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プライベートヨガにもニーズ 2006年に「BASIピラティス」スタジオ一号店をオープン以来、これまでに「ピラティススタイル」「ヨガプラス」、「ヨガン」、「ビクラムヨガ」など、ピラティス、ヨガの専門スタジオを全国に65店舗展開してきている株式会社ぜん。 その本部で、ピラティス指導者養成講座やヨガ指導者養成講座、スタッフ研修、ワークショップの企画などを担当する田中敬子さんは、近年の専門スタジオにおけるヨガ・ピラティスの動向についてこう話す。 「ヨガ・ピラティスともに今まで少数田中敬子さん株式会社ぜんお話を訊いた方杉谷雄平さん株式会社ロハスインターナショナルマーケティング部派だった男性や50代以降のご年輩の方が増えてきています。そして、ピラティスと同様、ヨガでもプライベートレッスンを受ける方が増えています。男性や年輩の方は、体が硬かったり、みんなの前でいきなりヨガやピラティスをするのは恥ずかしい、うまくみんなに合わせられない、と思う方が多く、まずは、個別に教えてほしいというニーズがあるようです。本来、ヨガもピラティスも、一人一人に合うようにできているものなので、この傾向は今後も続くと考えています」 同社では、入会前に「体験レッスン」を勧めており、その際に、お客さまと1対1で話す時間を必ず設けている。そこで、ピラティススタジオであれば、「ピラティスとは」ヨガスタジオでは「ヨガとは」を分かりやすく説明し、安心して受けられるプライベートレッスンがあることも説明する。初回のコミュニケーションを大切にしている。 「大切なことは、正しい方法で行うことです。個別のレッスンを行うことで、一人一人にあった細かな指導ができ、確実な効果が提供できます。また、長く続けられている方も、グループレッスンにプライベートレッスンをうまく組み合わせて、自分の身体に合ったピラティス、ヨガを長く続けようという意識をお持ちのようです。一人一人身体は違います。骨格の違い、柔軟性の違いなどだけでなく、生活習慣や今までの生活、生き方が違えばそれがすべて身体に表れてきますので、違って当然です。同じレッスンをみなさんに提供すると同時に、一人ひとりに合ったヨガ、ピラティスをご提供したいと考えています」インストラクターは全員社員 株式会社ぜんでは、basiピラティススタジオと、ヨガプラス全スタジオのインストラクターはすべて正社員としている。 その理由の一つは、共通の高い意識を持ち、常に指導力を高めることがヨガ・ピラティスの啓発と広がりに繋がると考えるからだ。毎朝7時から全員が集まって合同でトレーニングを行うことや、レッスンが入っていない時間帯にも自身やメンバーのために知識や経験を深められる環境が整うことになる。 「当社のスタジオでは、必ずお客さまの名前を覚えるようにしています。初めての方も、久しぶりにいらした方にも名前を覚え、名前でお声がけをするということ。そしてグループレッスンでも、一人ひとりにアジャストをして、必ず良い点、改善されている点などをお伝えするようにしています」 また、他店で得た気づきを、自分のレッスンや所属スタジオの改善に活かすこともできる。ヨガ・ピラティスを通して今後社会にできること 田中さんは、今後のヨガ・ピラティスのあり方について「多くの方に、ピラティスやヨガを生活の一部として捉えてほしい」と話す。 「ヨガは、マットの上でやるだけではなく、それ自体が哲学であり、人生そのものです。またピラティスは、生涯を通して人々の行うすべてのことにおける全身の健康や呼吸へのトータルなコミットメントです。簡単に言うと、自分の身体をどう扱うか、どうすべき専門スタジオにおけるヨガとピラティスJune,2013 www.fitnessjob.jp13
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