May-June 2012 ◎ Fitness Business 6075フィットネス業界の未来特 集Featureりしているのは、社内に「技術」と「人」という重要な経営資源をもっていないからです。だから、経営陣が待ち切れずに真似に頼ってしまうのです。簡単な構図だと思います。今後もそれを続けるのか、それとも独自化を図るのか。どちらかを選択しなければなりません。楽天の三木谷社長は「ビジネスで成功する人の3要素」として、「想い(マインド)」「知識(ナレッジ)」「技術(スキル)」を明示しています。将来を案じる時間があるなら、今すぐこのような「人」をつくる体制を整備すべきです。フィットネスという業態は、本社が開発した商品を店頭で売るようなビジネスではありません。基本的にすべてのサービスは「人」を介して、お客さまに伝わっていくケッチ」に始まってから、現在の運営レベルを実現するまでに何年かかったのか、ということを考えてみてください。同じようにフィットネス業界も長い時間と労力をかけてでも、覚悟と忍耐をもって、自らのビジョン実現を成し遂げることが重要です。企業変革が目先の取り組みを変えたり、新しい人を入れたりすることで短期的に実現することなどあり得ません。消費税増などがあったとしても、競争力に優れる企業は「必要とされる商品」を生み出すことによって平然と生き残ります。このとき、着目すべきは「商品とは技術と人が生み出す」ということです。いうまでもなく、「技術」は「人」が生み出すものです。フィットネス業界各社が「他クラブの真似事」ばか〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-2-3 第三櫻井ビル6Fお問い合わせ入会申し込み資料請求は経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課フィットネス産業に関する ①調査研究 ②セミナーの開催 ③情報の収集と提供、他195社(約1,350クラブ)関係官庁加盟企業数主な 事業内容フィットネスビジネスの動きがわかる一般社団法人 日本フィットネス産業協会Fitness Industry Association of Japan加盟クラブ募集中!加盟クラブ募集中!FIAは明日のフィットネスクラブ経営・運営を考える人々のための団体です。私たちは加盟クラブ・企業を広く募集しています。のです。だとすれば、経営資源を「人」に投資するのは当然のことだと思います。昨今、業界外の多くの企業で「社内大学」、「社内道場」の取り組みが活性化しており、フィットネス業界内にもこれらを導入する動きがあります。「仏つくって魂入らず」にならないように、心ある経営者の方々にはぜひ、強いリーダーシップを発揮してほしいと願っています。・経営者は「信念の経営」を実行する!・未来に向けて優れたマネジメントリーダーを育成する!・未来に向けて優れたフィットネストレーナーを育成する!私にはこれ以外に「フィットネス業界の未来」を明るくする手段は考えられません。
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