『月刊NEXT』 No.50
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結局、卒業後は全日本プロレスに就職。1年ほど勤務するが、経済的な理由で退職し、実家静岡に戻る。静岡では、フリーター生活を経てフィットネスクラブに就職し、24歳で店長になった。当時はフィットネスクラブで一生働くことが難しいとされていた時代。親会社である建設会社への入社を進められたこともある。しかし、それを機に「できれば一生トレーニング指導をしていたい」という自分の思いがクリアになった。 目標が明確になり、次にするべきことを考えたとき、「自分の能力を高めなくてはいけない」と澤木さんは 澤木一貴さんがフィットネス業界にかかわり始めたのは、いまから20年ほど前。大学入学のために上京し、大手フィットネスクラブでアルバイトを始めたことだった。子どものころからプロレスに興味をもっていた澤木さんは、中学生のころから独自にトレーニングを行っていた。細身なことをコンプレックスに感じていたが、トレーニングを続けるうちに高校生で肉体改造に成功。トレーニングを続けたいという思いから、ア01就職試験での挫折を経てフィットネス人生を決意ルバイトとしてフィットネスクラブを選んだ。 当時の澤木さんは、フィットネス業界に就職することは考えておらず、余暇でトレーニングを楽しもうと考えていた。家族に教員や公務員が多かったこともあり、公務員を目指して勉強していたが、見事に試験は全滅。進路が決まらず途方に暮れた。「このころは考え方が保守的だったんですね。トレーニング指導を仕事にするなどという攻めの姿勢はまったくありませんでした。公務員試験に落ちて当時は挫折感でいっぱいでしたが、今となれば、だからこそ道が拓けたのだと思います」ProfilePhotos:長塚 健Dream, BusinessMy My ビジネスで夢をかなえる澤木一貴さんguestvol.019業界を挙げてメディア発信して、トレーニングの価値を広めたい有限会社N2 株式会社SAWAKI GYM 代表取締役澤木さんが監修を務めた『格闘筋』(スタジオタッククリエイティブ・1,995円)は好評発売中。2011年4月には第2弾となる『メタボ解消筋』(スタジオタッククリエイティブ・1,995円)が発売。Products02トレーナーとして能力を高め次のステップへ進む1971年静岡県生まれ。日本大学商学部卒。1991年に大手フィットネスクラブでトレーナー活動を開始。その後、整形外科病院にてスポーツトレーナー課主任を務め、メディカルフィットネス現場におけるリハビリ後の患者からトップアスリートまでの幅広い層へのトレーニング指導を経験。現在はセミナー、メディアを通じての健康情報を発信するほか、パーソナルトレーナー養成コース担当講師として活動。2010年1月株式会社SAWAKI GYMを設立。NESTA JAPAN理事。新日本メディカルトレーナー協会理事。24May,2011 www.fitnessjob.jp
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