『月刊NEXT』 No.49
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16April,2011 www.fitnessjob.jp一番の理解者であり協力者の魚原大さん。イベントの成功は仲間があってこそ。インストラクター部門 優秀賞 三木侑平さん週25本のレッスンに加え、年間8回のイベントを成功させた三木侑平さん。その原動力は、「後進を育てたい」の一点にある。自身が得たイベントでの感動体験を、多くのインストラクターにも味わって貰いたいとチャレンジを続ける。三木侑平さん(29) Yuhei MikiHAPPY PROJECT代表。一般社団法人日本セルフケアコンディショニング協会理事アスレチックトレーナーを目指してヒューマンアカデミーに進むも、当時すぐに仕事があったエアロビクスインストラクターに転向。卒業後、フリーとして働きながら、非常勤講師を務める。フリーとして入っていたコナミスポーツでイベントの企画運営に携わった経験を活かして、数多くのイベントを企画・運営している。2児の父。ステージ上での感動や発見が、インストラクターとしての成長に繋がる 2010年、週に25本のレッスンを担当する傍ら、8回のイベントを成功させ、1年間の延べイベント動員数は2,000人を超えた。2人の子どものパパとして、休みの日には一緒にスーパー銭湯でたっぷり遊ぶという三木侑平さん。 2010年の活動として特に心に残っているのは、三浦栄紀さんが企画するスマイルチャリティーイベントの運営を手掛けたことだったと話す。 「『ハッピーエアロ』という独自ブランドのイベントを本格的に立ち上げたのも2010年で、お蔭様で順調に集客も伸ばしていました。以前からコナミスポーツでのイベント運営に携わっていたこともあり、9月19日にコナミスポーツで開催したイベントでは、700名を集客して大成功。イベントの企画運営に自信が持てた矢先のことでした。スマイルチャリティでは、周到に準備していたはずが、あちこちで運営面の甘さが露呈してしまったんです。そこで初心に戻れたことで、自分も仲間も、また一つ成長できたと感じています」 三木さんが日々のレッスンに加えて、イベント企画運営にもエネルギーを注ぐようになったのは、2009年6月のコナミスポーツ守口での体験がきっかけになっている。 「この時は、東京から宇津城久仁子さんを呼んでの開催。宇津城さんとジョイントレッスンもさせていただいたのですが、同じステージで宇津城さんの舞台上での動きや、会場の参加者の皆様とコミュニケーションをとる姿を間近で見て、ジョイントしたからこそ見えたことがたくさんありました。自分のレッスンを振り返ってその後思いっきり落ち込みましたが、凄い勉強になった。そういう舞台でのレッスンや体験を、より多くのインストラクターにもして欲しいと思ったんです。その後、関西の若手と共にHAPPYAEROを立ち上げ、何度かステージにたちました。楽しすぎて途中で振りを忘れてしまう事や、準備や運営に疲れテンションが上がらない時もありました。それも周りの仲間に助けられ無事成功を収める事が出来ました」 そのイベントも、現在では完全に裏方にまわり若手インストラクターに仕事を任せるようにしている。これも、将来、インストラクターが自分でイベントを企画運営できるようになることをサポートするためだ。 「イベントを通じて若手が成長していく姿を見るのが楽しい」と話す三木さん。自身も3年前までは、週37本のハイインパクトエアロビクスばかりを担当していたこともあった。「あの時は、人間終わってました」と三木さんは苦笑するが、その反省と、専門学校の講師もしていた経験から、次代のインストラクターが希望を持てるキャリアモデルの一つになることを目指している。 「イベントの企画運営は、後輩たちのチャンスづくりとして位置付けているので、あまり儲けにはしたくないんです。その分2011年は、フィットネスプログラムスメッツさんを含め色々な企業様と一緒にインストラクターが収入を得られる仕組みを作りたいと考えています。指導面では、子どもの指導にも範囲を広げて、近い将来、小学校の体育館などでエクササイズを提供できる仕組みを作っていきたいと思います」2002~200720092008201020102011三木さんのこれまでの仕事人生グラフ人生満足度+100%-100%Instructor週25本のレッスンをしながら、関西で年8回のイベントを企画運営し、最大700名の集客をするなど、その実績が高く評価された。また、高齢者指導や、子どもの指導にも目を向けていることなど将来も期待される。業界リーダーからの推薦もあり、業界への貢献度も高い。受賞理由Must Item移動中何処でも仕事が出来るように持ち歩いているパソコンとWiFi、手帳。オンラインで受賞者のビデオメッセージと応募書類が見られます フィットネスTV目標を失い、ただひたすらレッスンをこなす。週37本。インストラクター業から離れることも考えた。専門学校卒業講師に邁進講師業退任魚原大企画E'sレボリューションプレゼンテーターとして参加。仕事に対する意識が変わる。守口アリーナイベント立ち上げ宇津城さんゲストアリーナイベント開催。宇津城さんとの出会いでステージ指導を経験することの重要性を再認識守口アリーナイベント。島田厚・三浦栄紀さんをゲストに迎える。栄紀さんとの出会いでひとまわり成長できた。守口アリーナチャレンジイベントHAPPY AERO立ち上げHAPPY AERO第2弾HAPPYAERO第3弾HAPPYAERO第4弾スマイルチャリィーを手伝って一回り成長できた。

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