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摩訶不思議?摩訶不思議?常識?トレーナー業界の常識?非常識?がないことが最低条件です。横臥位では肩支持になるため、かなりの高さがないと頭頂部が落ちることになります。この両方を満たすには、枕に相当な高低差が必要になり、通常の枕では不可能です。そのため、頚神経16本中横臥位で上側になる8本が、引っ張り続けられ、様々なトラブルを誘発します。 このことには以前から気が付いていましたが、有効なソリューションがなく困っていました。しかし、最近これを解消する自動で高さが変わる枕があるのを知り、自ら使ったところ快適の極み!早速、お客様にご紹介し、「ヨーヨー…」を脱した方が何人もいます。 運動のみを指導していれば30%、栄養のみを指導していても30%、休養のみの場合でも30%しか、お客様を健康へ近づけることはできません。オプティマルヘルスのためには、3要素の和合がキーポイントです。是非皆さんも、30%、60%の健康づくりではなく、相乗効果で100%の健康づくりを目指してみて下さい。S.Dream有限会社代表、NESTA JAPAN理事、太田情報専門学校講師。「Drive your HEART&BODY」をテーマにパーソナルトレーナー、チームコーチ、クラブスーパーバイザー、メーカーコンサルタント活動中。雑誌、DVD、TVCM出演多数。Profi le 木内周史 今回のテーマは、基本の「健康」です。 我々の周りには“健康”関連用語だらけです。管轄省庁である厚生労働省が「第1次国民健康づくり対策(S.53~63年度)」以来、健康づくりの基本的な考え方として3要素(栄養、運動、休養)の増進を掲げていることは皆さんご存知だと思います。トレーナーとしても、運動に加えて栄養や急用の指導をするケースはよくあるものの、その内容は不十分なことがほとんどです。 例えばトレーナーがする栄養指導の中身は「バランスのいい食事を心掛けましょう」「油分や砂糖を控えましょう」といった類がほとんどです。しかし、こういったアドバイスの内容を知らないクライアントがいるでしょうか?重要なのは、たとえば「どうしてもチョコが食べたくなったら、原料の一番最初にカカオがきているこのチョコ(現物をプレゼント)がお奨めです。スーパーで350円で売っていますよ。」「結構高いですね」「だから大事に食べるんですよ」…。といった具体的ソリューションの提供です。このやりとりは実際に僕がよく行っている会話例です。(因みに「チョコレートは…♪」の製菓会社に12年勤めていたので、チョコに関してはセミナーをやるほど詳しいです)。 休養に関するアドバイスは、更におざなりになりがちです。「できるだけ早めに寝ましょう」「枕がフィットしていないと肩が凝ります」…。これもみんなが知っている当たり前の話。肩こりの方がパーソナルトレーニングで「スッキリ~!軽くなったわ(笑顔)」と、お客様、トレーナーともに満足…よく見る風景ですよね。でも僕だったら表面上笑顔を繕ったとしても、内心は(またダメだった…)と感じます。先週もこのフレーズを聞いていたからです。これでは、「ヨーヨーダイエット」ならぬ「ヨーヨー肩こり改善」です。スッキリしたものが、繰り返しこるのであれば、僕なら睡眠時の姿勢に問題ありと見ます。なぜなら、睡眠時の姿勢がきれいに保持されている人は、ほぼ皆無だからです。睡眠時の理想姿勢は、仰臥位の場合は頸椎に屈伸がないこと、横臥位の場合は立位や仰臥位と違い脊椎の屈曲は問題ありませんが、頚部側屈vol.9RefineBody代表、動きを通して洗練されたココロとカラダ創りを提唱。北海道体育大学校非常勤講師、一人でも多くの方に運動を通して幸せを提供するために活動中!ブログ【札幌 田中宏明】で検索田中宏明Hiroaki Tanaka道産子がゆく!ピラティスパーソナルトレーニングとMarch,2013 www.fitnessjob.jp37(ピラティスではアダクションブリッジやアーティキュレーティングショルダーブリッジと呼ばれています) この動作を運動学的に捉えると主動作は「股関節の伸展」となります。または、引き出したい動きは「股関節の伸展で、使いたい筋肉は大殿筋」と言いかえることも出来ます。 それは、この「股関節の伸展動作」が上手く出来ずに、「脊柱の伸展」や「膝関節の伸展」などといった主にはしたくない関節運動でこの動作を遂行してしまう方、「股関節の伸展」における主働筋である「大殿筋」ではなく「ハムストリングス」を主に使ってしまう方が多くいらっしゃるからです。 …ではなぜ「股関節の伸展が引き出せず、大臀筋が使われない」のでしょうか? ※ここで機能解剖学の復習をしていきましょう(細かな筋肉は除きます)【股関節の伸展】大殿筋、ハムストリングス【膝関節の伸展】大腿四頭筋【脊柱の伸展】脊柱起立筋パーソナルやグループ指導時に、この動きをして頂いた際、「どこの筋肉に一番力が入りましたか?」とお尋ねすると、これら4つの中のどれかに当てはまることが多いです。 ヒップリフト(お尻を上げる)は、お尻の引き締め動作として提供されることが多いと思いますが、「お尻」ではなく、ももの前や腰、ももの裏に一番刺激が入ってしまっていて、目標の運動効果を引き出せない「形だけの運動」となってしまうことも少なくありません。 ぜひ、お読み頂いている皆様もブリッジ動作を両足、又は片足でも行ってみて下さい。 どこの筋肉や関節を使っている感覚がありますでしょうか? まだまだお伝えしたいのですが、続きは次号となります!お読み頂きまして、ありがとうございました! NEXTをご覧の皆様、こんにちは! 本年もどうぞよろしくお願い致します。 今回は「ピラティスを使った機能評価法」についてご紹介させて頂きます。 ここ数年、ファンクショナルトレーニングが広まり「動きを通しての機能評価」をセッションで活用されている指導者の方も多いのではないでしょうか? ピラティスは動きそのものが機能評価でもあり、機能改善エクササイズとして使えるメソッドです。 パーソナル指導やグループ指導でも、その場でお客様にご自身のカラダの癖や動きを感じて頂き正しい動きの再学習をさせていくことが出来ますのでリピートにもつながりやすいのです。※客観的な評価だけではなく主観的な気づきや変化があるということがとても大切です! 今回は、フィットネス現場でもよく提供されている「ヒップリフト」動作を取り上げたいと思います。~第5回 ピラティスを使った機能評価法①~トレーナー・インストラクターが健康を語る?

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