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TRXが、新たなファンクショナルトレーニングをリリースRip(リップ)トレーニングファンクショナルトレーニングカンパニーであるTRXが、サスペンショントレーニングに続き、世に送り出したのが、Rip(リップ)トレーニング。レジスタンスコードとバーで構成されたRip Trainerというユニークなギアを使い、体幹を安定させ、左右非対称にかかる負荷をコントロールしながら、安全に、効果的に動きの質を高めることができる。回旋を伴う動きやスピーディーな動きにも対応する優れたファンクショナルトレーニングとして、世界中から注目されている。日本でも6月からトレーニングコースが提供される。これに先立ち、このRipトレーニングの概要、特徴、効果などについて、紹介したい。 フィットネスユーザーがトレーニングの目的を合理的に達成できるように、プログラム、教育、ギアの各面からファンクショナルトレーニングを追求しているTRXは、一世を風靡したサスペンショントレーニングに続くトレーニングとして、Ripトレーニングを選んだ。 ファンクショナルトレーニングに精通し、TRX公認トレーニングコースインストラクターを務める谷佳織さんは、このRipトレーニングの特徴を次のように説明する。 「サスペンショントレーナーは、重力に抵抗するように体幹の安定性を保ちながら動きの質を高められるたいへん優れたトレーニングです。しかし、これだけでは身体が必要とする高度な動きを100%カバーし切れません。これはある意味当然のことですが、このRipトレーニングは、サスペンショントレーニングがカバーし切れないところを相当にカバーします。たとえば、体幹を安定させながら、左右非対称にかかる負荷をコントロールするトレーニングやユーザー自らの力で回旋する力を生み出すトレーニング、あるいは高速低負荷のトレーニングや低速高負荷のトレーニングなどがとてもスマートに行えます」 フィットネスクラブのジムで提供されている多くのトレーニングは、矢状面の動きをするトレーニングだろう。また、スピードを伴うダイナミックな動きをするトレーニングも少ないだろう。だが、日常生活やスポーツの中での動きのほとんどは、一見左右対称のように見えても、実は左右非対称であり、しかも回旋を伴っていたり、相応のスピードを伴っていたりする。このRipトレーニングは、こうした日常生活やスポーツの動きをトレーニングの動きとして合理的にシミュレーションできるため、身体にとってとても効果的に作用する。 読者のみなさまならそもそもこのトレーニングギアの開発経緯からして、共感がもてよう。開発者のピート・ホールマンさんは、CSCSの資格保持者で理学療法士でもあり、かつテコンドーのアメリカナショナルチームのチャンピオンである。同チームのキャプテンとして、いかにしたらパンチとキックのパワフルな回旋力を強化できるかと日々熟考する中で、自宅ガレージにあった部品からこのRipトレーナーを開発した。 解剖学的にも、Ripトレーニングの動きは、合理性がある。人の体についている筋肉のほとんどが斜めについた筋肉であり、特にコアにあって出力となるアブドミナルループを構成する筋肉の85%がそれにあたるため、回旋を伴った動きでそのポテンシャルを最大限に発揮させることで実際的な身体能力を最大限に高められるのである。 こんなオールコアで3Dの動きのトレーニングができるRipトレーニングは実にバリエーションに富む。多くの動きを組み合わせることで、ユーザーの目的に応じた最適なトレーニングメニューが組めるのだ。しかも、エクササイズが楽しくできるところがよい。この素晴らしいプログラムが6月のHFJ2012で初めて披露される。開発者のピート・ホールマンさんも来日。直接デモンストレーションを提供する。さらに、その後すぐにトレーニングコースも6月22日(金)に(東京・新宿)にて、開催予定。申し込みが殺到することは必至だろう。TRX Rip Training Course 日本初開催のTRX®リップトレーニングコース指導のために、リップトレーニング開発者のピート・ホルマン自身が来日。開発者本人からの指導を受ける事ができるまたとないチャンスをお見逃しなく!6月22日 午前10時から午後6時 新宿コズミックセンター45,000円(TRX® リップトレーナー付き) 30,000円(コース受講のみ)※日本初開催につき、今回のコースに限り特別価格にてご参加いただけます!■日程■会場■料金Fitness Business 編集長 古屋のSPECIALREPORTRipスクワットプレス。左右非対称にかかる負荷をコントロールしながらスクワットする。この状態からジャンプするとRipジャンププレスの動作となる。10m四方のスペースがあれば2人1組で計20人までが同時にトレーニングすることもできる。TRX training JAPAN株式会社Email japan@trxtraining.com TEL:03-6868-7568 www.facebook.com/TRX.JP HP : ja.trxtraining.comN6311Y
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