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ダンサーを目指し、専門学校に進み一生懸命ダンスに取り組んでいたという西浦莉紗さん。しかし、ヨガを受けたことをきっかけに『私はヨガの道に行かなきゃいけない』と感じ方向転換。そのままヨガの道にどっぷりはまり、インストラクターに。西浦さんは師匠のもと海外のヨガも学ぶようになり、バリでアクロヨガに出会う。 「アクロヨガはヨガとタイマッサージとアクロバットという3要素から成り立っています。パワフルに楽しむという目的と、相手に身体をゆだね、タイマッサージ要素のヒーリング効果の二つの目的があります。みなさん最初はびっくりされますが、難しいものではないのですよ」 いまはアクロヨガを中心にアシュタンガやパワー系など幅広く指導している西浦さん。彼女はレッスンで積極的に音楽を使用するという。ヨガレッスンで使う音楽はどのように選んでいるのだろうか? 「音楽は体のリズムや脳波、心拍数や呼吸を同調させる力があるので、音楽があることでレッスンを自分の思う方向に持っていきやすいと感じています。まるでDJのように、お客さんやレッスンの空気を見て音楽を選びます。神秘的な雰囲気や自分の中にどっぷりと入って欲しい時は自然の音や外にフォーカスが向かないような曲を、逆に、心拍数を上げていきたい時、からだを大きく開いて動かして欲しい時には、ビートの強い曲や声が入っていて盛り上がる曲を使います」 他にも初心者が多い時は、集中力を高めたり、音楽があることで親しみやすくなるので音楽を積極的に使用するという。さらに、人数が多いレッスンや屋外でのレッスンでは、音楽を使うことによって一体感が増し、レッスンをする上で音は欠かせない存在になっているという。西浦さんは現在、トライアングルコネクションのメンバーとしてパフォーマンス活動も行っている。ヨガレッスンとパフォーマンスで音をどう使い分けているのか伺った。 「レッスンのフォーカスは相手。相手が今どんな状態なのかを見て、それに合わせて音楽を選びます。パフォーマンスではフォーカスが自分にあります。Profile 西浦莉紗 NISHIURA RISA18歳よりアーティストのバックダンサーや、TV・PV・ダンス雑誌・CMなどに出演。常に周りと比べ、自分と戦う世界にいた時、ヨガと出会いそこからヨガの道が始まる。現在は都内を中心に、月に約100本のクラスを担当。アクロヨガジャパンの代表として日本で広める活動も行う。また、シルクドゥソレイユ所属の TAKA率いる【トライアングルコネクション】のメンバーとして、アクロバットデュオやダンス、ヨガの柔軟性を生かしたパフォーマンスの舞台を行うなど、様々な分野で活躍中。 http://risa-yoga.com/ http://acroyogajapan.comヨガレッスンで輝く 音楽の活用法ヨガのレッスンは、心地よい自然音が流れるイメージもしくは無音のイメージが強い。独自の感性を生かし、ヨガレッスンに効果的に音楽を採り入れている西浦莉紗さんに音楽の活用法を伺いました。 ◆ 西浦さん必須アイテムヨガラグ汚れても洗えるし、レンタルマットに掛ければマイマットという気持ちにも。ウエアに合わせてラグもコーディネートスリッパ フィットネスクラブ内の移動では必須アイテムアロマスプレーオリジナルで作っている飲めるアロマオイルで作ったスプレー。マットや部屋に使用マイクベルトインカムのコードが絡まらないようにアーム用を使用。芯を貫くという意味を込めて『I』の色を変えてCDレッスン参加者の様子やレベルに合わせて使い分けられるよう、常に何枚か持ち歩く養成の先生である山田多佳子先生がクラスでかけっ放しで使えるよう構成して作られたCD。iPodを繋げないような環境でも大活躍ビートの有無から、男性/女性ボーカルまで好みの曲が必ず見つかる!リラクゼーションものはもちろん、ラウンジ系やHIPHOP、マントラを収録したものなどヨガレッスンで使えるCDが常時200枚以上ある日本最大級のヨガミュージック専門ストアどう自分を見せたいか、もしくはこの曲で何を表現したいかを先に決めて、それを表現します。フォーカスが自分か相手かが一番の違いです」 ダンスで音楽に触れていた時間が長かった経歴を持つ西浦さんならではの、音楽に対する考え方はとても刺激的。固定概念に拘らずに、ヨガレッスンに様々な音楽を使うことはきっとレッスンに新たなスパイスをもたらすだろう。◆ お気に入りのCD撮影協力:Brighton Studio Daikanyamahttp://www.brighton-studio.com/daikanyama/yogamusic.jp

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