『月刊NEXT』 No.49
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April,2011 www.fitnessjob.jp19朝メールのやり取りを行っている。異なるバックグラウンド、異なる価値観、異なる地域性が入り混じることが面白い。「各地で行われる勉強会やセミナーは、エリアでの繋がり(縦糸)を形成し、一方で朝礼メールはエリアを超えたネットワーク作り(横糸)をバックアップする」と浦上さんは考える。自分の情報や知識を他者と共有する積み重ねが、個々の成長に役立つ手応えを感じているという。講師のスキルアップが要手厚い指導体制も整えた 更に今回注目したいのが、コアコンディショニング協会会員へのフォロー体制である。講師を目指す会員へのサポートも実に充実している。ネットを使った動画の配信、さらにはプレゼンの動画を投稿してもらい、アドバイスなども行うという。コアの重要性とセルフコンディショニングを広める立場である講師こそ〝健康革命のカギ〞と考える、浦上さんの姿勢そのものが表れている。 そんな彼のスタンスは、何がベースとなっているのか聞いてみた。 「僕は協会運営に携わっていますが、協会の枠を越えて多くの人達と協力し、体育人(体を育む人)が本当に誇りを持って社会貢献ができる環境を作って行きたいと考えています」 すべての活動はこの情熱に支えられているのだろう。インタビュー最後、彼はこう締め括った。 「今僕がこんなに楽しく仕事ができているのも、創設者である岩崎会長と吉武理事長、日暮副会長を始めとした立ち上げメンバーの苦労があったからです。日々感謝の気持ちを忘れずに前進していきたいと思います」 その誠実な姿勢が、多くの人望を集める所以なのだろう。JCCA新ホームページ2011年4月からリニューアル。「ALL HAPPY」を合言葉に協会作りを進めていくコアコンディショニングフェスタにて、健康革命の仲間たちが全国から集まるJCCAの創設者であり、尊敬する岩崎会長(中)、吉武理事(右)と一緒に体幹トレーニングセミナー。背中にコア魂(コン)の文字は宮本理事浦上さんのこれまでの仕事人生グラフ人生満足度20代30歳31歳32歳33歳34歳35歳36歳37歳38歳39歳40歳41歳+100%-100%東京にもどり介護大手コムスンに就職理学療法士、医療保険の在り方に疑問を感じ始める 仕事順調主任になる病院リハビリ科に就職大学でスポーツ科学を専攻。卒業後、体育の教員及びスキー指導。その後理学療法士を目指し大学へ再入学JCCA吉武理事長と出会うコムスンで健康プロジェクトを立ち上げ部門リーダーにコムスン事件勃発し会社がなくなる継承先のゼクスで有料老人ホームのフロント係にゼクス会長にプレゼンし健康プロジェクトをやるために本社辞令吉武氏に声をかけられ株式会社LPNに入社、JCCA理事就任東京事務局移転、JCCAの業務に専念することにMust Item(右)プロジェクトや朝礼メールのグループで20名以上のメーリングリストが動いている。それをノートPC、iPhoneで常にチェック。手帳で毎日自分のミッションとビジョンを確認しています。(左)ストレッチポールとアクティブでセルフコンディショニング。ツールの魅力を様々な角度から伝えるために、日々模索を続ける。
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