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1967年大阪府出身。香川大学教育学部卒業後、香川大学教育専攻理科専攻(化学)へ進学。その後高松第一高校教諭・野球部長兼トレーニングコーチを経て現在に至る。野球部長兼トレーニングコーチとして、技術指導、トレーニング指導および運動部のトレーニング指導を行う。JATI中国・四国支部支部長、JATI認定上級トレーニング指導者(JATI-AATI)科学的な根拠に基づいた正しいトレーニング指導を突き詰めていきたいトレーニング指導者Interview特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会中国-四国支部支部長伊礼 健太朗さんKentaro IreiJATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)は、一般人からトップアスリートまで、あらゆる対象や目的に応じて、科学的根拠に基づく適切な運動プログラムの作成と指導ができる専門家です。JATI-ATI日本のトレーニング指導者資格■競技力スポーツ分野・プロ・社会人チームのトレーニング指導者・学校部活動のトレーニング指導者 など■フィットネス分野・フィットネスクラブの指導者・パーソナルトレーナー など・協会誌『JATI Express』(年6回発行)、協会ニュースを定期的に受け取ることができます・公式ウエブサイトと連動した会員専用ページを利用できます・指導者としての活動の場を広げ就業機会を増やすための情報提供や支援が受けられます・JATIが開催する研修交流会・セミナー・ワークショップ・講習会等の催事への参加費が、会員価格となります・テキストをはじめとした本協会発行書籍等の出版物の購入において、会員価格が適用 されます・会員専用名刺の注文ができます・「トレーニング指導者のための保険」(所得保障保険・賠償責任保険)に団体加入できます・弁護士 相談・紹介サービスを受けられます・自身のトレーニング目的で株式会社THINKフィットネス直営ゴールドジム及びスポーツクラブNASを利用する際に特別割引価格が適用されます主な会員メリット扌講習会の模様資格保有者の主な職業JATI認定資格の種類と構成特別上級トレーニング指導者JATI-SATI最上級資格上級トレーニング指導者JATI-AATI上級資格トレーニング指導者JATI-ATI基礎資格扌会員専用名刺お問合せ特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会TEL: 03-6277-7712 FAX: 03-6277-7713 E-mail: info@jati.jp オフィシャルサイト: http://www.jati.jp/ 東京都港区麻布台3-5-5-907め、講習会に参加したり、専門家の先生やプロで活動されている方の指導や考え方を乞いにあちこちに足を運んだという。そして現在では、JATIの中国・四国支部長としても活動をしている。「実際にトレーニング指導の現場で必要となるのは、日本人の文化、体形、気質に合った独自のトレーニングです。JATIは日本独自のトレーニング指導を統轄する団体として重要な役割を担っていると思います。部分的なトレーニングを深く極められた方々ともうまくネットワークを作り、現場で活かせる総合的なトレーニング指導を研究しているので、トレーニング指導者にはとても頼りになる存在ではないでしょうか」 最後に自身の今後について、トレーニング指導者の未来を見据え、こう語った。「将来的には幼児のトレーニングを確立させていきたいです。プレゴールデンエイジ(ゴールデンエイジとされる8〜12歳の前段階)で色々な刺激を与えて脳を活性化させたり、感性を磨いておくなどの準備をしておくことで、ゴールデンエイジの伸びしろは拡がるのではないかと考えています。また、ジュニアに目を向けていくことでトレーニング指導者の需要の増加も見込めます。トップアスリートを指導するだけではなく、いかにトップアスリートを育てていくかを考えていかないと、トレーニング指導者の未来は見えてこないのではないでしょうか。さらに、幼児とともに保護者への教育も行っていけるので、地域の方々に正しいトレーニングの重要性を理解してもらえます。保護者は子どもの成長を見れば、トレーニング指導者の重要性をわかってくれますからね。まずは、多くの人に正しいトレーニングの重要性を認識してもらえるようにしていきたいです」 香川県で高校の理科教員をしている伊礼健太朗さん。野球部で指導を行う中で、理科教員ならではの視点から正しいトレーニング指導の重要性に気づいたという。「自分自身が理科の教員なので、科学的に物事を見る癖があり、指導をしていると物理的におかしいなと疑問を感じることがありました。同時に、OBや保護者の方々に自分の指導理念や考え方を科学的根拠に基づいて説明し、納得していただく必要性も感じ、科学的に正しい指導を突き詰めたいと考えました」 自身も現役時にケガに苦しんだ経験がある伊礼さん。正しいトレーニング指導は、選手はもちろん、その地域のスポーツの活性化にも繋がっていくと語る。「経験だけでの指導は感性の違いが生じてしまい、それが選手にとって正しいかどうかはわからないですよね。動きの修得や身体づくりは、科学的根拠に基づいた正しい方法で、正確に、そして楽しく行いモチベーションを保っていくことが大切です。そして、いつかその選手が指導者になったときに、同じように教え、伝えていくことで、正しい知識が裾野に拡がり、その地域全体のスポーツの向上に繋がっていくと考えています」 正しいトレーニング指導方法を研究するたN6907Y

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