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Business 退職後しばらくは、実家に戻り次の仕事を考えながらゆっくりした時間を過ごしていた。しかし、両親から「早く次の仕事を始めるように」と急かされたため、すぐにできそうだったジムインストラクターの仕事をフリーで始めることにした。すると、ほかのクラブからも仕事の依頼があり、次第にジムやスタジオでの仕事が増えていった。同時に、インストラクター養成の仕事も依頼され 高校生のときに「生涯体育」という言葉を知り、興味をもった漆崎由美さん。体育大学社会体育学科に進学し、卒業後はスポーツクラブに就職。現在は、福井県を中心に、介護予防事業の受託、インストラクターの養成および派遣、スタジオ運営の受託などを行っている。「高校のバドミントンの授業のときに、先生から『今授業で習っている運動が、将来、コミュニケーションの手段になる』という話を聞き、生涯体育という言葉を知りました」01「生涯体育」に興味をもちフィットネスクラブに就職 大学卒業後に就職したグンゼスポーツ株式会社では、当時一部の店舗でマルチスタッフの育成を行っており、漆崎さんはジム、スタジオ、プール、フロントとあらゆる業務に携わった。途中、家庭の事情から半年ほど退職していたが、7年ほど同社で勤務し、新店オープンも2回経験した。そこで様々な経験を積み、インストラクター、トレーナーとしてのスキルを磨いていった。 しかし、「実はもともと制服を着たOLになりたかった」という漆崎さん。フィットネスの仕事から離れることを考え、7年間働いたグンゼスポーツを退職することに決めた。Dream, My My ビジネスで夢をかなえるguestvol.036生涯体育学習を普及し、健康と生きがいづくりを行う有限会社パワーリンク 代表取締役特定非営利活動法人 生涯体育学習振興機構 理事長02フリーの活動をスタート順調に仕事を拡大Profile1967年福井県出身。中学・高校時代はバレーボール部に所属。日本体育大学卒業後、グンゼスポーツ株式会社に入社。'04年2月、有限会社パワーリンクを設立。同年12月、特定非営利活動法人 生涯体育学習振興機構を設立。'13年9月、トータルコンディショニングセンターをオープン。漆崎由美さん28May,2014 www.fitnessjob.jp
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