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でクラスを担当した。2004年に現職となり、現在もニューヨークと日本を往復しながらフレンド氏の信頼の下、アヌサラ・ヨガの普及に努めている。そのヤスシさんがニューヨークに渡ったのは、1987年。20代の頃。ダンサ....

でクラスを担当した。2004年に現職となり、現在もニューヨークと日本を往復しながらフレンド氏の信頼の下、アヌサラ・ヨガの普及に努めている。そのヤスシさんがニューヨークに渡ったのは、1987年。20代の頃。ダンサーとしてのキャリアを高めようと思ったのがきっかけだった。ヨガに出会ったのは、そのダンス学校。週2回90分のレッスンだったが、次第にヨガの世界観に興味を惹かれ、近くのスポーツクラブや、アイアンガーインスティチュートにも、ダンスの仕事の合間に通うようになった。そして、渡米してから10年経つことを機に、少しずつ身を置く世界をヨガにシフトさせていった。「舞台に立つダンサーのキャリアは長く続かないということは、すべてのダンサーが自覚しています。私もプロフェッショナルな舞踊団で踊りながら、『将来』を考えるようになりました。その頃はヨガのクラスにもよく参加していて、ヨガの世界観がキャリアという意味を超え、生き方の主軸として自分に合っているなと感じました。ダンスは大好きでしたが、ヨガなら一生関われるかなと思いました。『人の役に立つことをしたい』と考え始めたのも理由の一つです」ヨガの魅力そこから本格的にヤスシさんのヨガ人生が始まる。特にインストラクターの養成コースにあたるティーチャートレーニングに出始めてから、さらにその魅力に惹かれていったという。「ティーチャートレーニングといえど、もともとハタヨガが得意な人が集まるわけではないことは意外でした。哲学に長けた人、瞑想を長年続けている人、若くて体が利く人が集まっていて、年齢層も広いんです。特に良いなと思ったのは、勉強するという点では全ての人にチャンスが提供されることです。またインストラクターへのお話を聞いた方ヤスシさんスタジオ・ヨギーエグゼクティブ・ディレクター、アヌサラヨガ正式認定指導者。1987年、ダンス留学のためニューヨークへ移住。モダンダンス・カンパニーに関わった後、ブロードウェイ・ミュージカル「王様と私」の舞台を踏む。1990年からヨガを始め、1997年以降数々のティーチャートレーニングにて指導者認定を取得。2004年に現職に就きニューヨークと日本を行き来するようになる。プレ・アヌサラ集中トレーニングコース講師、アヌサラ・集中トレーニングコースⅠⅡⅢ講師、リストラティブヨガ・トレーニングコース講師、セラピューティック・トレーニングコース講師などダンス留学先でヨガに出会う日本のヨガスタジオでは最大チェーンの一つとなっているスタジオ・ヨギーでエグゼクティブ・ディレクターとしてヨガプログラムの企画開発や、インストラクターの育成に携わるヤスシさん。1997年にアヌサラヨガに出会って以降、ヨガの世界に引き込まれていった。1999年にはワールド・ヨガ・センターで15ヶ月コースの修了後サーティフィケションを取得。また2002年にはヨガ・マンダリにて12ヶ月のアヌサラ・ティーチャー・トレーニング・コースを修了。2001年からは、アヌサラヨガの創始者であるジョン・フレンド氏のティーチャートレーニング、セラピューティック・トレーニング、ワーク・ショップなどを定期的に受講し研鑽を深め、ヨガインストラクターとしてニューヨークのワールド・ヨガ・センター、ヨガ・マンダリ、ステップス74、バレエアーツなど道のりも、自分の個性や得意分野を見極めながら、様々な選択肢が選べることに、ヨガの懐の広さを感じました」また、先生と生徒の関係にも惹かれたという。ヨガでは先生も生徒も、一個人の人間同士として向き合う。生徒は先生を尊敬しながらも良い意味での対等な関係があった。生徒が学ぶための作業に、先生と生徒が一緒に取り組むというスタンス。日本人から見るとカジュアルすぎる面も感じながら、目的が明確でそこへ行きつくベストのスタイルを一緒に創っていく時間は、それまで自身がいたダンスの世界にはない心地よさを感じていた。また常に個性豊かな先生や生徒(仲間)に囲まれていていたことで、視野が広まったとも言う。個人で活動していても、グローバルな繋がりが感じられる現在、日本と米国を行き来しながら、最先端のヨガに触れつつ、後進を育てるためにもアウトプットを続けるヤスシさん。勉強を続ける中で、過去に一緒に学んだことのある人と、何年か後や別の土地で逢うことが多いという。同じスタイルのヨガを学んでいる人同士は、初対面でも連帯感を感じ、個人で活動していてもグローバルな繋がりやサポートを常に感じられる環境があることもヨガの世界の魅力になっているようだ。「米国では特にヨガはフィットネスの主要な構成要素の一つになっています。フィットネスは、常に世界情勢や時代の動向を反映しており、社会や個人の進むべき道を示していると感じます。個人個人が自立する目的で、強さや見た目の美しさを求めていた時代があれば、内面的な部分へのアプローチを重視し、体を通じて集中力を高めたり、ストレスマネジメントを行う時代があったり。特に現在は、瞑想への入り口とした位置づけも、重要視されているように思います。おそらくここにヨガが位置づけられているのは、フィットネスが先進国において、ライフスタイルの一部として捉えられ始めていて、フィットネスクラブやトレーニングジム、ヨガスタジオといった垣根を越えた、『身体と心のフィットネス』が求められているからだと考えています。今後も日本の社会や時代に合ったヨガを勉強し続け、多くの方とシェアし続けたいと思います」ヨガ@アメリカ1990年~ 2001年ニューヨーク世界のフィットネスDecember,2011 www.fitnessjob.jp19