスタントに輩出しているドイツに渡り、約3週間ライプチヒ大学で研修を受け、その後KoLeSpoがライプチヒから講師を招いて開催している講座に参加したり、同志で勉強会を開催したり、継続的に勉強しながらトレーニングが日本で提供できる環境を整えていった。 現在は、コオーディネーション能力を最も効果的に高められるとされるゴールデンエイジの子どもたちを主な対象としてスクール形式でトレーニングを提供している。野球やサッカー、陸上をはじめ、競技種目に関わらず、トップアスリートとして活躍することを目指すこどもたちが一緒にトレーニングに励んでいる。 スピッツェンパフォーマンスでは、ジュニアアスリートへの指導の傍ら、幼少期の子どもたちへの運動スクールも強化していく。これは日本の遊びやスポーツ環境では、もともと身体能力の高い一部の子どもだけが、遊び好き、スポーツ好きになり、アスリートを目指すことになる。その一方で、幼少期に遊びやスポーツで無力感を得てしまい、そのまま運動嫌いになる子どもも少なくない。コオーディネーション能力を高められる機会があることで、遊びが楽しめる子どもが増え、好きなスポーツが見つけられる可能性が高まることで、将来のアスリート層を厚くすることができる。多田さんの究極の目標は、日本のメダルの数を増やすくことで社会に貢献することだ。 コオーディネーショントレーニング指導者養成も2010年からKoLeSpoが中心となり日本語で学べるコースをスタート。世界最高峰のトレーニング理論に基づいたトレーニングが、日本でも広く実践されることを目指している。26July,2014 www.fitnessjob.jp
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