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23歳の時にダンススタジオで子どもたちにダンスを教える仕事を始めたのが今の仕事に就くきっかけです」 高校までは学校が終わればスタジオに通ってダンスの練習。卒業後もニューヨークに渡ってダンス修行をするなど、自分のために続けてきたダンス。それを、こんどは周りの人のために続けていきたい。その気持ちが新たな機会への扉を開いた。25歳の時にフィットネスの仕事に興味を持ち、自宅近くにできた大型スポーツクラブのオープニングスタッフに応募。そこでBFSプログラムを担当することとなる。そこでダンスエクササイズのGroup Grooveに出会った。 「Group Grooveのレッスンは、クラブ、ラテン、アーバン(ヒップホップ)など最先端のダンスで構成されたプログラムで、運動効果が得られるのが特徴です。コリオは繰り返しが多く設定されているので、誰でもすぐに楽しめる内容です。ダンスは振りを覚えてからが特に楽しいですよね。曲も多くの方がどこか 対面指導で表情豊かに指導する姿が印象的な五十嵐真代さん。参加者も思わず惹きつけられる。5歳から始めたというダンスのスキルと、ミュージカルの仕事で培ってきた表現力が今に活きている。 五十嵐さんは中学1年生のとき、ミュージカル「アニー」で準主役となるアニーのいじめっ子役を務めた経験の持ち主。アニーのオーディションは超難関として有名で、相当の実力と度胸と運を備えている証左だ。五十嵐さんはアニーの舞台監督に何度も言われた言葉を今も大切にしている。 「アニーでの稽古は特に厳しくて、その分たくさんの感動や達成感を得られたのですが、大人になった今でも強く印象に残っているのが『周りを気にかけて、助け合う気持ちがなかったら、いい作品はできない』という監督の言葉です。とにかくダンスが好きで、その後もミュージカルやダンスを続けてきましたが、年を重ねるうちに次第に『人のためになることをしよう』と思うようになり、で優勝経験を重ねてきている。 こうした経験を活かして、コンテスト出場者へのトレーニング指導も行う野田さん。自身も海外コンテストへの出場を予定しており、ダンスパフォーマンスの技術向上のために練習に励む日々を送る。 「ダンスエクササイズ指導者は、レッスンやトレーニングが大好きであることが大事だと思っています。特にコンテストに挑戦したり、挑戦しようとする人を応援しようとするなら、まず自分がたくさんのことを体験することが必要。そしてフィットネスは楽しく継続することが大切ですので、自分の経験を生かし楽しく指導できるように心がけています」会社経営をしながらも、週10本のスタジオ指導と、4~5本のパーソナル指導を続けつつ、来年アメリカで開催されるコンテストに向けて日々トレーニングに励んでいる。好きなインストラクターは、シンディー・ボルターさんGroup Activeのマスタートレーナー。言葉が通じない日本での研修でも、笑顔でみんなのことを気にかける姿に、「トレーナーになりたい」と思わせてくれた人物。好きなアーティスト・ダンサーは、マドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネさんシンガーソングライター、女優、映画監督、文筆家、実業家などさまざまな顔を持ちながらも全てをこなしていくパワーと仕事に注ぐ熱意に敬服。女性としても美しくセクシーで同性から見ても憧れる存在。CASE06Mayo Igarashi五十嵐真代さんダンスエクササイズ指導歴5年。ベストフィットネスシステムズ(BFS)「Group Groove」マスタートレーナーダンスエクササイズで魅せる!コツダンスもトレーニングも、まず自分がそれを大好きで、たくさんの体験をすること。その経験があるからこそ、楽しい指導ができる。まず自分がたくさん経験をすることダンスエクササイズで魅せる!コツ ダンスがいくら上手くても、周りを気にかけて、助け合う気持ちを持たないと、いいものも伝わらない。レッスンでは、お客さまはもちろん、関係している多くの方のことを気にかける。自分だけが楽しんでいてはダメ。人のことを気にかけて人を惹き付けることができるで聞いたことがあると感じられる曲が使われているので、曲に合わせて踊る楽しみをみんなで満喫できる、その一体感も魅力だと思います」 1年前からはマスタートレーナーとなり、Group Grooveインストラクターの養成やアップデート研修で日本全国を回っての指導機会も増えている。今後は、五十嵐さん自身がそう教えて貰ったように「人のことを気にかけられるインストラクターを育てていきたい」と指導者としての成長も目指している。October,2013 www.fitnessjob.jp15

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