『月刊NEXT』 No.45
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December,2010 www.fitnessjob.jp17健康チャレンジ!応援団」は、健康づくりプログラムの提供、もしくは抽選会の賞品提供という形で協賛する。「区内にあるすべてのフィットネスクラブに協力依頼をして、多くのクラブに協力してもらっています。これまでクラブに足を運ぶ機会がなかった方が、健康チャレンジをきっかけにトレーナーの指導を受け、運動を習慣づけるために会員になるなど相互利益も生まれています」 現在は地域の健康づくり大学の卒業生たちが自主団体としてプログラムなどを企画しているが、今後は、指導スキルや運動知識を持ったインストラクター・トレーナーの講師募集なども検討しているという。よう、毎年内容を充実させ現在に至りました。運動目標や食事目標などをたて、まずは何でもいいから日々の生活の中で健康を意識するようになってほしいですね」 昨年からは携帯電話のメール機能を利用して参加できるようにするなど、若い世代や働く世代の方も参加しやすくなっている。 また、地域の「健康運動リーダー」の養成も行っている。袋井市が主催する10回の講習を受け自信がつけば健康運動リーダーとして、公会堂や学校、公民館で行われる運動教室などにデビューすることができる。「インストラクターの方にも一市民としてどんどん健康マイレージ 豊島区が行う健康づくりプログラム「としま健康チャレンジ!」は、「知ってチャレンジ!」「やってチャレンジ!」の2ジャンルに分けた健康メニューに参加、ポイントを貯めると年に一回の抽選会に参加できるというユニークな内容だ。 同事業の特徴は、住民だけでなく、区内に在勤・在学の人も区民としていること。人々の意識をどう振り向かせるかという発想から企画が始まった。「区民の多くが健康を意識し、自ら健康づくりを実践できるようになってほしい。その結果として区民の健康増進と生活習慣病を予防していただきたいと思っています」 市民一人ひとりに健康的な生活習慣を身につけてもらうことを目的に、静岡県袋井市が実施している「健康マイレージ制度」。日々の健康づくりの実践状況をポイント化し、貯めたポイントを幼稚園・保育園や小・中学校などへの寄付をしたり、公共施設利用券や民間のサービス券と交換することで、人づくりやまちづくりに貢献ができる制度だ。「市の健康づくり計画の具体化で2006年からこの取り組みが始まりました。当初はラジオ体操のカードのようなものに、運動をしたら丸をつけて市に送ってもらうというものでしたが、できるだけ多くの市民に参加していただける健康ポイントを貯めて、抽選会に参加としま健康チャレンジ!運動するとポイントが貯まる!?健康マイレージ制度区民への告知は広報誌を活用。ポイントカードはシールを貼ってゲーム感覚で楽しめる健康マイレージ制度のチラシと、健康運動リーダー養成講習会の様子Toshima TOKYOToshimaTOKYOFukuroi SHIZUOKA豊島区東京都上野雅子さんお話を伺った方豊島区保健福祉部地域保健課保健事業係 主査管理栄養士・健康運動指導士鈴木 ひろ江さんお話を伺った方袋井市健康推進部健康づくり政策課 健康企画室 同事業は、区内の健康関連事業者や趣旨に賛同する企業の協力を仰ぎ、地域ぐるみの事業にもなっている。こうした協賛団体「としまFukuroiSHIZUOKA袋井市静岡県制度に参加してほしいと思います。ただ運動が好きというだけでなく、制度の目的や袋井市が何を目指しているか、そういうことも知っていただきたいですね」

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