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昭和42年7月生まれ、静岡県出身。筑波大学大学院修了後、実業団バスケットボールチームのコンディショニングコーチを務める。その後、スポーツ整形外科を経て、平成16年にアスリート専用トレーニング施設『ベストコンディションジム』を開設。平成24年より,バスケットボール女子日本代表ストレングス&コンディショニングコーチ。JATI認定上級トレーニング指導者(JATI-AATI)食べていけるかではなくやりたいかやりたくないかが重要トレーニング指導者Interview特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会九州・沖縄支部長窪田 邦彦さんKunihiko KubotaJATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)は、一般人からトップアスリートまで、あらゆる対象や目的に応じて、科学的根拠に基づく適切な運動プログラムの作成と指導ができる専門家です。JATI-ATI日本のトレーニング指導者資格■競技力スポーツ分野・プロ・社会人チームのトレーニング指導者・学校部活動のトレーニング指導者 など■フィットネス分野・フィットネスクラブの指導者・パーソナルトレーナー など・協会誌『JATI Express』(年6回発行)、協会ニュースを定期的に受け取ることができます・公式ウエブサイトと連動した会員専用ページを利用できます・指導者としての活動の場を広げ就業機会を増やすための情報提供や支援が受けられます・JATIが開催する研修交流会・セミナー・ワークショップ・講習会等の催事への参加費が、会員価格となります・テキストをはじめとした本協会発行書籍等の出版物の購入において、会員価格が適用 されます・会員専用名刺の注文ができます・「トレーニング指導者のための保険」(所得保障保険・賠償責任保険)に団体加入できます・弁護士 相談・紹介サービスを受けられます・自身のトレーニング目的で株式会社THINKフィットネス直営ゴールドジム及びスポーツクラブNASを利用する際に特別割引価格が適用されます主な会員メリット扌講習会の模様資格保有者の主な職業JATI認定資格の種類と構成特別上級トレーニング指導者JATI-SATI最上級資格上級トレーニング指導者JATI-AATI上級資格トレーニング指導者JATI-ATI基礎資格扌会員専用名刺お問合せ特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会TEL: 03-6277-7712 FAX: 03-6277-7713 E-mail: info@jati.jp オフィシャルサイト: http://www.jati.jp/ 東京都港区麻布台3-5-5-907感じます。『食べていけない』と言って、アスリート指導から離れてしまうトレーニング指導者が多い事がとても残念ですね。何年かやれば必ず食べていけるようになるんです。僕自身は、食える食えないではなく、やりたいかやりたくないかで考えたので迷いはなかったですね」 窪田さんは9年前にベストコンディションというアスリート向けのジムを仲間と設立している。声を出したり、クリーンでバーベルを床に落としたり…。既存の施設では難しいが、アスリートが思いきりトレーニングできる施設を作りたかったのだ。「今後は、トレーニングスペースだけではなく、体育館やグラウンドなどを併設した施設を作って人材育成をしていきたいですね。チームで指導をするノウハウとして、ウエイトだけでなく、フィールドで動かさなければいけないんです。筋トレだけではなく、競技の動きに近いような動きづくりができる人材を育成したいです。自分自身としては、いま指導を行っている女子バスケットの日本代表チームがオリンピックに出場できるようにサポートすることが一番の目標です」 最後に、トレーニング指導者にとってのJATIの魅力について訊いてみた。「JATIはこうじゃなきゃいけない、という決まりがないんですね。講習会で勉強したことがすべてではなく、そこから自分で考えれば良いというスタンスです。資格を取るための基礎知識の共通理解はもちろんありますが、他の方法論も認めています。みんなで共有して、それぞれがベストな物を選択していく。選択していくためには、たくさんの選択肢が必要です。その時の最新の情報や、海外の先生を招いたり、日本で活躍している人を呼んだり。絶対正解という物がない事が、魅力のひとつだと思います」 JATIの発起人の一人でもある、窪田邦彦さん。トレーニング指導者として20年、アスリートを中心に指導を行っている。「スタッフの一員として選手や他のスタッフと協力し、チームで結果を出せることがこの仕事のやりがいですね。自分が何かをしたから、ではなく、チームに関わる限りは色々な要素があって、その一つの要素となれることが嬉しいです。トレーニング指導は、知識や経験がいくらあってもすべてうまくいく訳ではなく、うまくいったりいかなかったり。毎日が同じではなく、頭を使って考えなければいけないからこそ、楽しいですね」 チームの指導を始めたころは、経済的に苦しいことや指導でも苦労を経験した。とにかく勉強をして、一緒にトレーニングをして、『この人の言うことなら間違いない』と選手に信じてもらえるようになったという。今は毎日がとても楽しいと語る窪田さんに、最近のトレーナー業界の状況について伺った。「最近は、フィットネスの分野はとても良くなって、パーソナルトレーナーが活躍していますよね。一般の方のトレーニングへの意識も高まってきています。しかし、アスリートの分野では、トップのごく一部の選手は恵まれてきていますが、その下の層になると昔と変わらず、まだまだ恵まれていないのかなとN7106Y

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