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リオ五輪から東京五輪まで(2016~20)トップアスリートの強化と専門家派遣11予測 リオ五輪後、東京五輪まであと4年という時期に入ると、トップアスリートの強化に主軸が移るという。この時期には、強化の対象は4年後の東京五輪で有望な選手に絞られるので、この選手を手厚くサポートしていくことになる。 「これに関連するのは、文部科学省が行っている『チームニッポン・マルチサポート事業』です。メダルに手が届きそうなターゲット種目を対象に、各種の専門家を派遣するという事業です。専門家とは、多岐にわたっており、トレー 東海大学でスポーツ関連の専門職に就こうとする学生たちの指導、および国立スポーツ科学センターのトレーニング施設の運営にも携わっている有賀誠司さん。今回の東京五輪の決定によって起こる“トレーニング指導者のニーズ”について、これからリオ五輪までの3年間と、リオから東京五輪までの4年間、そして東京五輪後、といった3期に分け予測してくれた。 「2020年の東京五輪に出場する選手の年齢を20~52歳として逆算すると、現在は13歳~18歳の中高生です。このため、東京五輪に向けたリオ五輪までの当面の強化としては、中高生をターゲットとした「ジュニア強化」がメインになるでしょう。これまでに、都道府県レベルで強化拠点校や強化選手を対象として、トレーニング指導者が巡回指導を行ってきた例もあり、東京五輪に向けた強化策としてこのような取り組みが増えることが予想されます」優秀な成績を収めた子どもに、発育発達に見合ったさまざまなスポーツを経験させ、最適な競技種目を見つけていくという取り組みだ。 「今回の東京五輪開催の決定によって、中高生を対象とした「ジュニア強化」や小中学生を対象とした「タレント発掘事業」はますま また、将来トップアスリートとして活躍することが期待される “金の卵”を探し出す「タレント発掘事業」も全国各地で行われている。対象は小中学生が中心となっており、体力測定などを行ってす活発になっていくでしょう。ネクスト読者にとっては、これらの事業に参加するチャンスが拡大する可能性があります。参加にあたっては、体力測定のスキルや成長期の発育発達にあった運動の指導能力が求められます」リオ五輪(2013~16年)までタレント発掘事業とジュニア強化の推進10予測2010年と2020年の人口構造2020年東京五輪開催に関連したトレーニング指導者の活動機会の動向予測一番多いのは62歳2010年一番多いのは71歳2020年一番多いのは62歳2010年一番多いのは71歳2020年105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500一番多いのは62歳2010年一番多いのは71歳2020年一番多いのは62歳2010年一番多いのは71歳2020年105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500105(歳)(万人)10095908580757065605550454035302520151050250200150100500105(歳)(万人)100959085807570656055504540353025201510502502001501005002013年東京五輪開催決定タレント発掘とジュニア強化の活発化?・運動能力が高い小中学生の発掘・都道府県や競技団体による中高生アスリートの 強化★トレーニング指導者に期待される能力・発育発達に応じたトレーニング指導能力・体力測定やデータのフィードバックの スキル2014年2015年2016年リオ五輪開催有望なトップアスリート強化に重点が置かれる?・文科省「チームニッポン・ マルチサポート事業」の専門家による 各種サポート・競技団体のスタッフによるサポート・パーソナルトレーナーによる アスリートへの個別サポート★トレーニング指導者に期待される能力・競技の専門性を考慮した トレーニング指導能力・海外遠征に対応できる語学力や適応力2017年2018年2019年2020年東京五輪開催公共スポーツ施設や地域スポーツの活性化?・公共スポーツのハードとソフトの拡充・総合型地域スポーツクラブの活性化★トレーニング指導者に期待される能力・年齢やレベル、目的を問わず、適切な運動指導ができる能力2021年以降04東海大学スポーツ医科学研究所教授。専門はトレーニング科学。大学では20団体を超える運動部に対する体力トレーニングの指導・統括や学生スタッフの養成に従事。これまでに、柔道やバレーボールなど、日本代表を含む多数のチーム及び選手のトレーニング指導を手掛ける。国立スポーツ科学センター客員研究員、日本トレーニング指導者協会理事。主な著書に「基礎から学ぶ!筋力トレーニング」などがある。国立スポーツ科学センター 客員研究員有賀誠司さん 予測資料:国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口」November,2013 www.fitnessjob.jp13

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