Fitness Business65
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Fitness Business 65 ◎ March-April 201312注 目 の 動 きスイミング主体の施設でJOYBEATを活用スイミングスタッフがレッスンを担当し、フィットネスの利用を促進株式会社スポーツボックス 豊川店支配人 山本 健氏(写真左)株式会社パシフィックスポーツクラブ 豊川店支配人 成瀬博之氏(写真右)News & Trendsスポーツボックス豊川店とパシフィックスポーツ豊川店は、スイミングを主体として運営している施設である。両クラブとも、JOYBEATを導入し、フィットネスの利用促進につなげている。─どういった経緯でJOYBEATを導入されたのですか。成瀬: 2011年のHFJで興味をもったのが発端です。大人向けフィットネスの会員数は減少傾向にあり、それをとめることが必須課題でした。また、以前から新しいお客さま向けの入り口となるサービスを探していました。JOYBEATには、入会促進の効果もあるのではないかと考えたのです。山本:私はパシフィックスポーツのチラシにJOYBEATが紹介されているのを見て、興味をもちました。狭いエリアですが、競争するのではなく、JOYBEATの認知度を地域全体で高めることで、フィットネス参加人口を増やすことができると考えました。成瀬:スタジオレッスンはすべて外部インストラクターに委託していましたが、コストを抑えるため、またスタッフとのコミュニケーションを深めて定着につなげるために、自社スタッフが担当できるようにしたいと思っていました。当クラブには優秀なスイミングのコーチがいます。以前から、彼らを大人向けフィットネスでも活用したいと考えていました。JOYBEATのレッスンは、スタッフはあくまでもサポート役であり、内容が定期的に更新されるので、彼らでも十分対応できると判断しました。山本:外部インストラクターと会員さまが密な関係を築いていると、インストラクターが代わったときに会員さまの満足度が下がってしまうという問題があります。JOYBEATを導入することで、会員さまとスタッフがコミュニケーションを図る機会ができると思ったのです。─JOYBEATの導入によって会員数に変化はありましたか。成瀬:JOYBEAT導入後、スタジオを利用する会員さまが増えました。また、プールのスタッフがJOYBEATのレッスンを担当しているため、プールを利用している会員さまがスタッフに誘われてスタジオレッスンにも参加するという効果もありました。スタジオを利用するには会員種別が異なるため、客単価のアップにもつながっています。山本:新城店については、JOYBEATのほうがインストラクターのレッスンよりも参加者数が多いこともあります。JOYBEATの導入により、幅広い層がスタジオに参加するようになったと思います。─どのような方がJOYBEATに参加されていますか。山本:フィットネス初心者がJOYBEATを好む傾向があります。「ストレッチ」や「ヨガ」には、有酸素運動が苦手な方が多く参加しています。この特性を活かして、ターゲットを定めて提案していきたいと思います。成瀬:これまでスタジオレッスンに参加していなかった会員さまもいます。プログラムの内容以上に、知っているスタッフがレッスンを担当しているということが大きいのだと思います。─スイミングスタッフがレッスンを担当していますが、戸惑いや反対意見などはありませんでしたか?成瀬:特にありません。ワークショップに参加することによって、自信をもってもらえたようです。山本:スタッフも「お客さまと一緒に楽しもう」と思っているようです。会員さまとのコミュニケーションも増えたのではないでしょうか。─JOYBEATに参加していただくためのプロモーションなどは行っていますか? また、今後の課題などがありましたらお聞かせください。成瀬:参加者にはポイント制を実施して、オリジナルグッズを差し上げています。導入当初はプール会員さま対象の無料体験会を行いました。体験して、その後会員種別を変更された方もいらっしゃいます。スイミングスタッフに積極的に声かけをしてもらったことが奏功したのだと思います。一度体験すると、継続的に参加する方が多いことがわかったので、今後もこの流れをつくっていきたいですね。山本:一度「JOY★リズム(JOYBEAT のプログラム)」を体験してくれたら施設を1日利用できる「JOY★リズム体験チケット」を豊川市内に配布しました。豊川店は4月以降営業開始時間を繰り上げるので朝の時間帯にJOYBEATのクラス数を増やしたいと考えています。まだまだ認知度が低いので、これから高めていきたいですね。

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