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お話を訊いた方 吉山一利さん株式会社THINKフィットネス ゴールドジムサウス東京 店舗責任者、スタジオディレクター。元競技エアロビクス全日本チャンピオン。ゴールドジム入社前はフリーインストラクターとして約10年間活動。インストラクター歴20年。競技エアロビクスの審査員も行っている行っている。ゴールドジムのヨガ・ピラティス戦略 ゴールドジムでは、提供するサービス全てに“成果志向”が貫かれているが、ヨガ・ピラティスプログラムでも同様だ。同社のプログラム戦略は、各店舗のスタジオディレクターに完全に任されている。各店舗のプログラムディレクターはフリー契約のインストラクターが担当している場合が多い。グループエクササイズの専門家の視点から、確かなプログラムを、周辺のクラブやスタジオとの競合関係を勘案しつつ、構成を決めている。そのため、ヨガ・ピラティスに関しても、クラブによって導入本数も違えば、プログラム名も違う。 ゴールドジムサウス東京の店舗責任者であり、スタジオディレクターの吉山一利さんはこう話す。「ゴールドジムでは、『正しいフィットネス普及』という企業理念や『Resuit』『Serious』『Change』という世界共通のスローガンをふまえた上で『店舗で個性を出そう』ということだけが全店共通です。プログラム構成は店舗ごとに全く違います。ヨガ・ピラティスに関しても、ヨガが週1本のクラブもあれば、週18本のクラブもあります。効果やニーズの確かなプログラムの提供を志向していますので、フリーインストラクターによる個性的でクオリティの高いレッスンを重視しています」確実に体感できるbodyARTに期待 そんな中、2013年4月から導入して好調なのが、ドイツ生まれのヨガ・ピラティスの基本要素とコアトレーニングを融合させたプログラム「bodyART」だ。同プログラムは、吉山さんが長年関わってきている元競技エアロビクス選手からの紹介。身体づくりを極めてきている選手の情報に興味を持った吉山さんは、まずゴールドジムスタジオディレクターに「bodyART」プログラムを紹介し、イベントレッスンを開催。参加者に好評だったため、原宿店と渋谷店でレギュラーレッスンとして導入した。 「参加者の方の声としては、コアを意識しながら全身をダイナミックに使うので、ヨガ・ピラティスの要素が基本にあるとはいえ、かなりキツく、達成感が得られるようです。インナーだけでなくバランス良くアウターも使いながら、フィジカルにしっかり効かせられることはゴールドジムのコンセプトにも共通していると感じます」 総合フィットネスクラブでのヨガ・ピラティスが初心者中心の取り組みやすいものに近づき、ヨガ専門スタジオでは瞑想系のクラスに人気がシフト、ピラティス専門スタジオではインナーマッスルにアプローチする本格的なピラティスが志向される中、bodyARTはフィットネスクラブと専門スタジオが提供するプログラムの中間地点にポジショニングするプログラムとなっている。新たなニーズの掘り起こしと、既存のヨガ・ピラティスファンへの新たな提案として期待される。columnジェクサーティップネスルネサンススタジオプログラム全提供本数に占めるヨガカテゴリーの割合21.4%エアロビクスの割合20.0%を超えて1位13%エアロビクスカテゴリー、ダンスカテゴリーに次いで2位5%エアロビクスカテゴリーの割合は13%ヨガレッスン種類数増加傾向 減少傾向 横ばい ヨガレッスン本数増加傾向 横ばい 横ばい 現在開催しているレッスン★一番人気ヨガプログラム★パワーヨガ(立位中止のアクティブなヨガ/ガイドライン)30分・45分・60分●リラックスヨガ(在位中心の呼吸・瞑想中心/ガイドライン)45分・60分●スリム・フロー・ヨガ(パワーとリラックスのバランス/ガイドライン)45分・60分★HATHA YOGA DEEP BREATH FLOW(ココロとカラダを整える/セミプレコリオ)45分・60分●SQUEEZE YOGA(脂肪燃焼/セミプレコリオ)30分●QUEENS YOGA (ボディメイク/セミプレコリオ)30分・45分●ヨガ(心身のリラックス/ガイドライン)60分・75分 ★ヨガ(心身のバランス/ガイドライン)60分●ビヨンドボディメイクヨガ(筋力・筋バランス/プレコリオ)40分 ●ビヨンドパワーヨガ(シェイプアップ/プレコリオ)60分●ビヨンド美メディテーションヨガ(リラックスと瞑想/プレコリオ)40分イルに集約。今後は、新たな顧客層に向けた手軽に参加出来るエントリープログラムとなるヨガを提案する意向だ。フィットネスクラブでのヨガの今後 総合フィットネスクラブでのヨガは、今後もフィットネスの一つのスタイルとして、メンバー層やメンバーの心身のニーズに近づくように商品をアップデートしながら提案が続けられることが予想される。 社会的にヨガブームが一段落した今、一部都心では専門ヨガスタジオの淘汰が始まり、インストラクターも飽和状態にあるとみる人もいる。 今後も、ヨガ専門スタジオと役割を分担しながら、ヨガ参加者の維持拡大を目指すうえでは、ヨガに親しみやすい環境と、ヨガを選びやすい環境、続けやすい環境を整備し続けることが、フィットネスクラブでのヨガに求められている。 また、日本にはヨガがまだ浸透し切っていないエリアも残されている。ヨガインストラクターは自身の発想力と行動力を活かして、スタジオやフィットネスクラブの枠を超えて、サークルや企業、地域自治体などでの活躍の場を広げることに、大きな可能性が広がっていると言えそうだ。June,2013 www.fitnessjob.jp11

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