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ゲットを明確にして強みを作っていけば大きなチャンスがあると思います。 また、子供市場は「需要の質」の変化が起こると思います。 過去の教育需要はいい学校(大学)に入れるというのが保護者の需要(目標)でありましたが、今は「国際的に活躍する大人になる」といったイメージだと思います。体育や知育、徳育など分かれてサービスが提供されていますが、保護者の教育投資の効果測定はカテゴリー毎ではなく「人間として総合的に、順調に成長しているか」という視点に変化していくと思います。提供スタイル ここ5年ほどで私達のビジネスを取り巻く環境は大きな変化を遂げています。●業界の成熟とともに、様々な(大型~スタジオ型まで)業態が生まれました。●指定管理制度が施行されて民間による公共施設の運営受託がはじまりました。●ITの凄まじい変化は、様々なサービスや商品のポータビリティを実現し、加えてWEB上で消費を完結できる時代になりました。●SNSの台頭は消費者の企業・ブランド・サービスの認知、評価など消費行動に大きく影響を与え結果的に消費者の体験価値そのものが広告的価値になるようになりました。 マーケティング戦略そのものを根本から変えないといけない時期にきています。 ポジティブに考えると、私達のサービスできる場所、中身、やり方等の組み合わせが多様にありつまりバリエーションが豊富になります。 市場機会と提供スタイルの2つを併せて考慮して、5W1Hでビジネスモデルを組み立てる。こんな事から中期的ビジョンを設定する事をお勧めします。 次回から、新しいテーマでの連載となります。(株)ティップネス企画部長1994年(株)レヴァン入社。2001年合併により(株)ティップネス入社。店舗、人事、営業管理、マーケティング、開発等の業務を経験し、現職に至る。ティップネス、ティップネスONE、丸の内スタイルなど各業態の事業戦略及びブランド・マーケティング戦略立案、新規事業開発などが主な担当。上野和彦Kazuhiko Ueno 皆さん こんにちは。 1年半に渡って綴ってきたこの連載も最終回(9回目)になりました。この連載のテーマは「インストラクターの未来像」で志向に関する内容を中心にしてきました。 最終回はこれからビジネスしていく上で、筆者が思う中期的な視点を述べさせてもらいます。読者の皆さんの今後の参考になればと思います。市場機会●シニアに加えて、団塊Jr世代、子供市場 日本は高齢化社会なのは周知の事実でシニア市場については最大のマーケットである事は間違いありませんが、各業種がこぞって狙っていて最も激しい競争環境です。 ここ数年のエポックは、団塊Jr世代が中年層に突入する事です。 具体的には、メタボ・不定愁訴の需要が拡大すると同時にメンタルヘルス需要が大きくなってきます。また、40代前半はアンチエイジングにもお金をかける世代なので、ターインストラクターの未来像を考えよう(株)フィットネスビズ 代表取締役CEO大手、ベンチャー等で、トレーナー、企業フィットネス、SV、副支配人、支配人、営業部長、営業本部長、役員を歴任後、2007年6月に独立。2008年度は富士アスレティック&ビジネス専門学校「パーソナルトレーナー学科」で講師を務める。ブログ「勇気の力」、メルマガ「L&M大学」好評執筆中! URL: http://www.fi tness-biz.net 遠藤一佳Profi le現場たたき上げ はい、間違っていると思います。 この主張は昔から存在し続ける、実に身勝手で未熟な議論だと思います。 館内に「その方、1名」しかいないのであれば、それでもよいでしょう。 でも、そうではないはずです。「親身になってお聞きするあまり」なんて言っていますが、他の大勢のお客さまの「親身になってさしあげる必要」はないのですか?「お役に立つ必要」はないのですか? このことを逆から言えば、「1名の方」のお役にしか立っていないということです。「サービス業」とはそういう価値観が求められる仕事ではないのです。飲食店でスタッフが他のテーブルのメニューもとらずに、特定のお客さまと話し込んでいたらどう思いますか? それでも「自分が正しい」と思うのであれば、性格上、この仕事に向いていないので職を代えた方がいいと思います。このことは多くのパーソナルトレーナーも同じです。自分の顧A現場たたき上げの遠藤からのアドバイス客だけに一生懸命で、多くの方々のお役に立っていない。フリーの人間に至っては、自分の顧客以外に挨拶すらしない者もいます。「パーソナルトレーナー推進派」の方々には、まずこういう非常識なことから何とかしてほしいと思いますね。 話戻って、誤解のないように付け加えておけば、接客を画一的に切り上げるのが「正」ということではありません。必要ならば、場所を代えるとか、別途カウンセリングを行うなど、クラブの方向性の中で対応すればいいのです。 仕事というのは、お客さま全体、会社、個人の三者が幸せに向かうものです。そう考えれば、自身の主張が如何に間違っているかがわかると思います。フィットネスビズ兄に訊け!れば、それでもよいでしょう。 でも、そうではないはずです。っていますが、他の大勢のお客さまの「親身になってさしあげる必要」はないのですか?「お役に立つ必要」はないのですか? このことを逆から言えば、「1名の方」のお役にしか立っていないということです。「サービス業」とはそういう価値観が求められる仕ジムトレーナーです。私はひとりのお客さまのお話を親身にお聞きするあまり、特定の方との接客時間が長くなってしまいます。そのことを上司から注意されるのですが、納得がいきません。私が間違っているのでしょうか。Q今回のお悩み内容48May,2012 www.fitnessjob.jp
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