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かける時間30 ~ 40分カウンセリングは無料で行うケースがほとんど。カウンセリングでクライアントと共通認識を持ってスタートすることで、契約率も、その後の継続率も、目標の達成率も高められる。逆に「カウンセリ....

かける時間30 ~ 40分カウンセリングは無料で行うケースがほとんど。カウンセリングでクライアントと共通認識を持ってスタートすることで、契約率も、その後の継続率も、目標の達成率も高められる。逆に「カウンセリングで話や波長が合わない人には、無理に自分のセッションを勧めない」とも。いい意味でクライアントを選び、確実な成果に繋げることで、将来的に自分に合うクライアントとの縁が広がっていく。全体の流れ3分挨拶と自己紹介5分「動因」の把握「動因」とは「~したい、~になりたい」という願望のこと。何をきっかけにパーソナルトレーナーに興味を持ったのか、改善したいこと、など具体的な例を挙げての質問や「ペーシング」、「5W1H」を上手く活用しながら、お客様の動因を把握していく。5分優先順位づけ「動因」として出されたことに優先順位をつける。「この中でも特に優先したいことを教えていただけますか?」など問いかけながら、一緒に優先順位をつけていく10分優先順位の高い目標(ゴール)に対して、現状・背景(スタート地点)を確認する姿勢や動きをデジカメで撮影し、身体の状態を一緒に見ながら確認する。トレーナーが一方的に「左より右の肩が下がっていますね」というのではなく「肩の高さはどうですか?」というように、本人が自分の現状の身体を理解し、気づきが得られるように問いかけるように現状を確認していくと、クライアント本人の意識づけにもなる10分スタート地点からゴール地点までの道筋を見せる(誘因の提示)目標の達成に向けて、どのようなトレーニングをどのくらいの頻度で行うかなどを、中長期的なプランも含めて提示する。予め期間の要望もあれば、その期間に合わせて提示するが、1つ1つの動因に合わせた、中長期的なプランも添えておく。トレーナーの目が届かない日常の生活習慣の改善については?カウンセリングで自分の状態を「見える化」することで意識や目標を明確化する。また、日常生活で「鏡を見たときや、街でガラスに映る自分が目に入った時に、姿勢を意識して」など、日常で行い易いことから、自分の身体を意識できるアドバイスをしていく。日常生活では、トレーニングより「意識を変えること」を重視。意識が変わることは、身体を変えるうえで欠かせない第一歩となる。NEXTトレーナー・オブ・ザ・イヤー2009優秀賞日本全国だけでなく北京など海外でもセミナー講師を務めている小林俊夫さんのカウンセリング手法カウンセリングは、パーソナルトレーナーとして仕事をしていくうえで最も重要と言えるものです。それはお客様に満足いただけるセッションを提供するうえで欠かせないからです。これは料理人と一緒です。いくら自分の一番得意な料理がチョコレートケーキだったとしても、お客様はチョコが好きじゃないかもしれないし、ショートケーキを食べたいと思っているかもしれない。その状態で、いくら美味しいチョコレートケーキを提供したとしても、お客様の満足にはつながらない。まず、お客様が何を求めて、何を実現したいと思っているのかを理解することが、何より重要な部分だと思います小林さんのカウンセリング手法のベースモチベーションテクニックカウンセリングで押さえるべき3つのポイント動因の把握と順位づけCASE06小林俊夫さんTRIAXIS甲南山手Gym…Area…Manager、PHI…Pilates…Japan…Coordinatorを歴任。2011年4月よりコアコンディショニングのアジア展開に携わりながら、銀座にあるTotal…Relaxation…SPAと共同で新プログラムStyle…Reform「Relates」を開発・展開。雑誌の監修やモデル出演などのメディア活動や全国で楽習セミナー講師として講演するなど、幅広く活躍中。カリスマトレーナーの一人、中野ジェームズ修一さんが開発し、社団法人モチベーションアカデミーが啓発を進めるカウンセリング手法。小林さんもパーソナルトレーナーとしてデビュー後苦労したものの、1年経った頃にこの講座を受講して以来、カウンセリングからの契約率はほぼ100%になっている。0102「佐々木希みたいにして下さい」なんて本当は思っていても、初めてのヘアサロンで言える方は少ないのと同じ様に、お客様は恥ずかしがって目的を伝えにくかったり、ご自身が本当の欲求を分かっていなかったり、誤った認識を持っている事もある。お客様の言葉を鵜呑みにするのではなく、健全な疑問を持ちながら、一緒に動因とその優先順位を把握することを常に心がける。見える化&ゴールの共有スタート地点もゴール地点もトレーナーが決めつけて話すのではなく、お客さまに自身の現状とゴールを、ビジュアルとしても把握して貰う。現状はデジカメやiPadなど、ITツールを活用することがお勧め。動画撮影してスロー再生すると動きのアンバランスをクライアントが自分でも確認しやすい様に見える化する。目指すゴールも、「キレイになりたい」という場合、なりたい自分のイメージに近い芸能人を聞くなどして、お互いに認識を深めるようにしている03中長期的なコンディショニングプランを「天国型」アドバイスで示すカウンセリングシートとデジカメで「見える化」をサポート「天国型」アドバイスとは、「こういうトレーニングをすることで、目標の○○に近づきますよ」などプラスの未来をみせる話し方。その逆は「地獄型」で「これをやらないと太りますよ」などという話し方。中長期的なプランを天国型の話し方で示すことで、クライアントのモチベーションが高まり、結果にも繋がる可能性が高まる。結果が出ればさらに継続率は高まっていく。17August,2011 www.fitnessjob.jp