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12January,2014 www.fitnessjob.jp日常でも正しく体を動かす。「原点回帰」がキーワード日置 受賞後は、新聞や雑誌、地元の広報誌などの取材や執筆依頼などが多くなり、改めていろいろなことを確認できた1年になりました。なかでも会員さんや友人が私の受賞を喜んでくださり、温かいメッセージをたくさん頂きました。改めて感謝すると共に「もっと頑張ろう」という気持ちになりました。日野原 僕は、スタッフからギャグで『オブザー』なんて呼ばれたりしました(笑)。でも、彼らが僕を誇りのように感じてくれていることが少し伝わってきて、さらにパワーアップするため勉強をしました。日置 どんな勉強をされたのですか?日野原 ピラティスのマスタートレーナーやシナプソロジーの認定資格、カラダ取説、DNAのカウンセリングなどの勉強をしました。日置さんは何か2013年に注目したことはありますか?日置 私が今年、面白いなと思ったことのひとつに、TRFの「EZ DO Dance」のDVDがあります。その発売を知る前に、私は、ジャズファンクのクラスで幅広い層の方々が一緒に楽しめるようにと考えTRFの曲を使ってダンスを創っているところだったんです。このタイミングに驚きました。 また、少し前から注目しているものでは『足育(そくいく)』があります。今、小さなお子さんが転びやすい、踏ん張れない、走れないということが話題になっていますね。これはお年寄りの転倒も同様です。基盤になる基礎体力をつけるために『足育』は非常に大事だと感じています。ヨガやピラティスでは、足の五本指をきちんと動かす、広げるという意味で「足ほぐし」を行います。レッスンの時にもこうした足育のお話をしています。日野原 素晴らしいですね。僕も今回「カラダ取説」などを勉強して、体を正オブ・ザ・イヤー2013にしく使うことの重要性を強く感じました。 これまで、僕らはフィットネスクラブやスタジオに来られるお客様にアプローチすることが中心でしたが、今、業界全体は、むしろそこに来ない方たちに向けて情報を発信しているように感じます。 その情報とは、日常生活の中で、正しく体を動かせば身体組織が活性化して健康になることができるという、もっとも基本的な「運動の導入部分」です。これは「人間は本来、動物である」という原点回帰の流れのような気がします。日置 本当にそうですね。今はさまざまなメディアで健康情報が溢れていて、じつはヒントはいっぱい転がっています。ただそういう情報の中でも、間違って受け取る方もいるので、私も常にアンテナを張り巡らして、そうした情報を整理し直して、レッスンの前後や合間に「食事、運動、休養」や「環境問題」などに対する正しい知識と情報をお伝えするように心がけています。日野原 運動に関しての情報でいえば、シナプロジー、ファンクショナルトレーニング、HIITなどここ数年で新しい言葉が出てきて、筋力トレーニングやエアロビクスは少し古い感があります。しかし、すべて大事なコンテンツです。 たとえば、シナプロジーも「運動の導入」であってそこで終わってはいけない。少しずつ体が動くようになってきたら筋力トレーニングが必要です。転びやすい子どもが足指が使えるようになり踏ん張れるようになったら、今度は走る練習をするべきです。すべて1つ1つのコンテンツで終わらせないことが大事ですよね。体を動かす喜びを段階的につなげる技術日置 最近、何か運動を始めたいという方の70%ぐらいはヨガを希望して来られます。もちろんそれでヨガを楽しんでずっと続ける方もいます。でも、だんだん力がついてきた頃を見計らって「エアロビクスをやってみましょうか?」とお声がけすると、今度はエアロビクスにはまってしまう方もいらっしゃいます。逆にエアロビクスをやっていた方に、ヨガをオススメして両方バランスよく続ける方もいます。1人ひとりの心身の状態やバランスをみて運動の仕方を提案し、楽しんでもらうきっかけを作るのも私達の役目です日野原 まったく同感です。僕は、スタッフにつねに「お客様のストーリー」を考えようと言っています。最初の運動の導入部分が何であれ、少しずつ段階をあげて、たとえばマックスまでいっても、終わりとは言ってはいけません。今度はその続編を作らなくてはいけないんです。なぜなら運動は一生続けるものだからです。どんな段階になろうと、お客様に1回1回、目的意識を持っていただき、その手段を提供するのが私たちの役目です。日置さんのスタジオのように30年以上たっても「ありがとう」と言われるスタジオになるのが目標です。日置 体を動かすことだけではなく、会員さんのメンタル部分も大事にしています。体のことだけでなくいろいろな悩みのご相談をされることもあります。そういう時は、時間の許す限り真剣に聞かせて頂きます。すると少しラクになって帰って頂けるかなと思うのです。やはり心と体は一つ。身体が解かれて心が楽になり、心が解かれて身体も楽になります。日野原 僕もお客様の悩みやストレスについてお話を聞く機会がたくさんあります。そういう時、ストレスがある体の状態を考えてアドバイスするよう日野原大輔さん『株式会社 image of life』代表取締役 『加圧スタジオLib』代表トレーナー「人間は本来動物である」という原点回帰へ――――― 日野原日野原大輔さん(トレーナー部門)日置智子さん(インストラクター部門)×

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