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協会では、産後のプログラムとしてママへアプローチするママフイットとママヨガ、赤ちゃんへアプローチするベビービクスとベビーヨガ、そして両方にアプローチするベビーママアクアがある。その中でママのニーズの変化に対応し、ママヨガの在り方も変わってきているという。ヨガプログラムリーダーを務める北条しをりさんにお話を伺った。小林 90年代後半、若い女性の運動習慣率が低く、ハードなプログラムが苦手な人が増えたという背景のもとママヨガは誕生しました。女性の身体は出産で大きく変化しますが、ママの身体のケアは十分に行われていません。協会では、真摯に女性の身体と向き合うため、ママフィットもママヨガも、まずママにアプローチするプログラムとして発展してきました。しかし最近、『赤ちゃんと一緒』に行うことが重要視されてきています。北条 最近のママタレントをみてわかるように、子育てをしながら自分も綺麗で楽しみたいという風潮です。小林 協会に来る取材依頼も『赤ちゃんと一緒』にできるものという要望が多いです。ここにニーズがあるのなら、プログラムにもそれを反映させることが必要です。ただ、私たちは運動面から女性を応援している資格取得・講習会・勉強会・施設登録に関するお問い合わせは協会まで〒152-0035 東京都目黒区自由ヶ丘1-4-6 ヒューマン・ハーバー4階 TEL: 03-3725-1103 FAX: 03-3725-1104HP: http://www.j-m-f-a.jp E-mail:info@j-m-f-a.jp認定インストラクターは全国の商業スポーツ施設・医療施設場等で活躍しています。協会プログラムにご登録に頂き指導することができます。マタニティフィットネスのプロになる!小林香織一般社団法人日本マタニティフィットネス協会理事ので、葛藤はありますよね。北条 運動効果を出すことを一番に考えてしまい、ついつい『骨盤をちゃんと立てて…』などとストイックに指導したくなってしまいます。小林 しかし、それが一般的に求められているのか?ということです。赤ちゃんと一緒という点に重きが置かれているので、そこから目を逸らしてしまうと、産後の女性が運動すること自体のきっかけを失ってしまうのです。北条 まずは運動習慣をつけることが大切です。最近は出産年齢の高齢化に伴い40代が子育ての一番大変な時期であり、同時にママ自身の身体も一番変わる時期。その後の更年期の準備のためにも、運動習慣をつける時期=産後と子育て中にしたいですね。小林 いままで運動に縁が無かった人も産後のレッスンは赤ちゃんと一緒なら…と、運動をするきっかけになるかもしれません。北条 レッスンに参加した日は肩こりが楽だったな、という感覚を持ってくれるだけでも大違いですよ。それから、グループレッスンは、赤ちゃんを通してのママ友づくりにもいいですよね。小林 指導者側のニーズも変化しているので、ママ中心だった3日間講習が、3年程前にベビーの内容が入り、そして来年の1月以降は1日目はママ、2日目はママとベビー、3日目はベビーについて講義しようと相談しています。北条 実際のクラスでも配分を変えられるので、指導の幅が増えますね。小林 妊娠〜産後という、一般の指導者がアプローチできない部分を私たちが掘り起こしていきましょう。また、ヨガインストラクターの武器としても、産後のプログラムをきちんと指導できる人が増えてほしいと思います。ママのニーズに合わせて変化するママヨガ最前線一般社団法人日本マタニティフィットネス協会ディレクター北条しをりN8007Y

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