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Novemebr,2012 www.fitnessjob.jp31社会貢献&復興支援 フィットネスができること講習会は、通常の半分の金額で受講していただけるようにしています。 OKJの指導者は、東北各地にいます。妊婦、乳幼児、子育て世代への関わりが濃く、運動指導者や、医療関係者である方もいます。震災のさなか、赤ちゃんを取り上げたり(懐中電灯と石油ストーブを用いて!)、その後の心と身体の支援活動に精力的に活動をしている方も多くいます。 震災の後、やっと携帯電話が繋がるようになってすぐに電話をくれた石巻のインストラクターから、浸水した家に帰ることも出来ない状況の中で、「夢の中で上田先生の講習を受けている夢を見ました」との伝言を受け、「あー、私に何が出来るんだろう!」と切ない想いになりました。震災3カ月後に仙台で指導者養成をスタート(予定を2カ月遅らせました)しましたが、30名近い受講者からは、震災以来初めて心と身体がほぐれました。との声をいただき、涙ぐむ一面も…。その時、「そうだ、微力でも、ずーっと、想いを届けたい!」と思いました。 被災地でのレッスンを提供していこうと決めたきっかけは、OKJ指導者であり助産師の方から相談を受けたことです。仮設住宅で子育てをしていると、「泣かせてはいけない、静かに」と思うあまり、必要以上にミルクをあげて、おとなしくさせているのだそうです。「赤ちゃんの肥満が心配なので、自分で会場を借りて親子フィットネスのレッスンをスタートしたい!」という相談でした。以来、被災地でのレッスンをサポートさせていただき、毎回200名以上の方々にご参加いただいています。 「すべての子どもとその家族に冠を!」をテーマに活動するOKJでは、イベントで、家族の笑顔を膨らませる、小さな小さな支援活動をしていこう!被災地では、家族イベント、他の地域では、想いのある義援金の呼びかけを、こた、気仙沼は海の産業に支えられていた町で、特に工場で働いていた方々の中には、仕事場がまだ復旧していない方も多くいます。震災以降は外部から気仙沼に訪れる方も増えていることから、気仙沼市としては観光業にも力を入れ始めていて、そうした違う仕事で生活を繋いでいる方も少なくありません。そうした意味では、みんなの生活が落ち着いたとはまだまだ言えない状況です。 外部の方が出資して運動場を作ろうというプロジェクトも出てきていますが、そうしたことが実現するのも、まだ1年以上はかかることが予想されます。みんなが運動を続ける良さを感じている気持ちを維持して貰えるように、できる範囲で活動を続けていきたいと思っています。 被災地で生活を続けるインストラクター仲間も、だいぶ仕事が戻ってきていて、義援金や各種の助成金による運動指導の仕事も、分担して行うようにしています。今後も、被災地でのボランティアに興味のある方の活動をサポートしながら、私たちも勉強させていだければと思っています。 仕事が戻ってきたとはいえ、まだ研修に行ったり、新たなCDやDVDを購入したりといった部分までは手が回らない状況です。日本各地のインストラクターの方々が来てくださることで、私たちにとっても新たな情報が得られる機会となり、今後もそうした機会を楽しみにしています。 震災前から気仙沼で活動をしていますが、現在は直接ボランティアはしておらず、外部からボランティアで来てくださる方のコーディネイトや活動のサポート、復興支援の一環としての運動指導などに、仕事として関わらせていただいています。 インストラクターとしての仕事も、震災前にしていた8割が戻り、その他に、新たに組織されたサークルや指導機会に恵まれて、レッスンの提供本数は震災前とほぼ同じに戻りました。 地域によっては仮設住宅での生活が続いていますが、そうした場所で続けていた運動指導も、参加者の方々が気を遣ってくださり、「ちゃんとお金とっていいのよ」と言ってくれるようになって、ボランティアでの活動は今年3月で休止しました、その後は、義援金を活用して月1回イベントを開催してきました。ちょうどその義援金を使い切ったこともあり、来月からは1人500円の参加費をいただいて、場所代を捻出しながら続ける予定です。震災を通じて、健康づくりのための運動に親しみ、その価値を知った方々が、自己負担で続けていこうという機運が高まってきているのを感じます。「身体を動かしたほうがいいね」という人が増えていて、イベントなどの参加人数も増えています。 ただ、その一方で、運動を実施する場所がまだ限られていることが大きな課題となっています。気仙沼で現在使える体育館は2ヶ所しかなく、様々な団体が場所と時間を分け合いながら使っている状態です。そうすると1団体あたり月に1~2回の活動になってしまうのが現状です。まみんなの生活が戻り、運動施設などの環境が整うまで運動を続けたいという気持ちを維持する活動を続けたい冨田夕子さん冨田夕子さん気仙沼市近辺で一般、子ども、高齢者、障がい者の運動指導を行っている。震災直後に支援物資を運びながら、避難所数カ所で運動指導を行った健康運動指導士/ADI、AQIなど

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