『月刊NEXT』 No.49
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April,2011 www.fitnessjob.jp33のためのウエア、音源、ハード面をはじめ必要経費を吟味し、イベントレベルにあった付加価値を提供してください。 成功するかしないかは全て日頃のレッスンありきです。イベントプレゼンター依頼は限られてきます。圧倒的な集客が見込めることは当然です。それ以上に依頼したくなる方はやはり普段からの何気ないお仕事にも取り組む姿勢が素晴らしいのです。心からおもてなしの笑顔も! 実はこの原稿の締め切りを控え、気になりながら、社員研修講師業務でスタジオ実技講義を実施中、3/11(金)東北地方太平洋沖地震が発生しました。この地震の被災者となられた皆様に心よりお悔やみ申し上げます。 この地震により命を落とされた方々に祈りを捧げ、そのご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。 今回は「イベントの考え方」に触れてみます。目的に沿った企画運営の基本は、感動体験、主催者と参加者との一体感、メリット等、提供する側に趣旨をわかり易く伝えることから始まります。 ボランティアでない限り、適性収益を明確に提示し、結果を残し、次回に繋ぐことが求められます。これが出来ればお客様、企業側との信頼関係も構築されると思います。ジョイントする場合、お互いを尊重し高めあいながら提供する姿にお客様は心惹かれるでしょう。通常レッスンとの差別化が何なのか?その日株式会社メガロス 運営推進部プログラム課Profi leShingo Atoda後田慎吾られる。 そして成熟期は売り上げも顧客も増え、左団扇状態だけど、衰退期になると一気に売り上げも下がり、損失も大きくなり闇がやってくる。 しかし、この衰退期にこそ、何か『工夫』をすれば、新しい『製品ライフサイクル』始まるのです。 菜根譚は、まさに衰退期こそ新しいサイクルの始まりと説いていて、現代に通じるマーケティングノウハウを古くから教えてくれているようです。 さぁ、あなたの『製品ライフサイクル』はどこにありますか?何をしますか? 菜根譚(さいこんたん)とは、中国古典の1つで、古典の中では比較的新しく、少し変わった書物。何が変わっているのかというと…、昔から中国では思想と道徳を説くうえで、儒教(五常である仁・義・礼・智・信から、五倫である父子・上司と部下・夫婦・大人と子供・朋友関係を維持することの教え)と、道教(永生不死である仙人への道を説いた教え)の2つの教えがあり、互いに対立し、互いに不足している教えを補い合いながら、人生の教えが語りつがれてました。そんな中、『菜根譚』は、儒教と道教が融合しあって、さらに日本でなじみ深い仏教まで融合した様な書物。いいところどりの『人生や生き方を指南する最強の書』なのです。 今回は『菜根譚』、数珠の教えの中から1つ。「順調な時と、そうでないときの心構え」を紹介します。「下り坂に向う兆しは最盛期に現れる。新しいモノの始まりは衰退時に現れる」 できれば順調でありたいと願うし、順調じゃないときはガックリくる…。 ですが、菜根譚の教えはまったくの逆であり、むしろ順調じゃないときの方が宝だと説きます。衰退時は新しいサイクルの始まりを意味します。 これは、商品が生まれて寿命になるまでに4つの段階を通るといわれる『製品ライフサイクル』でも見られます。 導入期は投資も必要だし、製品単価も高い。売り上げもなかなか上がらない。それが成長期になると売り上げが少しずつ上がり、商品価格も下げ広告業界から16年前にフィットネス界へ転身。只今、関西を中心にフリーインストラクターとして活動中。ブログ:http://mimi320.weblogs.jp/blog/HP:http://www.sakatajunko.com/index.html坂田純子ProfileJunko Sakataby Junko Sakata第18回 『菜根譚(さいこんたん) から学ぶ、自分道』輝き続けるインストラクターのためのビジネスマナー常識ガイドvol.8導入期0成長期成熟期衰退期時間損失利益売上製品単価

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