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フィットネスクラブが注目したTIPNESS2011年、ティップネスは1986年にオープンした1号店の渋谷店を全く新しいコンセプトにリニューアル、TIP X TOKYOとしてリニューアルオープンした。ファンクショナルトレーニング....

フィットネスクラブが注目したTIPNESS2011年、ティップネスは1986年にオープンした1号店の渋谷店を全く新しいコンセプトにリニューアル、TIP X TOKYOとしてリニューアルオープンした。ファンクショナルトレーニングやパーソナルトレーニングが行えるフリースペースを拡張し、スピニングも採り入れるなど世界最先端のレイアウトとアイテムで、新時代への一歩を踏み出した。そんな同社の2011年のベストヒットは「ボディドック」。新生ティップネスでは「フィットネス・エキスパートナー」としてソフトの充実も図っているが、その第一弾となる目玉商品としてこの「ボディドッグ」を2011年1月に全店に導入した。メンバーの入会直後3回シリーズで、「ドクターフィットネス」(体組成測定)、「コンディションチェック」(生活習慣チェック)、「FMS」(ファンクショナル動作評価)という3つの測定結果をもとに、全104項目をチェックして一人ひとりにあった運動プログラムを提案していく。現在、入会者の約8割が入会3ヶ月までにこのサービスを利用し、定着率の向上にも効果を発揮している。同社マーケティング部の坂原勇昌さんはその導入経緯をこう話す。「メンバーの方々のニーズが多様化してきていて、同じ『やせたい』という希望でも『走るためにやせたい』『膝の痛みを軽減したい』というように、その目的も身体の状況も様々。以前はクラブ側で商品を取り揃えて、それを選んでいただく形をとっていましたが、それではもはや対応できなくなってきています。そこで、メンバーお一人おひとりのニーズに合わせてプログラミングするサービスを、無料ですべての方に提供できる仕組みを整えました」同プログラム導入にあたっては、全社的に社員からアルバイトトレーナーまで600名以上が、所定時間の研修を修了。多数のスタッフがこのサービスを提供できる体制を整えた。「生活習慣のアドバイスまで提供できることで、ティップネスに来て下さる時間以外の時間もサポートできることになります。また、ファンクショナルトレーニングで動きの質を改善することで、これまで提供してきている筋力や持久力のトレーニングもさらに活かせることになります」フィットネスクラブの主力商品である「フィットネス」の指導レベルを大きく引き上げる取り組みとなった。BESTボディドック2011.1 ~導入BEST Vダンス2011.3導入BEST BIG DANCE 2011.4導入Vダンスとは、「部位」のトレーニングをダンスのムーブメントで行うもの。30分と45分のプログラムで、「コア」「レッグス」「アームス」「ヒップ」などテーマを決めて行う。韓流スターのヒップダンスやセクシーダンスにヒントを得て開発した。スタッフが行えるプログラムにすることで参加者への親しみやすさを高めたこともヒットの要因に。スペインやフランスなどで愛好されているダンスをプレコリオにしたもの。サンバ、チャチャチャ、タンゴなど6 ~ 7種類のダンスが45分間で楽しめる。ティップネスでは、新プログラムの導入後3ヶ月後の入場者数で歴代1位となるヒットとなった。「プログラムを楽しむだけでなく、ティップネスでは初となる検定があり自分のダンスの力量を試せる場があったことも参加者の方々のモチベーションに繋がったのではないでしょうか」2011年注目した業界の動きキーワードを挙げるとすれば「ダンスブーム」「気軽に簡単に」「ランニングブーム」。ダンスブームは、べスト2に挙げたビッグダンスをはじめ、ラテン、ヒップホップなど、プログラムが多ジャンルにわたり出尽くした感が出るほどです。お客様のニーズも多様化していますので、1つのプログラムで「気軽に簡単に」複数のダンスやトレーニングが楽しめるといったものも人気。ランニングブームは健在で、クラブでもそれに対応したプログラムやイベントを整備してクラブが大会に挑戦する「ハブ」のような存在になれればと思います。坂原勇昌さん株式会社ティップネスマーケティング部1997年ティップネス入社後、ジムチーフ、支配人を経て現職。マーケティング部商品開発課にて、プログラム開発に携わる。January,2012 www.fitnessjob.jp12