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8January,2013 www.fitnessjob.jpKeywordKeywordファンクショナル トレーニング確実なエビデンス専門的なアドバイスダンスの発表会シナプソロジーeスポーツグラウンドファンクショナル トレーニングスクールによる 新たな市場開拓小規模店舗・特化型施設 2012年はやはり、ファンクショナルですね。弊社の取り組みとしても「フィットネスが変わった」と打ち出して推進してきました。具体的にはファンクショナル度を図るFMS(ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン)や、ファンクショナルボディショートプログラム、ファンクショナルストレッチ、運動前に行うコレクティブエクササイズ、スタジオプログラムではナイキトレーニングクラブがあります。またファンクショナルトレーニングのシンボル的な存在として、TRXも30店に舗導入しました。 ファンクショナルという考えはまだまだこれからも広がっていくと思っています。スポーツパフォーマンスの向上もそうですが、普段の生活も快適にするものとして、トレーニングや運動の中に自然に根付いていくと思っています。また昨今はしっかりしたエビデンスに基づいた運動の提供が求められていますが、そのなかで「HIIT(High-intensity interval training)」には注目しています。高強度な運動ですが、しっかりしたエビデンスに則って、短時間で高い効果が得られることは魅力的だと思っています。 大きな動きとしては、『日経トレンディ』(12月号)にも掲載された自社開発の脳を活性化させるプログラム「シナプソロジー」があります。スポーツクラブのレッスン以外にも、介護の領域、企業のメンタル予防、会議の生産性向上など幅広く活用できます。昨年12月に始まったインストラクター養成では350名を超える人材を育成し、2月からは一般の方を対象に普及員養成講座もスタートします。また、北砂や経堂のクラブに導入している体感型電子ゲーム「eスポーツグラウンド」では、eシナプソロジーを1月から新たに展開します。 ジムでは、やはりファンクショナルトレーニング。ジムのレイアウトを変更しファンクショナルゾーンを設けて、ジム活性化に成功した事例が増えてきました。グループエクササイズでは、RPB、ズンバなどは引き続き活気があります。今後は「カラダ・うごく」等機能改善プログラムの拡大、そしてパーソナルトレーナーは認定者全員がアディダスパフォーマンストレーニングの資格を取得し、より高いレベルで顧客の機能改善ニーズに対応していきます。また、週1回月4回で、その間3日間 その他に、これまでのランニングブームもあったと思いますが、今年はダンスも盛り上がりました。弊社でも開催したHULAHULA、ベリーダンスフィットネスの発表会イベントも大盛況でした。これからお客様がクラブに参加するきっかけにもなればと思っています。 ファンクショナルを推進していく中で、現場で接するスタッフとお客様のコミュニケーションにも変化を感じています。お客様の目的に沿った運動の説明はもちろん、お客様それぞれに適した専門的なアドバイスや指導の必要性を強く感じます。情報の速さや量に対応して、お客様に良いものだと感じて頂くためには、専門的な人材の育成は欠かせません。2013年は、専門的な人材「フィットネスエキスパートナー」の育成もキーワードになってくると思います。の断食をするファスティングダイエットスクールは、1500名以上の方が参加され97%の高い満足度を得ています。プチ断食による身体の機能改善と減量達成で、その後の運動への動機づけも高まります。グループだから頑張ろうと思えるところも、スクールの良さだと思います。 イベントや大会でクラブへの帰属意識を高めて、会員の定着も図りたいと考えています。12月に開催した熱海でのスイミングイベントも大盛況でした。来年2月には国立競技場でリレーマラソンの大会を予定しています。業界全体では小規模店舗が増加していますが、弊社もレッドコードやマシンを配置し、介護保険対象者の機能改善を目的とした施設「元気ジム」や、女性向けスタジオ「ドゥミ ルネサンス」を拡大していきます。徳永幸史さんマーケティング部田中律子さん商品開発部プログラム開発チーム 課長株式会社ティップネス株式会社ルネサンス2012年のキーワードフィットネスクラブが注目した2012年、フィットネスクラブでのトレンドはどのように動いたのか。ここでは、注目したキーワードを中心に、2012年をクラブの視点から振り返る。時代のニーズ、新たな動き、さらなる発展のために力を入れたサービスなど、各クラブの担当者に話を聞いた。新規会員の獲得や既存会員の継続のために、クラブも新しい取り組みをしている。インストラクターやトレーナーにもさらなるスキルアップが求められる時代だが、各クラブの取り組みから見えてくる可能性や課題を掴み、2013年の飛躍につなげたい。

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