NEXT83
19/52

February,2014 www.fitnessjob.jp19 日本の総合フィットネスクラブメンバーの平均年齢が50歳に近づく中、若年層にも厚い支持を得ているジェクサーフィットネスクラブ。女性専用クラブや、プールを付帯しないジムスタジオクラブ、低価格で営業時間が長いコンパクトジムなど新業態も次々にオープンしてきている。 その新業態クラブでマネジャーへの道を歩み始めている下野万希子さん。以前はフリーのインストラクターとして様々な店舗でエアロビクスやアクア、ステップなどのレッスンを提供していた。マネジャーを志したのは、当時のスタッフルームでの体験がもとになっている。 「レッスンの後に報告書を書いていると、クラブスタッフの方の電話対応や業務のやりとりが耳に入ってくるのですが、いつの日からか、そのやりとりが凄く気になりだして。心の中で、『電話に出るときはもうワントーン高い声で出ればいいのに』とか、『その言い回し変えたほうがいいな』とかと思っていたんです。そのうち、自分はクラブスタッフとしてチームの一員になったほうがいいんじゃないかと思うようになりました」 下野さんは、生粋のリーダータイプ。学生時代はバレー部に所属し、中学、高校、大学と最終学年にはキャプテンとなりチームを率いる立場にいた。アシスタントマネジャーとして働く現在も、チームの雰囲気づくりを何より大切にしている。「マネジャーが数字に対する責任が大きい分、アシスタントマネジャーとしては、みんなが心から楽しく働ける環境づくりをしていきたいと思っています。みんなの笑顔を見ることが何より嬉しいです」 そう話す下野さんだが、チームメンバーを叱ることもあれば、意見をぶつけることもある。自分にも相手にも偽りなく、自然体で接するのが下野さん流のリーダーシップ。いつも素直な気持ちで接することで心を通わせていく。 将来は、各クラブの環境を最大限に活かせるマネジメントができるようになりたいと話す。また、プライベートでは結婚して2年目。今後も仕事と家庭を両立させることも心に決めている。出産や育児、介護などこれから人生の転機が待ち受けるが、下野さんならではの自然体で、楽しく日々を重ねていくに違いない。 「お客さまのニーズも多様化しています。お客さまそれぞれにとっての楽しみを提供できるようになりたいです。自分もフロントやレッスンでお客さまとダイレクトに接する機会も大切にしながら、チーム全員がお客さまと積極的に話をして、お客さまも楽しく通い続けられるクラブづくりを追求していきたいと思います」環境を最大限に生かすクラブ運営をするジェクサー・フィットネス&スパ大塚アシスタントマネジャー下野万希子さん(32)大塚店のスタッフ全員が心から楽しく働ける環境づくりとお客さまが楽しく通い続けられるクラブづくり自然2014年の目標好きな言葉

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です