『月刊NEXT』 No.44
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32November,2010 www.fitnessjob.jp 鍼灸師の資格を取った一番の理由は、国家資格が欲しかったから。そう言い切る吉田美智子さんはこの道25年のベテランインストラクターだ。「インストラクターは国家資格ではありませんから将来的な不安をずっと感じていて。もちろんそれだけでなく、自分の身体の健康のことと、困っている人の症状を見て、自分で治療してあげられるという点に惹かれて鍼灸師の資格を取ろうと決めたんです」資格取得後の変化 人生の折り返し地点を過ぎてから専門学校に通い、鍼灸師の資格を取得。その後はビックリするほど周囲からの見る目が変わったという。中でも一番違ったのは銀行の対応。「インストラクターの肩書だけでは、起業しようにもなかなか融資してもらえなかったのに、国家資格を取った途端『こんなに対応変わるんだ』と驚きました(笑)。仕事上でも知識を活かして、つぼ体操というプログラムをクラブに提案して導入されるなど、担当プログラムが大幅に増えて収入もアップ!レッスンや講習の集客もぜんぜん違いますよ」 働きながら専門学校に通った3年間の収入は入学前の3分の1にまで減り、苦しい時期だったと振り返るが、鍼灸師の資格を取ってから増えた仕事はそれ以上にあるという。吉田さんは3年間の自己投資期間を経て、今は仕事に感じるやりがいも収入も資格取得以前より上がっていると自信を持って言い切ってくれた。専門学校選びでのポイントは? そんな吉田さんに専門学校選びのポイントを聞いてみた。「カリキュラムと講師が重要だと思います。森ノ宮は38年の歴史があるので、講師人が経験豊富。卒業しても使えるようなカリキュラムが組まれているのも魅力のひとつ。資格を取っても仕事がなければ意味がないですから。森ノ宮の有名講師に習っていたということが卒業後もすごく役に立ちます」 鍼灸師でありインストラクターでもあるので、鍼灸の患者さんに運動指導をして病気の原因の改善も出来るうえに、クラブの会員さんが痛みを持っていれば鍼灸の治療を行って痛みをやわらげることも出来る。これまで以上に人を喜ばせることが出来るようになったことが一番嬉しいと吉田さんは笑顔を輝かせ、今日も仕事にまい進する。vol.1進め!「資格取得」の道鍼灸師 スポーツインストラクター健康運動指導士吉田 美智子さん清香堂鍼灸院8989.com@ezweb.ne.jpプラスαのスキルを活かして生き生きと活躍するインストラクターに資格と仕事のリアルな関係をインタビュー。キャリアアップの生き字引に学べ!鍼灸師になれば直接痛みを取ってあげられるインストラクター歴25年現在の担当レッスンは? エアロとフラダンスを週に5本担当資格をとった年齢40歳過ぎ何の資格をとったの?鍼灸師インストラクター・トレーナーのキャリアパスがもっと広がるprofile撮影協力:スポーツクラブルネサンス神戸オープンキャンパス[10:00~13:00]大阪市東成区中本4-1-8 TEL.06-6976-6889 http://www.morinomiya.ac.jp11/7(日)肩コリ・頭痛・腰痛・生理痛…女性の悩みを解決☆自宅で鍼灸サロンを開いた女性鍼灸師が来校!!12/5(日)坂田純子インストラクタートークショー坂田純子

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