May-June 2012 ◎ Fitness Business 6083クラブデータクラブ名ティップ.クロス TOKYO 新宿所在地〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-1 カレイドビル5~7FURLhttp://tip.x-tokyo.jp/shinjuku/電話番号0120-208-025オープン日2012年5月6日(日)事業方式ビルイン・テナント延床面積2,910㎡アイテム構成クローク、プランニングセンター、スピニングスタジオ、セルフコンディショニングゾーン、ファンクショナルトレーニングフィールド、低酸素ルーム、ストレッチゾーン、スタジオ、ロッカールーム、パーソナルトレーニングスタジオ、スイミングプール(3種)、採暖室主要サプライヤ―TRX、リゾルート・フィジオ・スポート、ライフ・フィットネス、スピニング、スントプログラム本数231本/週営業時間平日 7:00~23:15土 9:30~22:00日・祝 9:30~20:00休館日毎月3・15日、年末年始◆会員種別・料金 会員種別月会費利用時間クロススタンダード13,650円全営業時間デイタイム9,975円平日10:00~17:30フレックス69,975円全営業時間(月6回)ナイト8,925円平日20:30~23:15モーニング7,350円平日7:00~10:30デイタイム906,300円平日10:00~17:30の間で90分Empowerment Personが、ボディ、スタイル、センスを磨けるような新しいライフスタイルを積極的に提案するプロダクトアウト発想のクラブと位置付けることにした。前出上野氏は、マーケティング戦略のポイントとして、「顧客から見て同店を(1)専門性の高い情報とサービス、(2)“通う”から“集う”場、(3)オリジナル価値が得られるクラブとすべく、従来型のジム・プール・スタジオといった枠組みではなく、コンセプトを軸にプランニングしました」と語っている。同クラブの特徴を、設備・プログラム、人材開発面から、以下紹介することにしたい。(1)従来の概念を覆す、ファンク ショナルに特化した新型ジム従来型のトレーニングは、矢状面でのアイソレーショントレーニングが大半を占めたが、ここでは、コアを働かせながら全身すべての筋を連動させ、統合するように同時に働かせるファンクショナルトレーニングを中心に提供する。それも考えながらするのではなく、五感にアプローチすることで、ごく自然体で楽しくできるような演出を行っている。その象徴となるのは人工芝を敷き詰めた、映像と効果音のサポートでトレーニングできるファンクショナルトレーニングフィールド(FTF)だ。同店は、FTFをエントランスからすぐに見えるところにひときわ大きく配置している。ここでは、TRXサスペンショントレーニングやSAQトレーニング、スラックラインなどのエクササイズを提供する。また、ジムにも国内では非常に珍しいファンクショナル型のマシン、シンプリシティを配している。(2)都市生活者を刺激する最先端 プログラム渋谷店同様、デジタルサイネージを駆使したスピニングスタジオを設置。さらに、同チェーン初の低酸素トレーニングルームも設置。心肺機能を効率的、効果的に高められるカーディオトレーニング(有料)ができる。スタジオプログラムとしては、NYスタイルの「TEN’S STREET DANCE」、副交感神経を整える「おとこYOGA」、カポエイラ、池田佐和子氏がプロデュースするハードルトレーニング「MATAGI」など週150本以上を用意している。館内各所に導入したデジタルサイネージ、社内女性スタッフからのアイデアをふんだんに採り入れて作り上げた機能的で雰囲気のよい女性ロッカール◆表 ティップ.クロス TOKYO コンセプト“通う”場所から“集う”場所へ。“トレーニングだけ”のクラブでもなく、事務的に“通うだけ”のクラブでもない、メンバー同士による刺激的なクラブライフのなかで、いつでも自分を新しくする時間を過ごせる場所。そこは、時代に前向きな都市生活者のための“EMPOWERMENT GYM”ここに“集う”すべての東京人たちの“クロス”が、あなたのボディ・スタイル・センスを磨く。デジタルサイネージを駆使したスピニング専用スタジオ最新型のファンクショナル型ウェイトマシン「シンプリシティ」模擬高地トレーニングができる低酸素ルームーム、さらにはBGMとしての音楽や香りにまで拘っている。昨年4月に開業したティップ.クロス TOKYO渋谷は、ファンクショナルメソッドや目的別専用スペース、五感を刺激する空間演出、入会した会員さま自身と近い価値観の顧客層などが評価され、現在約4,000名の会員が在籍している。この経験を活かしてブランドリファインを図った新宿店もきっと好評価を得られることだろう。同社が目指す目標会員数6,000名はかなり早く達成できるのではないだろうか。教育にも相当に注力しているとのことなので、心配は無用かもしれない。成功と成長を期待したい。だた、あえて課題を挙げるなら、新しい価値提案なだけに、一人ひとりの新入会員に対してその価値を伝えるオペレーションの質をどれだけ高め継続率を挙げていけるかということになろう。
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