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獨協大学経済学部卒業後、食品会社に4年勤務。その後東京体育専門学校スポーツ健康学科に進学。卒業後は、オンワードオークスやノジマ相模原ライズなどのチームのS&Cとして活躍。国立スポーツ科学センタースポーツ科学部ハイパフォーマンスユニットトレーニング体育館非常勤トレーニング指導員。JATI-ATI、NSCA-CPT、SAJスキー検定1級、救命技能認定人と触れ合う機会が多く、人の変化を実感できることがこの仕事の魅力トレーニング指導者Interview特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会トレーニング指導者沼田幹雄さんMikio Numataができている充実感があり、天職だと思っています」 大きな決断をし、自分の夢を叶えた沼田さん。所属するJATIの魅力を伺った。「JATIの中心になっている方々が、トレーニング指導現場の第一線で活躍されている方が多いことですね。常に現場サイドの目線から情報発信しているので、自分たちが疑問に思っていることや模索していることに対し、求めていた答えが見つかります。現場ですぐに役立つセミナーも、JATIには多くあり、とても役立っています」 最後に沼田さんの今後の目標を伺った。「チーム指導では、今年の目標の日本一を目指すこと。JISSではソチやリオ五輪、そして東京五輪も決まったので、選手が良い成績を残せるようにサポートし、日本のスポーツ界が良くなるようなお手伝いをしていきたいです。東京五輪では今の中高生が中心になると思うので、トップだけでなくジュニアの育成やそれに携わる指導者の育成にも協力していきたいと思います」 各連盟の代表選手や強化指定選手が集まる国立スポーツ科学センター (JISS)で非常勤トレーニング指導員として働き、アメフトチームやバスケットボールのストレングスコーチも勤める沼田幹雄さん。食品会社に勤務していたという少し変わった経歴を持つ。「大学は経済学部を卒業し、就職もスポーツとは関係のない企業に進み4年間勤務しました。しかし、昔から抱いていた『人に何かを伝え、教える仕事がしたい』という想いがあり、会社を辞めトレーニング指導の勉強をすべく学校に進学。当時27歳、将来を考えてギリギリの決断でした」 高校や大学時代はトレーニングをする機会に恵まれており、けがの予防やパフォーマンスの向上に繋がったと実感していた沼田さん。人に何かを教えたいと思った時に、教えるならトレーニングしかないと思ったという。「チームや選手に付いて、目標を共有し共に戦い、喜びや悲しみを色々な人と分かち合えることがやりがいです。指導者とは、目標に向かって指し導くもの。その過程で、携わった人が身体的、競技技術的変化だけでなく、人としての変化を見せてくれる場面があります。選手から、価値観や世界観が変わったという言葉をもらうと嬉しいですね。自分は悩んでこの世界に入ったので、今は好きなことN7912Y

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