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ホットヨガをより進化させるイベントによって楽しさがより活性化原点に立ち返って足元を見直すJanuary,2014 www.fitnessjob.jp9KeywordKeywordKeyword モムチャンダイエット ホットヨガの進化 介護予防 モムチャンダイエット ひめトレ ウォークイベント Back to Basic 楽しさと効果 リアル感 心拍計 当クラブで2013年の爆発的なヒットプログラムと言えるのは4月に全店導入した「モムチャンダイエット」です。多い時でスタジオに約100名以上の方が入っているところもあり、どこも大盛況の状態です。背景には、3年ほど前のブーム以来、本やホームビデオなどで一般の方の認知が広がっていたこと。また、クラブで展開するにあたり、インストラクターたちのグループ指導のスキルが高かったことがあります。 またジェクサーではホットヨガが定番の人気プログラムになっています。本格的に始めたのが亀戸店で、専用スタジオを設けたところ、十分に集客があり、新宿店では面積を広げました。さらに今年は大塚店で岩盤を敷いたスタジオを設けました。また大宮店には既存の小ホットスタジオに加えてリニューアルで大型のスタジオも付設し、2つのスタジオでのホットプログラムの展開を可能にしました。このように2013年はホットヨガを進化させ、キラーコンテンツに据えた年だといえます。 ジェクサーでは、各店の地域性を重視し、その土地に合わせたコンテンツを揃えることを心がけています。ですからどの店舗も同じではなく、またプログラムも新しいものがいいところもあれば、そうでもないところもある。そこで新規のプログラムの場合は、トライ&エラーを繰り返し、精査をしながら導入していくようにしています。とくに同じ地域にある他のクラブとの差別化を考えて、そこならではの強力なアイテムを作って新規会員を開拓しています。そうした 施策の結果、2013年は20~30代女性の会員さんが非常に増えました。 昨年、キーワードに挙げたロコモ予防は、現在、健康体操としてショートプログラムでの展開や、新宿店でのメディカルスクール、グループ会社大人の休日クラブ会員向け教室、法人会員向けプログラム等多方面に提供しています。さらに、10月に南浦和に介護予防施設『ジェクサー・プラチナジム』を立ち上げました。グループ会社には、JR東京総合病院がありますので、こうした医療と介護予防とうまく連携を図ってさらにロコモ予防に取り組んでいきたいと思っています。 2013年は、スタジオプログラムに「爆発的なヒットがなかった」というのが特徴的でした。そんな中で、後半に人気が出始めたプログラムは『モムちゃんダイエット』と『ひめトレ』です。 『モムチャンダイエット』(全国8店舗で展開)は、「やってみたら意外にきつい」、「できるようになりたい」、「効果を実感できる」といった刺激や達成感に関する声が多く、着実にお客様が増えている状況です。『ひめトレ』は、各メディアで紹介されているように『ストレッチポール®ひめトレ』を使って、骨盤底筋群にアプローチすることで、姿勢の改善やパフォーマンスアップ、肩こりや腰痛の軽減、ウエストの引き締めなどの効果が期待できるエクササイズです。 『ひめトレ』は、当社のクラブ内サークル[倶楽部100®]の健康セミナーで展開したこともあって、とてもいい手ごたえがあります。 [倶楽部100®] は、“100歳までイキイキと元気で”をコンセプトとしたサークルで、各店舗で活動しています。現在会員は約3,000名います。ジムやスタジオ、プールなどのトレーニング会、健康セミナー、イベント、パーティなどを行っており、スタートして13年ですが、会員さん同士の交流が非常に深まっていることを実感します。 そうした流れの中、スタジオプログラム以外で今年一番人気だったといえるのは年2回行ったウォークイベントです。1つは東京都ウォーキング協会主催の「大江戸線一周30㎞ウォーク」に第3回から全国で参加者を募り参加しているのですが、今秋開催の、第11回では、当会員参加数が過去最高(1,112名)で、一般参加者より多くなりました。また、今春は新しい試みとしてメガロス単独主催の「お花見ウォーク」を開催し、約700名近くの参加もありました。 スタッフが仮装して会員さんと一緒に歩くので手作り感が溢れていて、みんなで楽しもうという連帯感がありますね。 こうした日頃の努力や成果を楽しく共有するイベントを増やしていきたいと思っています。 2012年を振り返ってみて、フィットネスクラブとしての足元を見つめ直し、原点に立ち返る作業をしていたそんな1年だったかなと思います。 その理由のひとつとして、まずお客様の二極化があげられます。長く通われている人は非常に成熟していて、個別に自分を高めたいと思っている人が多い。パーソナルトレーニングを受ける頻度が増えているのもその表れです。とてもいいことですが、クラブ全体として見た時に、レベルの上ずり感があり、難易度が高くなる傾向にあります。たとえば初心者向けのクラスなのに、初心者がついていけないレッスン内容になってしまう場合もある。本来は、新規の方にフィットネスを楽しんでもらう入り口ですが、ズレが生じているのです。 利用者の多様性、専門性も高まりつつある今、提供側としてはバランスをとらなくてはいけない。今年はそんな時期だったのではないでしょうか。 そこで、例えばダンスでは『THE☆STAGE』を頂点に、入口として、『easy☆ダンス』いうプログラムを導入したり、人気のバランスボールのプログラムをパーソナルトレーニングの視点からブラッシュアップし、初心者から上級者まで効果を感じてもらうものに進化させました。 効果という点では、心拍数にフォーカスをあて、バイクやランのプログラムに導入したのもそのひとつです。 世の中のフィットネス愛好者全体で見た場合、今年はとくにスマートフォンによるフィットネスの拡張性、将来性が広がったことを強く感じます。だからこそ、目の前にインストラクターがいるフィットネスクラブという存在意義が本当に問われているのです。 そういう意味で、フィットネスクラブでリアル感を持って「楽しむこと」、「効果を出すこと」をもっと追究する必要があると思いました。2013年の年は、まさに「Back to Basic」の年でした。 そして2014年は、この基本を大切に、フィットネスクラブならではの追求、質の向上を丁寧に行っていこうと思っています。事業推進部 グループエクササイズ企画マネージャー大谷 篤さんフィットネス事業部 サブグループリーダー松島由起さん株式会社ジェイアール東日本スポーツ株式会社メガロス株式会社東急スポーツオアシス運営推進部 フィットネス課マネージャー吉松紘子さん運営推進部プログラム課 課長佐藤美沙子さんクラブ数:31店舗 会員数:10万5千人会員平均年齢:47.1歳クラブ数:26店舗※1 会員数:13万9千人※1会員平均年齢:非公開※1:2014年1月現在 ※2:2013年9月末 クラブ数:18件 会員数:5万8千人会員平均年齢:25~35歳

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