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46June,2012 www.fitnessjob.jpを使わない名称のレッスンが増えています。ですが、それは時に不親切で、入会者の機会損失を招いていることも危惧されます。かっこよさ、イメージ先行で本質を伝えきれていない、きっと判ってくれるだろうとの思い込みで、一人歩きしたプログラムは淘汰されています。新鮮で斬新なものは必ず提供し続けなくてはいけませんが、変わらない安心感のあるサービスも求められている。そんな現場の声に耳をかたむける、そしてバランスを考える機会となりました。 さて皆さんの指導スタイルは対面、背面?マニュアルで規定がある場合もありますが、外から見たスタジオの雰囲気はどうでしょう。お客様と向かいあった対面指導は優しさやおもてなし、双方向のコミュニケーションが生まれます。背面ではどうでしょうか。想像してください。施設見学で入会者の機会損失がそこにあるのかも。せめてウォーミングアップは対面で!参加者を魅了するサービス提供で魅力を倍増させましょう。 ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。私は通常通りレッスンをしていましたが、初めての方も多く、顔ぶれが違うので、ここは力量の見せ所!とばかりにいつも以上に張り切って臨みました。最初で最後の方にも「また受けたいな」と思わせたい。そんなプロ意識は健在です。新プログラムを生み出すことばかりに目を向けていると、現場とのギャップを感じることが多々あります。 あえて「エアロ」という表現株式会社メガロス 運営推進部プログラム課Profi leShingo Atoda後田慎吾を与えられていない現状なのだそうです。 モノには寿命があるので、現状を活かした工夫や、新しいモノが生まれなければ、当然、衰退します。 確かにここに書いた文面や、データ、社会の問題に焦点を当てた時、日本の見通しは非常に苦しいけれど、世代間のギャップを乗り越える手段を考えたり、自分の手で経験を作りだしていくことで、工夫や新しいモノは生まれるかもしれないし、今までとは違った環境を作りだせるかもしれないと思います。 それが、10年後の未来を作っていく事だと考えます。自分の意思で人生をつくり、2022年が輝いていたら最高です。 一緒に、10年後を考えてみませんか?『2022ーこれから10年、活躍できる人の条件』という書籍を購入してから、数回読み返し、知人や仲間におススメさせていただいたほど、最近では1番影響を受けた本です。 著者である神田昌典さんはカリスマ経営コンサルタントでありベストセラー作家です。今回の書籍の内容はとても衝撃的でもあり、なおかつ書籍の中ではこれから「健康」に関わるお仕事を・・・という文面もあるので、運動指導で「健康」を導く私たちにとって、「やるぞ!」という気力が湧いてくるもの。 10年後の自分や社会との関わり関わりを考える「基」となる1冊なので、まだ読んでいない方がいらっしゃったら是非お勧めしたいです。 私が、この書籍から学んだことは「敷かれたレールではなく、自分の意思で人生を作っていく」ということ。 現代の日本の平均年齢は44歳。そして、他の先進国の平均より10歳高く、ドイツに次いで高齢化が進んでいる国です。 また、誰もが参加できる情報発信技術であるソーシャルメディアが仕事に取り入れられている一方、仕事の権限を握っているのは50代以上の『インターネット以前の世代』で、お互いに通じ合える考えや共通言語が無いため、なかなか若者の新しい企画が通りにくく、新しモノを作りだす経験広告業界からフィットネス界に転身。関西在住、フリーインストラクター。指導者の勉強会「志楽塾」、サークル活動「健康サポートプロジェクト」活動中。ブログ:http://mimi320.weblogs.jp/blog/HP:http://kenko-support.net/Profile坂田純子Junko Sakataby Junko Sakata2022ーこれから10年、活躍できる人の条件PHPビジネス新書/神田昌典 著 (840円)第25回 自分の意思で人生を作っていくということ輝き続けるインストラクターのためのビジネスマナー常識ガイドvol.15
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