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32February,2014 www.fitnessjob.jp 好き」なのか「どんな風に良いのか」をクリアにしてみてください。 また、皆さんご自身だけでなく、いつもレッスンに参加して下さるメンバーの方や、パーソナルのお客様にも具体的な良さを伺ってみてください。 普段と違ったコミュニケーションにも繋がります。 そして、それらを一度にブログに書く必要はありません。 1つの投稿記事に1つの「好き/良さ」を書いていけば「ネタ」にも困りませんよ。 フィットネスインストラクターやトレーナーなら全員、身体を動かすことが好きではないでしょうか? ブログを通して情報を発信するなら、その「好きなこと」を書かない手はありません。■「良さ」を具体的にする 皆さんは、ご自身が好きなものを周りの人に薦めたいと思ったら、「これいいよ」の一言では終わらせず、それのどんなところが良くて、どんなところが気に入っていて、どんなところがあなたにも合うと思うか…をできるだけ具体的に話すことでしょう。 フィットネスについても同じです。「フィットネスの良さをもっと知ってほしい」「フィットネス人口を増やしたい」とおっしゃる方は多くいらっしゃいます。その「良さ」とは? 誰しも「身体を動かすことは健康にいい」と思っていますが、みんながみんな運動習慣があるわけではありません。 その一因に「良さ」を具体的に知らないことが挙げられるのではないでしょうか? その具体的な「良さ」を多くの方にお届けできるのは、フィットネスインストラクターやトレーナーである皆さんだからできることだと、私は思っています。■「好きなこと」を深く掘り下げる そのためには皆さんの「好きなこと」を深く掘り下げて考えてみる必要があります。「鍛えている筋肉に意識を集中することによって他のことを考えず真っ白な気持ちになれるから気分転換になるのが好き」、「全身を使った運動だから内臓の動きもよくなり朝から快腸になって嬉しい」など、「どんなところが有限会社フィットネスプログラムス メッツ 代表。『フィットネスインストラクターのために』をコンセプトに事業展開中。梅村隆Profi le「好きなこと」について書く第59回詳細は、ブログをご覧下さい⇒NEXT連動ブログhttp://katuyou.blogfi t.jpK~あら、がんばってるねK~なかなか、脚が上がらないのか~K~後ろにキックするつもりで、強く蹴ってみようかH~さあ、一緒に頑張ろう!無言のメッセージを発信している子どもには、想像力を働かせてコミュニケーションを膨らませるきっかけを導く事がポイントです。 このKKKHの法則は、あらゆる人間関係で使えるテクニック。皆さんもいかがですか?子どもにも指導者にも笑顔が膨らみますよ~ グループ指導では、習熟度もそれぞれであるように、取組の様子や、発する言葉も皆個性的。皆、見てて欲しい、自分の気持ちを聞いて欲しいと思っています。限られた時間で、なるべく全員に声をかけるために、グループ指導中の巡回個別指導で心がけているのがKKKHの法則。K~聞く⇒まず聞いて、相槌K~共感⇒子どもの思いに共感K~考える⇒子どもに寄り添い一緒に考えるH~励ます⇒一緒に頑張ろうのメッセージを込めてではいくつか場面の例をKKKHの法則に当てはめてご紹介しましょう。グリコ逆立ちと呼んでいる逆立ちの練習中、●A君「先生!グリコできた!みてて、みてて」⇒出来たのが嬉しくて、知らせたいK~どれどれ。見せてよ。K~わ~!やったね!K~今度は、体をまっすぐするためにぎゅーっと上に伸びる様にやろうかH~先生見てるから、頑張ろうね●Bちゃん「でーきーない!も~やだ~」⇒少々ふてくされた様子で助けて~をアピールK~そうなんだ~K~嫌になっちゃったか~K~グリコの時に、腕少し後ろに引いて勢いよく入ろうかH~さあ、一緒に頑張ろう●Cちゃん「…」黙々とチャレンジ⇒なかなか、出来ない。自分を奮い立たせてチャレンジする。上田泰子YASUKO UEDAProfi le日本体育大学女子短期大学卒業。1988年ジャパンカップ女子シングル優勝。日本体育大学体操競技部コーチ、日本大学非常勤講師などを経て、現在OKJ代表。フィッシュオイル栄養普及大使(仮)。AVIAマスターエリートhttp://homepage3.nifty.com/okj/ 芽育 ワード⑤ 聞く・共感する・考える・励ます ~KKKHの法則の活用で子どもとのコミュニケーション倍増※5~9歳くらいのプレゴールデンエイジ・9~12歳くらいのゴールデンエイジを含む

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