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者や世界から招聘するプレゼンター達にいい評価を得られると、その後またたく間に世界に活躍の場を広げられます。ワールドプレゼンターとしての活動が始まると、フィットネスクラブなどでのレッスンの本数を減らし、プレゼンター活動だけに仕事を絞る人も多くいます。ほぼ毎週、様々な国に出かけますし、活動範囲も広がりますので、自分の国でレギュラーレッスンを担当することが難しくなるからです。その後は、学校の先生になったり、フィットネスクラブで教育の仕事に携わる人もいます。私は自らインストラクターの教育団体を立ち上げて活動していますが、プレゼンターとして活躍しつつ、自分でビジネスをしている人はまだ少数です。プレゼンターという仕事は、世界的に見ても新しい職業で、プレゼンターの平均年齢は30代前半ということもあるでしょう。ルチアーノ・モットラ イタリアには、フランスにあるような学校はありません。イタリアには数々のフィットネス協会があり、そこが様々なワークショップや資格認定などをしますが、そうした協会が運営する3ヶ月程度の養成コースを卒業してインストラクターになるケースが多いです。こうした養成コースは週末に開催されるので、大学に行っている人や、フィットネスクラブで働いている人なども来ます。私は以前サッカー選手だったのですが、選手活動をしながら、この養成コースに通いました。当時お金がなかったので、17歳の時にジムでトレーナーのアルバイトを始め、18歳の時にグループインストラクターになりました。イタリアには、サラノプレゼンター(SARANNO PRESENTER)というルーキーコンテストのようなコンテストがあり、私は2006年の大会で21歳で優勝しました。当時私もまだ若かったこともあり、すぐに世界で活躍することはできず、この優勝の後、ドイツで半年、スペインで1年間仕事をしながらワールドプレゼンターとのネットワークを築きました。そして徐々に仕事が増えて、以来25ヶ国を回りました。私の時代はプレゼンターになるのは容易ではありませんでしたが、最近はイタリアでは状況が変わってきています。様々なクラブやインストラクターが、自主イベントを企画して、知り合いのインストラクターをプレゼンターとして招く活動が盛んです。そうしたイベントでプレゼンターを務めることで、自分のことを「プレゼンターだ」という人も増えています。特にイタリアとスペイン、フランスは陸続きで、数時間で行き来できますので、すぐに「ワールドプレゼンター」と言えてしまうのです。この動きを加速しているのがフェイスブックです。フェイスブックでプレゼンター同士が知り合ったり、連絡を取り合いやすくなり、参加者の募集もしやすくなったことで小さなイベントが成立しやすくなっているのです。レミー イベントとコンベンションはきちんと区別して考える必要があります。イベントはクラブのスタジオや、体育館などで開催されるケースが多く、誰かが企画して、インストラクターを招いて開催するというスタイルのものです。一方、コンベンションは通常複数の団体が関与して、大きな会場で、多くの関係者のもとで開催されるものです。プレゼンターというのは、こうしたコンベンションで集客でき、かつ好評価を得られて初めて名乗れるものなのです。サーシャ・オスキン ロシアには、ダンススクールが多く、フィットネススクールも増えています。そして、非常に多くの協会が存在していて、みんなが「うちの協会が一番」と言い合っています。他の協会と関係を持つことはなく、むしろ他の協会の活動を否定するようなこともあります。これはあまり良くないことです。フランスのように一つの中心的な協会があると、インインストラクターを取り巻く環境とワールドプレゼンターへの道レミー・ユル フランスではインストラクターになるには1年間フィットネススクールで学ばねばなりません。ここで生理学や解剖学、バイオメカニクス、心理学をはじめ身体について学びます。この学校は18歳以上で、フィジカルテストにパスすれば誰でも入ることができます。こうした学校は民間も公立も両方あります。卒業時には2つのテストがあります。1つは筆記テストで、もう一つは実技。フィットネスだけでなくダンスやトレーニングに関する内容もあります。卒業後は、フランスの最大手チェーンであるクラブメッドジムやその他のフィットネスクラブでキャリアをスタートするケースがほとんどです。プレゼンターになる第一歩としては私が主宰を務めるリーダーズフィットという団体でルーキーコンテストを年に1度開催しており、このコンテストで優勝することで世界への一歩を踏み出す人が増えています。フランスのルーキーは欧州でも最も高いレベルのコンテストとして知られるようになっています。このコンテストで優勝した人は、その後フランスで我々の団体が企画するコンベンションで3~4回プレゼンターとしての機会を提供します。そのすべてで参加ストラクターも活躍の場や成長の場が見つけやすいと思います。ロシアでも、協会やインストラクターたちが企画するイベントが毎週のように開催されています。私はダンサー出身で、ダンススクールでブレイクダンス指導と、振り付け師としても活動していました。その後、フィットネスクラブで働き始め、ダンスはもちろん、アクアやスピニング、キックボクシングなど、ありとあらゆるグループエクササイズを担当しました。その後、世界のグループエクササイズに興味を持ちはじめ、様々な国のコンベンションに参世界のインストラクターはどのようにキャリアを築いているのかジャパンフィットに来日した4人のワールドプレゼンターによる座談会をレポート世界で活躍し続ける働き方が見えてきます!フランス、イタリア、ロシア、ギリシャワールドプレゼンター座談会!世界のインストラクターの働き方 ギリシャギョルゴス・ハッズィミハイルさん フランスレミー・ユルさん ロシアサーシャ・オスキンさん イタリアルチアーノ・モットラさん14Decemver,2012 www.fitnessjob.jp
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