『月刊NEXT』 No.46
34/61
ステップ3 優先順位の高い順に①借りる本②今ざっと読む本③返却する本(これ以上読まない本)の3つに区分する ステップ4 「今ざっと読む本」を10分程読み、概要を理解するステップ5 「借りる本」を借りて帰宅してじっくり読む 私はこの方法で図書館を満喫しています。ぜひ試してみてください。人に借りる 友人や職場簿同僚・上司などから本を借りて読むことは予想以上のメリットがあります。・借りたからには読んで返さなくてはいけないため「積読」になりにくい。・読んだ本について借りた人と意見交換ができる。・良い本を紹介し合える「読書仲間」の関係に発展する可能性がある。 上記のようメリットを享受するためにも借りた本は早めに読み、貸してくれた人にお礼と感想を漏れなく伝えましょう。 また借りたまま返していない本が本棚にある人は、貸した方はかなりの確率で覚えていますので(笑)信頼関係を崩さないためにも速やかに返却しましょう。 ということで今回はオススメの「タダで本を読む方法」をご案内しました。THESE DAYS11月28日(日)に開催したセールスコンサルタントの平林栄二さんとの『トレーナーのための売上・集客についてのコラボセミナー』 こんにちは!名古屋で「パーソナルトレーニングスタジオナノ」と「ピラティススタジオナノ」を運営しています高橋順彦です。 この連載は読書習慣を身に付けたいトレーナーの皆さんに、読書ゼロから専門書・ビジネス書を中心に年間500冊を読むようになった私がそのコツをお伝えしていくコラムです。 第3回のテーマは「タダで本を読む方法」です。 本は読みたいけど、買うお金が無いから読めない、という悩みは多くの人が持っていることと思います。 私も20代前半の頃は、使うことができるお金は少ないし、スキルアップにも、遊びにもお金を使いたい時期でしたので、買いたい本を我慢し続けていました。そんな私は『買いたい本を気兼ねなく買うことができる30代になる!』ことが仕事をさらに頑張るモチベーションにもなっているくらいでした。 ということで、そんな悩める若手トレーナーの皆さまのために、今回は数あるタダで本を読む方法の中で、私が厳選した2つの方法を案内します。図書館を活用する あらゆるジャンルの本が揃い、さらに貸出までしてくれて、しかも無料という『読書家のパラダイス』が図書館です。 ここで私が実践している、オススメの図書館活用方法を伝授します。ステップ1 少しでも興味を持った本をとる(ちなみに私は20冊くらいとります) ステップ2 1冊30秒〜1分で中身を吟味する。 株式会社nano代表取締役。パーソナルトレーニングスタジオナノ代表。毎月、自身のスタジオで運動指導者向けの『名古屋トレーナー勉強会』を開催。NEXTトレーナー・オブ・ザ・イヤー最優秀賞受賞。高橋順彦Profi le高橋順彦のトレーナーのための読書入門2009Trainer of the Year!Norihoko Takahashiタダで本を読む方法vol.3January,2011 www.fitnessjob.jp33後々キャリアを積んで大きなプロジェクトに関わったとしても、自分の立ち位置を理解し、他人や組織に迷惑をかけることなく、成功することができるでしょう。 我々NESTAは、パーソナルトレーナーを「学校の先生」と同じレベルまで引き上げたいと考えています。そのためには「自分の立ち位置を考えて仕事をする」ことは必須です。 こういった経験が不足していると思った方はぜひ一度組織の中で働いてみてはいかがでしょうか?フィットネスクラブは最高の経験の場になると思います。店」の形態であるので、自分を売りだすことが当たり前になっています。が、クラブや組織と契約をしている場合、いつも「自分が一番!」という気持ちでいるとトラブルにつながる可能性が大きくなります。本来は、「フィットネスクラブ」や「所属組織」があっての「自分」であるので、自分のメリットだけを考えるのではなく、フィットネスクラブや組織のメリットも考えたうえで行動しなければならないのです。要は、自分と組織がwin-winになるような思考パターンを身につける必要があるわけです。そうすると、活動しているフィットネスクラブと売上を按分する意味や、「パーソナルトレーナー」である前に「所属クラブの一員」ということも理解でき、所属クラブや所属組織のミッションや運営方針に則った行動をとれるようになるはずです。 これが「自分の立ち位置を考えて行動する!」ということであり、我々NESTAが大切にしているビジネス力の核をなすものでもあります。 こういった立ち位置を理解できるようになれば、 年末ですね~。忘年会が毎日のように続きちょっと食べすぎの今日この頃です(笑) 今回のテーマは「自分の立ち位置を考えて行動する!」です。 近年、パーソナルトレーニングが業界の中で当たり前になってきて、パーソナルトレーナーを目指す人が増えてきました。こういった状況はとても良いことなのですが、学校を卒業してすぐにパーソナルトレーナーになったり、一度も社会人経験(社員としての経験、組織の中での経験)が無くパーソナルトレーナーになってしまう場合は注意が必要です。 というのも、ここ最近、フィットネスクラブや所属会社などの組織とパーソナルトレーナーの間のトラブルを耳にするようになったからです。こういったトラブルをリサーチしてみると、トラブルを起こす人には、前述のような学生あがりのトレーナーや社会人経験の乏しいトレーナーが多いという共通点があることに気付きました。 パーソナルトレーナーは、基本的には「個人商第3回自分の立ち位置を考えて行動する!齊藤邦秀/有限会社ウェルネススポーツ代表取締役。NESTA JAPAN理事。アスリート・キャリア・サポート副理事。東山暦/NESTA JAPAN代表 アメリカでスポーツマネジメント、MBAを学ぶ。トレーナーの育成、プログラムの開発、フィットネスクラブのコンサルタントを展開。URL:http://www.nesta-gfj.com齊藤邦秀・東山暦Profi le心の持ち方次世代パーソナルトレーナーのメンタルエクセレンス
元のページ