『月刊NEXT』 No.49
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April,2011 www.fitnessjob.jp21インストラクター部門審査員尾陰由美子氏の総評 去年より応募も増え、全体的に応募資料も精度が上がったと感じました。応募することで、自己分析や自己フィードバックができて、将来ビジョンも明確になるのでしょう。それぞれ惹きつけられる内容でした。ただ、昨年に引き続き女性の応募が少ないことが気になりました。インストラクターは8割が女性ですから、ぜひ多くの女性インストラクターからの応募を期待しています。実績を文書化してアピールすることも、インストラクターとして活躍し続けるうえで、とても重要なことだと思います。今回は、特に若い男性の応募が目を惹きました。その情熱と、ステップアップしていきたいという成長意欲が伝わってきました。自分の感性で、前例のない新しい取り組みをするインストラクターが増えてくれることを期待します。トレーナー部門審査員松井薫さん Kaoru Matsuiウェルネスガーディアンズ創設顧問。国士舘大学理工学部健康医工学 非常勤講師、防衛省所管 自衛隊 非常勤体育教官、NESTA JAPAN日本支部理事、全世界で驚異的なセールスを記録した任天堂「Wii Fit」「Wii Fit Plus」のトレーニング監修総指揮を始め、「ただジム」(泰文堂)など監修著書も数多く手がける。日本テレビ「世界一受けたい授業」体育講師出演。インストラクター部門審査員尾陰由美子さん Yumiko Okage有限会社アクトスペース代表取締役。NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会会長。大塚製薬フィットネスプロスタッフトップインストラクター、関西大学非常勤講師。(社)日本フィットネス協会代議員、日本コアコンディショニング協会マスタートレーナー、NESTA JAPAN PDA。著書、DVD等も多数。両部門審査員古屋武範さん Takenori Furuya1995年より『フィットネスビジネス』編集長。社団法人スポーツ産業団体連合会新規事業構築委員、厚生労働省産業労働モニター等委員等を歴任。IHRSAアンバサダー。テレビ・ラジオへの出演、新聞・雑誌への記事掲載、司会・講演・寄稿・執筆等多数。理事等。両部門審査員岩井智子 Tomoko Iwai2007年『NEXT』創刊、編集長。学生時代にインストラクターとなり、以来、フリーと社員両方の立場で指導現場を経験。その後業界誌の編集に携わるようになる。毎年IHRSAコンベンション、IDEAコンベンションなどに参加し世界的にも業界関係者のネットワークを持つ。審査員チーフ・アドバイザー部門総評チーフ・アドバイザー部門に関しては、応募資料と、推薦者からの推薦ポイントをもとに、決定しました。チーフ・アドバイザーという役割は、インストラクター・トレーナーと企業を繋ぐ究極のフィットネス専門職であり、大きな役割を担っていると言えます。今年は、フィットネス指導者のモチベーションを引き出し、成長させる仕組みづくりがポイントとなりました。評価軸と選考基準NEXT AWARD 「トレーナー・インストラクター・オブ・ザ・イヤー」の選考について職業の認知向上と業界の活性化を目指す今回のトレーナー・インストラクター・オブ・ザ・イヤーでは、下記の評価軸を重視した選考とした。顧客満足のための思考/実行力 ●クライアント理解についての思考力・インプットの高さ ●クライアントニーズについての分析力・問題解決能力 ●クライアント満足に対しての実行・企画力人間性・熱意 トレーナー・インストラクターという職業認知のための思考/実行力●自らについてのブランディング・マーケティング力●インストラクター・トレーナーという同業種の職業認知・発展のための施策の実施 ●実際の活動数・質 フィットネス業界の発展のための思考/実行力●フィットネス業界や、周辺業界・地域との交わりに対する思考/企画力 ●フィットネス業界発展のための企画力 ●協業する力 1234オンラインで受賞者のビデオメッセージと応募書類が見られます フィットネスTV最終審査のポイント 『月刊NEXT』のインストラクター・オブ・ザ・イヤーになる方には、やはり「次代を担う人」になって欲しいと思います。その意味で注目したいのが「オリジナリティ」です。それから、もはやインストラクターの活動の場は、クラブだけではなくなってきています。クラブや人に頼らず、「自立」することの重要性も高まっています。インストラクター部門Instructor町田光明さん 受賞理由理学療法士から、ヨガインストラクターとして広く活動しているところが新しい。自身の写真も貼付してあり、その身体から、自身もエクササイズに真摯に取り組んでいることが伝わってくる。ビオラ演奏でヨガセッションをするなど、新たな発想にも期待がかかる。特別賞
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