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特定非営利活動法人日本体調改善運動普及協会(NCA)会長健康な肉体作りのプロとして、アスリート、経営者、タレントなどを含むのべ1万人以上に運動・美容と健康づくりを指導。フィットネスインストラクターとしての長年の経験と知識に加え、独自のコンディショニング理論を確立。その方法論と実効性は高い評価を得ており、企業や地方自治体での研修・講習会の講師や、TV・雑誌などへの出演も多数。お話を聞いた方有吉与志恵さんコンディショニングメソッド運動指導歴30年以上の実績と経験を持つ有吉与志恵さんが、体調と体形を確実に改善するコンディショニングメソッドを確立。呼吸や筋膜、リンパにもアプローチして高い効果が得られるメソッドとして体系化したコンディショニングメソッドが、トップアスリートのパフォーマンスを向上させるトレーニングとしても注目されている。 理論開発有吉与志恵氏 コンディショニングメソッドは、もともとアスリートの調子を整えることを目的に開発されたメソッド。身体を元々ある状態へ戻す「リセットコンディショニング」から、「アクティブコンディショニング」へと段階を踏むことを基本的な考え方としている。ともに、センターコンディショニング(中枢)とペリフェラル(抹消)に分けて身体の機能を分け、姿勢を整えることから歩行動作を整えることに焦点を絞り、それぞれの機能改善に最も効果的な手法を体系化した。 基本理論 「リセットコンディショニング」では、適切な姿勢や動作を制限している筋肉を特定し、筋バランスを整えることに焦点を当てる。「脱力して動かす」「圧をかけて動かす」という2つの手法をとる。「脱力して動かす」は筋収縮を伴わず関節を動かすことで、筋膜と筋肉の間の血流促進を促す。また、「圧をかけて動かす」はリンパの流れに合わせて圧をかけながら筋肉を動かすことでリンパの流れを良くし、老廃物が除去されることで組織が活性化されることを狙う。この2つのアプローチを組み合わせたシンプルな動きをするだけで、ターゲットする筋出力を20~40%高められるというエビデンスもある。 「アクティブコンディショニング」では、仰向けの状態で呼吸によってコアの安定に関与するインナーマッスルにアプローチし、その後、回旋の動きやうつ伏せの状態で多裂筋をはじめとした脊柱を安定させる筋肉が適切に使えるトレーニングを行い、歩行動作を適切に行うために必要なアウターの筋肉へとアプローチしていく。 パーソナル指導では、モニタリングを行い個別にトレーニングを組み立てるが、評価は4つの体位(立ち姿勢、椅子に座った姿勢、長座の姿勢、仰向けに寝た姿勢)での姿勢を順番に見ることで普段使いすぎている筋を特定するという非常にシンプルな手法をとる。ガイドラインに沿って確認をすることで、機能を改善すべき筋肉が特定できるため、指導経験に関係なく、適切なトレーニングを提供できるようになっている。 プログラムの基本構成①仰向けの状態で呼吸を行う②寝た状態で、筋肉に負荷をかけないで手足を安定的に動かす③座った状態または立った姿勢で、負荷をかけ筋力の出力バランスを整える④歩行動作で筋力の出力バランスを整える※パーソナル指導では個別に身体を分析し、コンタクト(ハンズオン)でリセット→アクティブのコンディショニングを行っていく。グループ指導では、上記の基本の流れに沿って、多くの人が共通して使いすぎになりすい筋肉に焦点を当てたリセット→アクティブコンディショニングを提供していく。16July,2014 www.fitnessjob.jp

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