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ファンクショナルエクササイズの拡充ファンクショナルトレーニングを基軸にした提案へ8January,2014 www.fitnessjob.jpKeywordKeyword ファンクショナル系エクササイズ カラダ改善、ダイエット ジムでのショートプログラム ファンクショナルトレーニング HIITtabataプロトコル 2103年の当社の大きな動きとしては、まず昨年からのテーマである「カラダ改善」「ダイエット」のプログラム拡大と、ジムにおけるショートプログラムの積極的な導入の2つが挙げられます。 2012年の秋から当社は、すべてのパーソーナルトレーナー約1,000名、およびトレーナー社員に対するAPT(アディダス パフォーマンス トレーニング)の資格取得を1年半かけて実施しています。これにより体の動きの質を高めるファンクショナルトレーニングの概念とメソッドをより具体的にお客様に指導できる体制になった考えています。またお客様自身の、「動ける体、使える体が結果的に健康的で美しい」ということへの認知度が高まりつつある事も、こうした「カラダ改善」と「ダイエット」のプログラムの拡充に力を入れてきた結果だと考えています。 ショートプログラムの積極的な導入に関しては、スタジオプログラムの参加率がなかなか上がっていかない現状の中、初心者の会員様がまず気軽にグループレッスンに参加できるよう、ジムエリアでの少人数のショートプログラムへの参加を積極的に働きかけてきました。このショートプログラムでグループレッスンの楽しさを知って頂き、スタジオレッスンにつなげる。ショートプログラムの展開も「カラダ改善」をキーワードに、ファンクショナル系のエクササイズをいくつか導入しています。たとえば『カラダうごく』というショートプログラムは、器具を使わず15分、または30分間で行うもの。短い時間ながら、体がブレないようしっかり体幹の筋肉を固め、モビリティジョイント(動かなくてはいけない肩甲骨や股関節などの関節)をきちんと動かすことで日常動作の改善、スポーツパフォーマンスの向上などの効果を実感頂けるプログラムとなっています。 またパーソナルトレーナーのニーズも増えています。受講される層としては40~50代の女性が中心。最初はダイエット、健康といった漠然とした動機で入会するお客様ですが、よくお話しすればじつは明確な目的をもっている。こうした1人ひとりの目的に対して効果をきちんと引き出していくための取り組みが今後も重要だと考えています。 約5年にわたり、ファンクショナルトレーニングに取り組んできた当社として、今年はその拡大と深耕をともに進めた年となりました。 2013年前半は、ファンクショナルトレーニングを基軸に、HIITの要素を盛り込んだプログラム展開をしました。ただHIITは男性には興味を持っていただきやすいものの、体力に自信のない方や女性にはすぐには支持を得られない状況がありました。そこでどう提案していくかを試行錯誤しました。女性は、自分にきちんと投資する、また一点豪華主義的な面もある。そうした女性の嗜好を考慮し、都心型ブランド『ティップ.クロスTOKYO』で有料プログラム、『6PACK』や「tabataプロトコル」をベースにロープやイコライザーなど斬新なツールを使ったサーキットプログラム『タフボディ』を打ち出したところ、女性を中心に好評を得ました。 ティップネス全店でも同様に『TIPファンクショナルTIME』や水の中をフィールドにした『アクアキャンプ』といった強度が高めのプログラムもヒットしました。 我々は、独自のアセスメント方法「ボディドック」で、体の機能性評価(FMS)をはじめメンバーお一人おひとりに合ったトレーニングやアドバイスを提供することを志向してきていますが、人材育成にも力を入れてきたこともあり、ファンクショナルトレーニングへの統一した理解のもと、そうしたサービスやプログラムが提供できるようになりました。メンバーの方々との本質的な会話が増え、的確な商品提供により、確実な効果 にも繋げられるので、新たに提案するプログラムと現場指導での相乗効果が生まれ始めていると感じます。 2014年は、ファンクショナルトレーニングのさらなる浸透と、後半に導入したプログラム『ハンモック リカバリー』などの「癒し」や、『TRF イージー・ドゥ・ダンササイズ』など社会的に話題性の高いプログラム提供などにより、さらに幅広い方々にアプローチしていきたいと考えています。ソフト開発部副課長高橋 良さん株式会社ルネサンス株式会社ティップネスマーケティング部 課長岡田秀樹さん小林亮介さんクラブ数:61件 会員数:24万人会員平均年齢:N/Aクラブ数:120件 会員数:39万人会員平均年齢:47歳2013年年フィットネスクラブが注目したキーワード2013年、フィットネスクラブでのトレンドは何だったのか。どんなムーブメントがあったのか? 時代のニーズ、新たな動き、今後の発展のために力をいれたサービスなど各クラブの担当者に話を訊いた。

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