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身体のパフォーマンスを高めるうえで注目され始めた「筋膜リリース」。筋肉の一部が硬縮することで、その周辺の筋肉や関節の動きが悪くなることから、その硬縮した部位を「トリガーポイント」と呼び、その硬縮をゆるめるギアが、この「グリッド」。 開発は、トライアスリートのキャシディ・フィリップさん。トライアスリートとして度重なる筋痛症に悩まされ、長く選手として活躍するために自身のメンテナンス方法を探し続けた結果たどりついた。「アルチメイト6」と呼ぶ、痛みが出やすい6部位(ふくらはぎ、太腿、お尻、お腹、胸、背中)にアプローチする手法を習得すれば、セルフケアも行えるようになる。 「MTCテクニック」という筋肉を圧迫しながら関節を動かす手法で特許を取っており、その効果は、トップアスリートをはじめ、一般生活者の間でも支持者を増やしてきている。 サンドベルはディスク状の袋に砂が入ったウェイトギア。ケトルベルのようにスイングでき、ダンベルのように多方向に拳上することができ、メディシンボールのように投げることもできる。ロープのように握る力も高められ、グライディングディスクのように滑らせることもできる。サンドバックのように叩くこともできれば、バランスディスクのようにバランストレーニングにも活用できる。 開発は米国のハイパーウェア社。スポーツパフォーマンスセンターのオーナーでもあった社長が、ジュニア選手のトレーニング用に安全に各種のギアのいいところを実現できるギアとして開発した。 米国では実際に、小学校や中学校の授業向けのトレーニングメソッドも開発されており、その安全性や利用範囲の広さから、民間フィットネスクラブやクロスフィットボックスなどにも導入が進んでいる。『グリッド』は米国で5年前に商品化され、日本でも3年前から発売をスタートし、これまで確かな商品の価値を提供したいと、8時間のセミナー受講を必ず受けていただいた上で商品を利用いただいてきました。お蔭さまで日本でもその価値や成果が確実にお届けできるようになってきたことを受けて、この4月から4時間セミナーを新たに導入して、指導者の教育セミナーも拡充していきます。ぜひ広くご活用いただき、日本の多くの方々のパフォーマンスアップをサポートいただければと思っています。最初にサンドベルを見た瞬間から、イマジネーションがわいて、とにかく触ってトレーニングしてみると、本当に色々なことができることに驚きました。ファンクショナルトレーニングは、多様な動きや負荷により身体に常に新しい刺激を与えることが重要ですが、一つのギアで安全にここまで多種多様なトレーニングが楽しめるものは本当に珍しいと思います。ポータブル性もありますので、ぜひ日本でも多くのシーンで活用していただきたいと思います。ラティーフ・ジョンソンさん指導歴15年。テキサス州オースチンで、フィットネスプロフェッショナル、パーソナルトレーナーとして活動。3年前より、ハイパーウェア社のアンバサダーとして、教育システムの構築やトレーナー育成などを手掛ける。各種エクササイズビデオやDVDなどのモデルも務める。グリッドCASE07サンドベルCASE08お話を訊いた方小柳利哉さん一般社団法人日本エン・スポータブル協会 代表理事指導歴24年。札幌YMCAウェルネスセンターで一般生活者への指導からスタートし、これまでに実業団アイスホッケーチームをはじめ、プロ野球選手や、オリンピック選手の強化トレーナーとして活躍。鍼灸師、JATI上級トレーニング指導者、トリガーポイントセラピー&スマートコアマスタートレーナーGearGear16May,2014 www.fitnessjob.jp

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