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摩訶不思議?摩訶不思議?常識?トレーナー業界の常識?非常識?デンマーク、フィンランドで、股関節骨折や骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。更に困ったことに、牛乳と癌との因果関係があります。「乳がんと牛乳」(ジェイン・プラント著)など、専門書や文献が世界中に多くあります。日本の国立がん研究センターが4万3000人を追跡した大規模調査でも、乳製品やカルシウム、飽和脂肪酸の摂取が前立腺癌のリスクを上げることが示唆されました。山梨医科大学佐藤章夫名誉教授も著書の中で、「前立腺がん発生率との相関係数(r)はミルクが0.711で、次いで肉の0.642が大きい。前立腺がん死亡率との相関係数はミルクの0.766が最も大きかった」と書いています。 昔は、妊娠して子牛を出産してから乳が出ていましたが、現在の牛は濃厚飼料が与えられているので、妊娠中から乳を出します。妊娠した牛の乳には、硫酸エストロンという女性ホルモンが含まれ、これは本物のホルモンなので、環境ホルモンより強力に作用します。このようなものを成長期の子どもに、国家規模で飲ませている唯一の国が“日本“なのです。それでもまだ、牛乳を飲みますか?そして薦めますか?S.Dream有限会社代表、NESTA JAPAN理事、太田情報専門学校講師。「Drive your HEART&BODY」をテーマにパーソナルトレーナー、チームコーチ、クラブスーパーバイザー、メーカーコンサルタント活動中。雑誌、DVD、TVCM出演多数。Profi le 木内周史 今回は、「食事の不思議」です。いつも以上にショックな方も沢山いるはずです。「牛乳(乳製品)は、身体に良くない!」と聞いて、抵抗はありますか?中には、「そんな馬鹿な!」「学校給食でも出ている」「カルシウムの宝庫!」といろいろな声が聞こえてきそうですが、「牛乳は身体に良くないと言うより、絶対的に悪い」のです。 新谷弘実氏の『病気にならない生き方』を読まれた方も多いでしょう。新谷氏は、世界で初めて「新谷式」と呼ばれる大腸内視鏡の挿入法を考案、約30万例の胃腸内視鏡検査し、開腹手術することなく、ポリープの切除に成功した世界的な外科医です。同氏は著書の中で「毎日ヨーグルトを食べているという人で、よい腸相の持ち主に会ったことがありません。アメリカ人は毎日たくさんの牛乳を飲みますが、多くの人が骨粗鬆症に悩まされています」と書かれています。乳製品には、実は栄養学的にいいところが殆ど見当たらないのです。 まずは糖質。日本人は、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する酵素(ラクターゼ)を断乳後失う割合が高いため、軟便、下痢などが引き起こされます。たんぱく質では、牛乳に含まれるたんぱく質の約8割を占めるカゼインが、胃の中に入ると胃酸によって固まり、消化困難になります。日常摂取量の牛乳たんぱく(カゼイン)で癌細胞が劇的に促進させられることも科学的に証明されています。そして脂質。これがまた最悪です。生乳に含まれる脂肪酸は、加工の過程で酸素と結びつき、「過酸化脂質」に変化します。過酸化脂質は、活性酸素、特にフリーラジカルを作り出す原因となり、細胞内の遺伝子を壊し、ガンの原因を作るなど、様々な健康被害をもたらします。 また、牛乳のカルシウムは、他の食品より吸収がよいといわれますが、それにも落ちがあります。血中カルシウム濃度は、通常9~10mg/100ccに保たれていますが、牛乳を飲むと、その濃度は急上昇します。そのため、ホメオスタシスの働きにより、カルシウム濃度を保つために、血中余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄します。結果、体内のカルシウム量を減らしてしまいます。牛乳摂取量の多い5大酪農国であるノルウェー、アメリカ、スウエーデン、vol.6禁断の“魔の牛乳伝説”の巻RefineBody代表、動きを通して洗練されたココロとカラダ創りを提唱。北海道体育大学校非常勤講師、一人でも多くの方に運動を通して幸せを提供するために活動中!ブログ【札幌 田中宏明】で検索田中宏明Hiroaki Tanaka道産子がゆく!ピラティスパーソナルトレーニングとseptember,2012 www.fitnessjob.jp37東京フェスタにて講師を務めさせて頂きます。 イベントやセミナーを通しての新たな出逢いに、いまからワクワクしています。 さて、今回の連載記事よりパーソナル指導におけるピラティス活用法をご紹介させて頂きます。私が、ピラティスを知り、一番影響を受けていること… それは「お客様の感覚を大切にするようになった」ことです。 フォーム・回数・重さも大切ですが、実際に動いているお客様がどう感じられているのか… ここに重点を置くようになってから、指導の質が変わっていったように思います。 指導中のコミュニケーションも増え、よりご満足頂けるようにもなりました。 体からの“気づき”を通して、ご自身の体の状態や癖を知って頂くことも出来ます。 お客様ご自身が、「体の変化」に気づくためには、「自分の体を感じること(自感)」や「モニタリング」がとても大切なポイントです。 パーソナルトレーニングにおける評価・効果測定項目としては、体重・体組成・姿勢・関節可動域・主観的な体の動かしやすさ・痛みの変化・自覚的運動強度の変化・FMSなどなど…たくさんあると思います。 最善の運動を行って頂くために、トレーナーが評価をしなければならない項目もあると思いますが、出来る限り、お客様ご自身が「変わった」「良くなった」と感じて頂けるようなセッション(モニタリング)を心掛けています。 次回は、「ピラティス呼吸の活用法」を掘り下げてお伝えさせて頂きますので、ご覧頂いている皆様も、ぜひ、この機会にご自身の呼吸を感じてみて下さい。 最後まで、お読み頂きまして有難うございました! NEXTをご覧の皆様、こんにちは! この連載では、道産子トレーナー&インストラクターの活動ぶりをレポートするとともに、私の指導を根本から変えるきっかけとなった「ピラティス」をトレーナーとしてどう捉え、どのようにパーソナルトレーニングセッションで活用し、お客様から喜びの声を頂いているのかをご紹介させて頂きます。 先日、北海道で私も講師として活動させて頂いております、日本コアコンディショニング協会の体幹エクササイズセミナーin札幌が開催されました。沢山の方々と同じ時間を共有出来たことを非常に嬉しく思います。 自分が良いと思っているものがどんどん拡がっていくことは嬉しいことですね。 私事ですが、9月に旭川でコアコンディショニングセミナー、9月~11月に函館市内でBESJピラティス指導者養成、10月にはJCCA~第2回 気づきを通して~

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