『月刊NEXT』 No.49
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April,2011 www.fitnessjob.jp17「時間がなく、セミナー参加が難しくても、本ならば自分の時間で読むことが出来ます。いろんな本を読み、モチベーションをあげたり、知識を増やしたり、感性を磨くようにしています」インストラクター部門 優秀賞 樋口敬勇さん北海道のパイオニアとして、地元のエアロビクス人口の拡大に勢力的に活動するインストラクター。スタジオ運営という経営者の顔を持ちながら、若い世代の育成にも熱心に取り組む。競技経験も豊富な実力派。樋口敬勇さん(36) Takao Higuchi「STUDIO HIGUCHI」代表取締役。グループ指導、パーソナル指導をしながら専門学校の非常勤講師も行い後進の育成に尽力する。また競技エアロビックの指導では、全国大会出場者20名以上を輩出。スタジオのレッスンも週10本こなす。憧れからエアロビクスを開始競技選手として目覚しい実績を残す 北海道でエアロビクススタジオを経営している樋口敬勇さん。地元を拠点にしつつも、各地のインストラクターとのネットワークを密に日々様々な活動を行っている。 「昨年は北陸の島田厚、東京の石塚直樹、東海の藤原一也らとイベントを行ったことが印象深いですね。普段離れた土地でがんばっている者同士が結集し、ひとつのことを成し遂げる。そこから更に新たな繋がりも生まれたりと、イベントは貴重な場だと考えています」 口調は淡々と、しかしとても熱い思いを秘めた雰囲気の樋口さんは、高校まではバドミントン一筋だった。その推薦で入るつもりだった大学に落ち、体育系の専門学校へ進学。学校生活の傍らフィットネスクラブでアルバイトを始める。しかしそこが彼のエアロビクス人生のターニングポイントだった。 「最初はごく普通の男子学生でした。バイト先の社員さんで、関東から来た方がいたんですが、その方のレッスンがかっこよく、衝撃を受けてしまって。完全に影響されました」そこから一気にエアロビクスの魅力にハマっていった。大会を目指すようになり、現在まで前人未踏の15年連続北海道地区代表として、全日本選手権大会に出場している。ペア部門、トリオ部門など幅広く経験を積み、世界大会への出場も果たしてきた。今や北海道のエアロビクス界を支える第一人者となっている。両親と妻と共同出資念願だったスタジオを開設 しかしそんな着実な競技生活を歩んできた樋口さんにも、悩みを抱いた時期があった。 「10年以上フィットネスクラブでレッスンをしてきた中で、徐々に〝もっと深いサービスを提供したい〞という気持ちが大きくなったんです」 当時ペアを組んで大会出場をするなど、公私共に支えとなってくれた奥さんの協力もあって、念願だったスタジオ開設を決意。29歳で開業し、北海道の地でエアロビクス人口の拡大に尽力し続けている。レッスンは4歳の子どもから高齢者まで、各年代に適した指導を行っている。 「フィットネスを通して健康で楽しい生活が送れるよう、社会に貢献したいと思っています。フィットネスクラブでは愛好家の方がせっかくレッスンに出ても、無理してケガをする姿を目の当たりにして心苦しかった。自分のスタジオでは、正しい運動方法を具体的にアドバイスする。それによって不調が無く末永くフィットネスを続け、元気な毎日を送れるような生活の応援をしたいんです」 スタジオ運営にイベント開催、競技選手の育成など多方面に手を抜かない樋口さん。最後にそんな彼のエネルギーの源を聞いてみた。 「自分が生まれ育った北海道のために貢献したい」 力強い言葉からは、北海道のフィットネス界の明るい未来が見えるようだった。~高校専門学校199619972003中・高校時代はバドミントンを続け、体育教師になると決意し、推薦入学を目指す大学入試に失敗したが、浪人する気もなく、人生再設計しなおすとりあえずは「スポーツ系」ということで、よくわからないまま体育系の専門学校に入学し、スポーツクラブでアルバイトを始めるアルバイト生活での充実感を感じ、トレーニングやスタジオに興味を抱き、競技エアロビックに目覚め初出場で手ごたえを感じる翌年の競技会では1次予選落ちしてしまい、かなりへこむ奮起し、初の北海道地区代表に選出され、迎えた全日本選手権ではいきなりの6位入賞。以降、フリーインストラクターとして仕事をする傍ら、競技選手として15年連続北海道地区代表、その間、世界大会出場も果たす結婚と同時にSTUDIO HIGUCHI 設立。今まで以上に公私ともに充実した日々を送る。樋口さんのこれまでの仕事人生グラフ人生満足度+100%-100%Instructor競技エアロビックの指導や、自身が経営するスタジオで、エアロビクス人口の維持拡大に邁進している姿勢と、北海道という自分の地元にこだわって活動を広げてきていることが評価された。受賞理由Must Item写真は昨年夏に行った積丹岬。冬は雪が降ったりと、四季を満喫できる北海道で家族と一緒に過ごす貴重な時間は公私ともに最高のエネルギー源となっていますオンラインで受賞者のビデオメッセージと応募書類が見られます フィットネスTV

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