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Novemebr,2012 www.fitnessjob.jp29社会貢献&復興支援 フィットネスができることいる姿も見られて、体操が日常の生活に浸透していることを感じます。宮城県石巻から届いた「おらほのラジオ体操」が地元の言葉で人気です。ラジオ体操の良いところは子供や男性の参加が多いことです。運動時間は、春と秋は6時半から10時半、夏は6時から8時半60と夕涼み時間の17時から18時半1、冬は10時から13時位半。夏場は一ヶ所10分、冬は寒いので有酸素運動も取り入れて20分程度の運動。ストレッチ体操やフィットネスダンス、手踊り、エアロビック、ウォーキングなど気軽に参加していただける内容にしています。踊りになるとどうしても中高年の女性が中心になるので、子供が好きな曲、若い方が好きな曲、懐メロなどを混ぜて楽しく動いています。 被災地は現在も災害ボランティアセンターを通して各種支援団体の活動も活発です。日中は忙しいので、私の体操は市民の皆さんが動き出す前の朝や、夕方や夜に短時間で巡回しています。 活動を続けて必要と感じたのは体操の図解リーフレットでした。そこで今年の冬から3ヶ月かけて一関市の男性保健師と生活密着型「生活アクティブ体操」を制作。この資料を作るにあたり梅田陽子先生、石井千恵先生の資料を参考にさせていただきました。各市町の保健師さん、生活指導員さんの協力があり、三陸沿岸の北は久慈市から南は気仙沼市大島までの10市町13,000枚配布させていただきました。 避難所で始めた活動で得た縁を大切にしつつ、できる範囲で被災地の仕事を引き受けるようにしています。仮設集会所での介護予防事業や生活不活発病予防事業、高齢者見守りサロンの仕事も入ってきます。また岩手県被災者健康づくりサポート事業を岩手県エアロビック連盟で受託し、被災地の指導者の救済のためにも取り組んでいます。 復興が進み地域の機能が戻るにつれて、自治体の運動指導の仕事も、震災前同様かむしろ増えるくらいの状況に戻っています。ボランティアでの屋外体操指導も増えていますが、仕事とのバランスをとりながら、休みの日を利用して細く長く活動を続けています。多くのみなさまの理解とご協力に感謝しています。すべての活動は人と人とのつながりがあってこそできたことです。逆に私が支援されていると感じるときもあります。現在の私の活動スタイルでご協力いただける方がはぜひご連絡ください。仮設の皆さんは『あれ、今日は一人、誰も連れてこないの』と支援者が来ることを楽しみにしています。 被災地にもだいぶ元気が戻ってきましたが、一方で心の問題を抱える方が多数いることも事実です。これからも皆さんが明るく元気に暮らせることを慎重に考え活動を続けて行きたいと思います。 急性期から一般ボランティアとして陸前高田市の全国医療保健チームの体制図に入り、運動指導で様々なことがありました。あれから一年半、人と人とのつながりがあり、現在も休みの日にボランティアで体操指導に行っています。今日までの活動日数155日、指導回数575回、指導人数29,741人、避難所や応急仮設住宅での指導は岩手県59ヶ所、宮城県12カ所。現在の活動地域は、陸前高田市と隣町の住田町の応急仮設住宅を巡回しています。これまで久慈市、宮古市田老、大槌町、釜石市、大船渡市、住田町、遠野市、気仙沼市唐桑、大島、栗原市、多賀城市に行きました。陸前高田市の応急仮設住宅は全部で55ヶ所、そのうち私が伺っているのは大きな仮設13ヶ所、住田町は3ヶ所指導に入っています。 現在もラジオ体操と様々な曲に合わせてストレッチ体操を指導しています。仮設と仮設の間を移動するときラジカセで音楽を流すと、それを合図にみなさんが家から出てきます。屋外で音楽を鳴らして体操を始めると、家の中や、畑でも、遠くでも一緒に体操して『あれ、今日は一人、誰も連れてこないの』と支援者が来ることを楽しみにしています藤野恵美さん藤野恵美さん健康運動指導士、フリーインストラクター。震災前から県や市町村の健康推進事業に携わっていたことから震災後も被災地の応援チームとして避難所などでの運動指導を開始。高齢者施設では介護予防運動、短大や幼稚園では幼児体育やエアロビックの授業、また岩手県内や宮城県北の市町村から依頼を受けて、幼児から高齢者まで幅広く指導している。連絡先:Fujino99@jasmine.ocn.ne.jp

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